以下ネタバレです
鴨野橋くんが向かった先は、オカマバーだった。
流輝 「くそっ、こいつのせいでオレの計画が・・・」
主人公「・・・計画?」
さっきのお店を出てから流輝さんの口数がやけに減ったきがする。
流輝 「いや、なんでもない」
二次会はなし崩し的に始まり、今回も流輝さんの独壇場だったけれどさっきまでと少し違った。
オカマにモテまくってる・・・
全員が唖然としていた。
流輝さんが店員さんに囲まれてる間、鴨野橋くんに腕を引っ張られて別のお店に連れて行かれそうになる。
流輝 「オイ、ちょっと待てよ!」
鴨野橋「一番モテる方はここにいて下さい」
流輝 「カモノハシ、おまえを甘く見てたようだな・・・」
スーツの上着を引っ張り、流輝さんは立ち上がった。
鴨野橋「時には強引なのも必要だと思いまして・・・ところで柳瀬さん!」
流輝 「何だ」
鴨野橋「○○先輩を独り占めするなんてひどいです。僕と・・・僕と勝負をしませんか!?」
主人公「ちょっ、鴨野橋くん!?」
鴨野橋「僕、今日は何だって勝てちゃう気がするんれすよね~」
酔ってるし・・・
流輝 「なんの勝負だよ」
鴨野橋「もちろん、○○先輩がドチラのモノかハッキリさせるんです」
流輝 「最初からオレのだっつーの!」
そっ、そっ! こんな勝負、ムダだわ ( ´艸`)
主人公「2人とも、落ち着いて!」
合コンのメンバーも呆気にとられてポカンとしている。
流輝 「落ち着いてられるか。男として、間違ってもコイツにだけは負けらんねーな」
鴨野橋「酔いつぶれた方が負け、それでいいですね」
オカマたちが囃し立て、次々と空いたコップがテーブルに並んでいった。
オカマバー、儲かっただろうな・・・ ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ そこ?
こんなおバカな客が来て ( ´艸`)
鴨野橋くんがなんの抵抗もなしに、バタンとテーブルに突っ伏した。
流輝 「オレの・・・勝ちだ!」
ガバッ!
流輝さんは勢いよく私の体に抱きついてきた。
重いし、お酒臭い!
主人公「もう、飲みすぎです!」
流輝 「ぜって負けられないんだから、仕方ねーだろー」
主人公「ソレですよ!そもそも、勝負すること自体間違いなんです!」
流輝 「男には男の勝負があんの。わかんね~?」
流輝 「○○は、オレのだ!」
ぎゅぅ~と腕に力を込めたと思えば、一気に力が抜けた。
完全に悪酔いしている流輝さんを休ませるため、私達は先に店を後にした。
夜風に吹かれながら、流輝さんの酔いが醒めるのを待つことにした。
けど、なかなか酔いは醒めないのでタクシーを呼ぼうとしていたら宙くんがやってきた。
近くにホテルを取ってあるからそこで休ませたほうがいいとアドバイスされてホテルまで連れて行く。
宙くんの名前を告げるとすぐに部屋まで案内してもらった。
ビジネスホテルじゃない一流ホテルだった。
流輝 「ボスのお茶漬けが食べたいな~」
主人公「えぇ!今は無理ですよ」
流輝 「じゃあ、○○が作ったお茶漬けが食べたいな~」
主人公「それもちょっと、難しいです」
流輝 「なんだよ、ケチ」
プイッ、と顔を逸らし、真っ赤な頬を見せる。
(お酒を飲むと甘えん坊になるんだから・・・)
主人公「ひとまず、ベッドで横になってくだ・・・わっ!」
なぜか流輝さんに押し倒されてしまった。
主人公「あ、あの・・・寝るのは流輝さんですよ」
流輝 「んー・・・○○の反応って、可愛いな」
主人公「そんなこと・・・ちょっと!流輝さん!」
胸に顔を埋めてくる。
流輝 「ドキドキしてる・・・ホント可愛すぎ」
主人公「嬉しいんですけど・・・あの、そこでしゃべらないでください」
流輝 「なんで?」
主人公「だって・・・息が熱いです・・・・」
流輝 「ふーん。な~、チューして?」
主人公「い、今ですか!?」
流輝 「今、すぐに」
流輝さんの頬を包み、軽く触れるようなキスをする。
流輝 「・・・不満」
主人公「えぇ!?何が、どこがですか!」
流輝 「おまえの言うチューってこんなモンなの?」
主人公「な、何言ってるんですか!」
流輝 「全然足んねー。もっと、ちょーだい」
流輝 「オレが望むようなキス、できないのか?」
主人公「・・・」
(本当に恥ずかしい・・・)
流輝 「・・・でも、ま、いいか。オレが手本を見せてやるよ」
そう言って、流輝さんがキスをしてくる。
深い口づけをし、吐息がこぼれる。
主人公「あの・・・もう十分なんじゃないですか?」
流輝 「・・・もっとだ」
なかなか満足してもらえなくて、深く長いキスをした。
(恥ずかしいのに・・・流輝さんが可愛くて・・)
逆らえなくて、流輝さんの首に腕を回す。
いつの間にか流輝さんに主導権を握られ、何も考えられなくなるようなキスが続いた。
主人公「はぁ・・はぁ・・もう、ムリです」
(息が上がって・・・)
流輝 「可愛いーヤツ」
満足したのか流輝さんは、胸に顔を埋めてきた。
流輝 「あぁ、でも今日は楽しかったなー」
主人公「私は・・・心臓に悪い一日でした・・・」
流輝 「どこが?」
ニヤリと笑いながら、聞いてくるあたり本当に意地悪だと思った。
主人公「し、知りません・・!」
流輝 「なぁ、分かってる?」
流輝さんの潤んだ瞳が、まっすぐ私の顔を覗いてくる。
流輝 「○○の弱いところ、把握済みだって」
主人公「脅すのはナシです」
流輝 「好きだろ、そういうの」
ニヤッと笑い、流輝さんが唇を首筋に当ててきた。
(これはマズイ気がする・・・)
(こんな酔っぱらってるのに無理!!)
ドンッ!
流輝さんの体を思いっきり突き飛ばした。
流輝 「いってー」
主人公「いくら流輝さんでも酔った勢いとか、こんな流れでは嫌です!」
力を込めて睨むと、流輝さんは不満そうな声を漏らす。
流輝 「そんなに怒ることねーじゃん」
それだけ言うと、拗ねた様子で私に背を向けた。
拗ねている流輝さんが可愛くて思わず頭を撫でてしまう。
流輝 「・・・悪かったよ。安心したから、気が緩んだんだ」
主人公「安心ってどういうことですか?」
流輝 「合コンに行くって聞いて、気が気じゃなかったんだよ」
主人公「気が気じゃないって・・・合コン楽しんでましたよね?」
流輝 「そりゃ、あれだ。乗っ取り計画をメンバーと立ててたから、余裕があったんだよ。でも鴨野橋は計算外だったけどな」
主人公「そういえば、焦ってましたもんね」
流輝さんは、顔だけ向けると拗ねたままだった。
流輝 「○○を独占するために頑張ったんだから、ちょっとくらいいいだろ」
主人公「ど・・独占って・・・」
流輝 「んだよ。オレ、本当はさみしかったんだからな」
主人公「寂しいって、今日流輝さん仕事だったじゃないですか」
(デートしようにもできないし・・・)
流輝 「他の男がいる合コンなんて、本当は言って欲しくないって言う意味で寂しかったんだ」
主人公「・・・!そうだったんですか」
流輝 「当たり前だろ。でも、嫌だなんていうの、格好悪いし・・・もっと懐の大きい奴だって思われたいんだよ」
実際、懐の大きな男でいてください m(_ _ )m
主人公「いや、でも半ば強引に誘われたんです」
流輝 「どんなだろうと断れよな・・・オレがいるんだから」
主人公「なんだか今日の流輝さん、酔ってるせいか素直ですね・・・」
流輝 「・・・悪かったな、フン」
(今日の流輝さん、本当にコドモみたいで可愛い)
主人公「だから、入れ替わって登場したんですね」
流輝 「ああ、○○に悪い虫が1匹もつかないようにな」
主人公「彼氏同伴の合コンの方が恥ずかしいですよ・・・?」
流輝 「んなことねーよ。○○の恥ずかしい顔たくさん見れたし、収穫はあった」
主人公「あっ、やっぱり細工してたんですね」
流輝 「当然。○○が他の男にちょっかい出す隙をなくすためにもな」
主人公「もう・・そんな嬉しいことされたら、怒れないです」
コツンと流輝さんの肩におでこをつけた。
流輝 「なぁ、指令覚えてる?」
主人公「覚えてますよ・・。まさか!」
流輝 「2人なんだし、いいだろ?ハイ」
流輝さんはベッドから起き上がり、私を膝の上に座らせた。
流輝 「キスしながら、大好きって言えよ」
主人公「キスは指令に書いてなかったですけど?」
流輝 「じゃあ、オレがしてやるよ」
腰に手を回し、力を込め、ゆっくりと顔が近づいてくる。
流輝 「抵抗しないんだ」
主人公「・・私もして欲しいって思うから・・・」
ニヤリと笑い、流輝さんは私に深く何度も口づけをしてきた。
その日は結局二人で一夜を共にしてしまった・・・。
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流輝くん・・・主人公に対して余裕ないなー
もう少し大人だと嬉しいけど
ちょっとそこが残念 (T▽T;)