以下ネタバレです
蛭川さんと柳瀬さんの会話を聞いて部屋に引き返そうとしたとき、ボスがやって来た。
情報屋からの情報で、『鈴蘭』の所在が分かったらしい。
翌朝、博物館に出勤する前、ミーティングが開かれた。
現在の『鈴蘭』の持ち主は税金対策として購入したIT企業の社長、江畑。
脱税がバレて、近く逮捕されると言う噂。
逮捕されたら、芸術品は脱税の証拠として押収されてしまう。
噂を聞きつけた江畑は芸術品を軽井沢の別荘に隠しており、逮捕される前に今週末パーティと称して運び出すつもりらしい。
そこにブラックフォックスが侵入して、『鈴蘭』を取り戻す計画。
土曜の昼、12時に黒狐に集合することになりミーティングは終了。
土曜日まで柳瀬さんに会えないのかと思うと寂しい。
金曜日
博物館が営業再開して、5日がたった。
(仕事をしてると、余計なことを忘れられる。)
(やっぱり私は恋愛なんかせず、仕事に生きるべきなのかも・・・)
えーっ!その考えは寂しすぎるよー (´□`。)
(そもそも怪盗団と一緒に過ごしてるとか、ホントわけわかんないし・・・)
(おまけにその怪盗の事、ちょっと好きかも、なんて・・・)
(おかしいよね・・・)
仕事も終わり同僚と別れた後---
鴨野橋「○○先輩!」
主人公「鴨野橋くん・・・」
鴨野橋「・・・・どうして僕の事を避けるんですか?!」
嫌いだからっ!!! ( ´艸`)
主人公「いや、べつに避けてたわけじゃ。この一週間、仕事忙しかったし」
鴨野橋「あの・・・レストランの前であった男の人のせいですか?!」
そーだとしても、キミには関係ないし!?
主人公「だから、仕事がいそがしくって・・・」
鴨野橋「あの人と○○先輩は違いすぎますよ!あの人、いかにも女ったらしで遊び人って感じだったじゃないですか!」
話を聞けっ! 余計なお世話ですっ!
(・・・たしかに、まぁ・・・そうだけど)
主人公「でも鴨野橋くん、あの人の事何もしらないでしょう?」
鴨野橋「知らないですけど、でも、僕、ずっと○○先輩を見てました!毎日、先輩の事が頭から離れなくて・・・先輩の事ばかり考えたら、仕事が手に着かなくて・・・」
仕事しろよっ! (-""-;)
鴨野橋「○○先輩!」
急に手を握られた!
主人公「ちょっと、手を離して!」
鴨野橋「先輩~~~!」
あーっ!!!!うざーーい!!!!! ヽ(`Д´)ノ
主人公「離しなさいってばカモノハシ!」
拓斗 「・・・気、つえぇ女」
主人公「ひっ、蛭川さん!?」
拓斗 「明日、休みだろ?飲みに行こうぜ。おら、おまえもいつまでも邪魔だ」
蛭川さんが鴨野橋くんを無理やり引き剥がす。
ありがとっ!! たっくん!!!助かったー (^∇^)
蛭川さんにジャージャー麺が美味しいお店に連れてきてもらった。
けど・・・1人前しかなくて2人で分けて頂くことに・・・
主人公「わっ!・・・ほんとだ、なかなかイケますね!味も濃厚ですし」
拓斗 「だろ?」
(あ、笑った。蛭川さんの笑顔って可愛いな)
(たまにしか見ないから、よけい貴重なモノみたいに思える・・・)
まぁ、そうだけど・・・ 貴重なモノって・・・ (^o^;)
ごつん!
いきなり、蛭川さんにグーでオデコをぶたれる!
主人公「ちょっと、なんでぶつんです!」
拓斗 「おまえこの前、元気なかっただろ」
主人公「へ?」
拓斗 「オレの背中を殴る力も、いつもより弱かったし」
そこ、基準?( ´艸`)
主人公「・・・」
(私に元気がなかったから・・・わざわざ博物館まで誘いに来てくれたの・・・かな?)
拓斗 「おまえ・・・柳瀬とオレの会話、聞いたか?あの時、廊下にいただろ?」
主人公「はい・・・盗み聞きする気はなかったんですけど、偶然」
拓斗 「ふーん・・・それで情緒不安定だったのか」
主人公「別に情緒不安定なわけじゃ・・・!私と柳瀬さんは何の関係もありませんし。全てのミッションが完了したら、赤の他人に戻るんですし・・・」
拓斗 「・・・日本酒飲むか?」
日本酒の熱燗を、蛭川さんがおちょこに注いでくれる。
拓斗 「これ、前に飲んで美味しかった」
主人公「あの・・・なんでそんなに優しいんです?いつもと全然違うし。私が元気なかったから、同情して?」
蛭川さんに、じっと見つめられる。
拓斗 「・・・同情で他人に優しくしたりしねーよ。ただ・・・オレにとっても、柳瀬は特別な存在だから」
主人公「?」
拓斗 「・・・反発することもあるけど、オレにとっては、兄弟みたいに近い存在だよ」
(柳瀬さんと蛭川さん、お互いに大切に想い合ってるんだな・・・)
拓斗 「つーか、飲め」
主人公「はい。この日本酒、辛口ながらもふっくらとしたまろやかな味わいで・・・美味しいです」
拓斗 「その論評の仕方が、ババアっぽいよな」
主人公「そうやってババア扱いしないでくださいよ」
あんまりババア扱いされてるとホントに老けこみそうだよ・・・
拓斗 「ジャージャー麺くれよ」
蛭川さんが私の前に置かれた丼を手にとって、お箸をつけた。
拓斗 「むせないように、注意深く食べる」
主人公「ふふっ、是非そーしてください」
(最初はムカついたけど・・・今はほっとするな)
(柳瀬さんといる時みたいに、悲しくなったり腹が立ったり気持ちをかき乱されずに済む・・・)
拓斗 「伊吹は・・・」
主人公「はい?」
拓斗 「柳瀬の妹」
主人公「妹・・・・・?」
拓斗 「伊吹は柳瀬の妹で、たしか今年で17歳だったかな。生まれつき心臓が弱くて、この年まで生きられないって医者に言われてた」
主人公「・・・」
拓斗 「今もしょっちゅう入退院を繰り返してる。柳瀬がたまに実家に帰るのは、伊吹に会うためなんだ。伊吹が生まれてすぐ、あいつらのオフクロさんが亡くなって・・・柳瀬は伊吹の親代わりだったんだよ」
主人公「・・・だから、柳瀬さんは面倒見がいいのかも」
拓斗 「そうかもな。兄貴として、ずっと伊吹を守ってきたから。柳瀬は人に弱みを見せない。ガキの頃から、自分がしっかりしなきゃと思って生きて来たんだろ」
主人公「・・・」
拓斗 「ほんとは、あいつは家を捨てて自由に生きたいんだ。ただ、伊吹を残して家を捨てるわけにはいかない・・・そう思ってるんだよ」
主人公「だから、お父さんに決められた人生を歩もうと・・・?」
拓斗 「あいつのオヤジは家の事しか考えてないからな。柳瀬家の財産や権力を守ることしか頭にないんだ」
主人公「・・・」
拓斗 「それが原因で、あいつのオフクロさんは死んだようなモノだ」
主人公「えっ・・・?」
柳瀬さんのお母さんは柳瀬家の嫁として重いプレッシャーに苦しんでいた。
そして伊吹さんを産んですぐ調子を崩して療養施設に入った。
ある日、お母さんは車を運転して施設を抜け出しガードレールを超えて海に落ちた・・・
運転ミスなのかそうじゃないのかはわからない・・・という
『オレはこれ以上、うちの事情に巻き込まれて、不幸になる人間を見たくないんだ』
主人公「それは、いつの話ですか・・・?」
拓斗 「柳瀬が10歳の時」
(柳瀬さんはそんな辛い過去を背負ってたんだ。そして今も、必死で妹さんを守らなきゃと思ってる・・・)
『オレは苦労知らずのお坊ちゃんだよ』
(全然、苦労知らずじゃないじゃない。誰にも弱みを見せず、必死で頑張って来たんじゃない)
主人公「・・・私、柳瀬さんのこと誤解してました。鼻持ちならないエリートだって。完璧で何でもできて、傲慢な人だって・・・」
拓斗 「あいつがそう思わせてるんだろ」
主人公「・・・」
拓斗 「そろそろ行くか」
拓斗 「そうだ、おまえ、今夜は黒狐の二階に泊まれば」
主人公「えっ・・・?」
拓斗 「オレもタクシーで帰るし、一緒に帰ればいいだろ。柳瀬もいるし」
主人公「じゃあ、行きます、黒狐」
拓斗 「おお。明日直接ミッションいけばいーしな」
主人公「はい」
拓斗 「んじゃ、タクシー拾うか」
仕事に没頭して見ないフリしてたけど・・・
(ほんとは、柳瀬さんに会いたかったのかな、私・・・)
選択肢
・いえ、大丈夫です
・いきます
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たっくん、友達思いのいい奴だー
流輝がとってもステキな男性だってことがわかったし
心底優しくて、相手を思いやれる・・・出来た男だね
(一部の人にはまったく理解されないだろうけど・・・)
今日はあんまり流輝出てこなかったけどなかなか良かったかも?
それにしても鴨野橋めっ!
知り合いにこんなタイプの奴いたんだよねー
ウザくてマジ嫌いだった!
思い出しちゃって・・・かなり気分が悪い!
あー、ヤツを思い出してしまったー くっそー ヾ(。`Д´。)ノ
不適切な言葉遣いがありましたことお詫び申し上げますm(_ _ )m