以下ネタバレです



声のした方を向くと健至がいた!!

主人公「・・・ちょ、ちょっと!」

健至 「なに?」

主人公「しっ、小声で!・・・なんでここにいるの?てか、あの予告状って健至が入れたの?」

健至 「ああ」

主人公「やっぱり・・・」

健至 「合コンとか興味なかったけど、お前のことが心配で・・・」

主人公「・・そう、なんだ」

(それはちょっと・・・嬉しいかも)

主人公「・・・でも!ここは一応友達の顔を立てなくちゃいけないから私達が付き合ってることはナイショね?」

健至 「ああ。もちろん、それは分かってるよ」

主人公「じゃあ、そういうことで。よろしくね」

(彼氏と内緒で合コンに参加って、なんか変な感じ)

(まぁ、でもこれで、万が一絡まれたりとかしたときに安心できるかな・・・?)

男性陣があとひとり仕事で遅れているけど、とりあえず始める。

まずは合コンという事で男女隣同士の席になるように座ることにして・・・

なんの迷いもなく健至が私の隣に座ってきた。

みんなが飲み物を選んでいる間健至に話しかける。

主人公「・・・そういえば、健至って合コンとか行ったことあるの?」

健至 「いや、実はあんまりない。誘われても基本断ってたし、まぁ、あとは付き合いでしょうがなく・・・って感じだな」

主人公「へぇ」

(意外・・・でもないか。硬派な健至らしい)

健至 「今日の○○との合コンが、実質初めてってワケ。だから、すっげー楽しみ」

主人公「健至・・・」

健至 「で、合コンって具体的になにすんの?」

主人公「えっと・・・みんなでおしゃべりしたり、ご飯食べたり、飲んだり、とかかなぁ」

健至 「ふーん、案外普通なんだな」

女の子が飲み物メニューを健至に渡して甘えた感じで楽しそうに話してる。

私はそれを見てすこし複雑な気分になる。

料理が運ばれてきた。

健至は料亭の息子らしく小皿に取り分けて配る。

健至の明るくて気配りのできるところっていい。早速健至は人気者に!

お手洗いに行って戻ってくると私の席にはさっきの女の子がちゃっかり座ってた。

先ほどまで女の子が座ってた席に座って健至たちを見る。

健至はいつもどおり優しく女の子に接してる・・・女子は誤解しちゃうと心配だけどそんなこと健至に言えないのがもどかしくて面白くない。

そこに遅れていたもう一人の男性がやっと来た。

あっ・・・後輩の鴨野橋。

  ちぇっ! (-""-;)

私が合コンに参加することを知ってやって来たらしい・・・ ゛(`ヘ´#)

私も驚いたけど健至も声を上げてしまった。

健至はお客様として何度か博物館に来館していて、その時に鴨野橋くんを見かけたってことにした。

友人 「へぇ、意外。稲垣さん、博物館好きなんだ」

健至 「そう・・・だね。割と。古くて価値のあるものが好きなんで」

女1 「じゃあ、家には結構コレクションしてたり?」

健至 「あー・・・どっちかっていうと、見る専門かな」

(見るっていうか盗む専門だけど・・・)

みんな揃ったところで乾杯!!

次々と運ばれてくる料理を食べながら、合コンは進んでいく。

鴨野橋くんの提案で無理矢理チーカマゲームをさせられることになったのだけど・・・

  なんで鴨野橋と?絶対嫌だー!!! ヾ(。`Д´。)ノ

(チーカマゲームってポッキーのチーカマ版ね)

健至 「ちょっと待った!」

健至 「△△さん、それ、オレとやらない?」

(健至!?)

鴨野橋「ちょ・・・!やめてください、先輩は僕と・・・!」

女1 「そうですよ!むしろ私と・・・!」

友人 「あっはは!いいねぇ、やれやれ~!」

主人公「あのっ・・・えっと・・・」

さすがにみんなの前では・・・お断りしたのだけれど・・・

無理矢理チーカマを口に突っ込まれる。

(健至の顔が近い・・・どんどん近づいてくる・・・)

(まさか、このまま本当にキスしないよね・・・?)

友人 「キース、キース」

女1 「うう・・・」

鴨野橋「せんぱぁい・・」

(わっ・・・わっ・・・わわっ!)

(も、もう距離がっ・・・無いっ!!)

主人公「・・・・けんっ」

健至 「黙って」

(えっ・・・)

ちゅっ

主人公「なっ・・・!」

(や・・・やっちゃっ・・・た、の!?みんなの前で!?)

ニヤッと笑っている健至の手には、一枚のお皿が。

(それって・・・!?)

友人 「うそっ、ホントにチューしちゃったの!?」

男1 「おいおい、すげぇな・・・」

鴨野橋「先輩!大丈夫ですか!?」

女1 「てか、お皿で隠すなんてヒドイ~!」

主人公「えっ?」

(・・・あっ!これでみんなから見えないように隠したんだ!)

  健至・・・慣れてるな ( ̄▽+ ̄*)

女1 「ねぇ、ホントにキスしたんですか!?」

健至 「さぁな?△△さんに聞いてみたら?」

(キス・・・は、本当にされた・・チーカマ味のキスだったけど)

女1 「ねぇ、稲垣さん。私ともチーカマゲームしませんか?あの人より、私とやった方が楽しいですって~!」

  なんかその言い方、すっごくいや!勝手にライバル視して~!!

先ほどの女の子が、ちらりとこちらを見て健至にアピールし始めた

女の子の誘いをやんわり断った健至は女の子に飲み物を勧める。

私はというと・・・隣に来た鴨野橋くんにビールをお酌してもらう。

鴨野橋「あの・・僕と博物館まで一緒に出勤を・・・」

健至 「なぁ、オレにもビールくれないか」

主人公「えっ?」

鴨野橋「僕ですか?」

健至 「ああ。お酌してくれよ」

女1 稲垣さん、私がやりますよ!」

健至 「あ、大丈夫。鴨野橋さんにお酌してもらうから」

鴨野橋「申し訳ないですけど、僕、○○先輩以外の人にお酌は・・・」

健至 「・・・○○、ちょっと来いよ」

主人公「えっ?」

突然、耳元でそう言われ、驚く。

健至 「オレ、トイレ行ってくるわ」

主人公「・・・・わ、私も行ってくる!」

慌てて健至の後を追い掛けた。



つづく---