見た目一番タイプの流輝ですっ!!
以下ネタバレです
流輝 「フーン、オレにするのか」
流輝 「ま、オレは頭脳明晰で男前だからな。選びたくなる気持ちはわかる」
ホントはリーダーみたいだから深く考えずに選んだんだけど・・・
柳瀬さんに、ぐいっと腕をつかまれる!
流輝 「行くぞ」
主人公「行くって、どこにですか?」
流輝 「今夜はここの2階で寝ろ」
主人公「ええっ?!」
そのままぐいぐいと腕を引っ張られる!
主人公「ちょっ・・・ちょっと待ってください!」
流輝 「なんだよ」
主人公「い、いきなり泊まるんですか?」
流輝 「そうだよ。話聞いてたのか?オレはお前を監視しなきゃならないんだから、さっさと来い」
(そ、そうかもしれないけど・・・あー、私、明日からどうなっちゃうんだろう・・・)
居酒屋の2階が住居スペースで2段ベッドが置いてある和室。
その隣にベッドとソファが置いてある洋室がある。
そのベッド一つの部屋の方に柳瀬さんが入って行く。
流輝 「ここがオレの部屋だ。今夜はこの部屋で寝ろ。おまえが逃げないように俺も同室で監視する」
主人公「もうここまで来て、逃げませんよ」
流輝 「わからないだろう?ここを出て警察に通報されても困るしな」
流輝 「いいか?」
両肩をつかまれて、まっすぐ見つめられる。
流輝 「俺はまだ、おまえを信用していない」
主人公「・・・。でも、隣に2段ベッドのお部屋だって・・・」
流輝 「あっちは他の奴らもちょいちょい泊まるし、男くせーからイヤなんだよ。って、・・・なんだ、同じベッドで寝るのがイヤで、身構えてたのか」
そりゃーさすがにまだイヤかも・・・
流輝 「それに言っただろ?おまえにイエス・ノーの選択権はないって」
主人公「・・・」
(やっぱり、柳瀬さんを選んだの間違いだったかも・・・)
流輝 「おまえ、明日は仕事やすみなんだろ?」
主人公「はい・・・どこかの泥棒がはいったせいで、博物館はしばらく休業になったんで」
(その泥棒が今、目の前にいるんだけど)
流輝 「おまえ、あの絵にまつわる噂は知ってるか?」
主人公「・・・もとはマフィアが裏取引のために、不正に入手したモノだとか」
流輝 「俺たちは、そういう芸術品をあるべき場所にもどすだけだ」
あるべき場所に戻す・・・?
流輝 「芸術品は悪事に利用されるために存在するんじゃない。人を幸せにしたり、慰めるためにあるからな」
主人公「だから、柳瀬さん達は泥棒・・・・」
流輝 「怪盗」
主人公「あっ、はい・・・怪盗を続けてるんですか?警察に捕まるリスクを冒して?」
流輝 「リスクがあっても、誰かがやらなきゃいけないんだ」
(ブラックフォックスは世間で言われてる通り世直し目的の怪盗団なの・・・?)
主人公「・・・」
流輝 「また見事な仏頂面だな。眉間にシワが寄ってるぞ?」
柳瀬さんが人差し指で、私の眉間をトントンとつつく。
流輝 「心配するな。ひいじいさんの作品を回収したら、おまえは元の暮らしに戻れる」
主人公「・・・」
流輝 「ミッションが成功したら、俺とおまえは赤の他人だ」
主人公「・・・ですね!がんばって作品を回収しましょう!!」
流輝 「なんだよ、いきなり大声出して」
主人公「私も、不正に奪われた曾祖父の作品を取り戻したいし・・・」
私はまっすぐ柳瀬さんを見つめ返した。
主人公「それに、私も同感です。芸術品は利用されるためじゃない、人の心を豊かにしたり、癒すためにあるんだと思います」
流輝 「・・・おまえ、芸術が好きなんだな」
主人公「はい!だから博物館の職員になったんです」
流輝 「へぇ・・・」
(なに??また、じーっと顔を覗きこまれてる・・・)
流輝 「芸術の話するときは、仏頂面じゃないんだな」
柳瀬さんが立ち上がってクローゼットから、寝泊まりに必要と思われるものを用意してくれた。
口は悪いけど、いろいろ気遣ってくれて面倒見がいいのかもしれないと思った。
シャワーを浴びて出てくるとソファでボスがお酒を飲みながら占いの本を読んでいた。
折角なので占ってもらうことにして、生年月日を教えた。
ボスはパラパラと本のページをめくっている。
ボス 「おっ!もうすぐ恋の相手が現れるかもって!」
主人公「へー、そうですか」
ボス 「なんだよ、その鈍い反応~~!女の子なんだから、もっと喜ばないと」
主人公「はあ、すみません・・・」
さっき泥棒の一味になったばかりで恋の事なんて考えられない。
ボス 「流輝なんてどう?」
ボス 「恋の相手として」
主人公「・・・ないです!ないない!」
女性にモテそうだし、絶対遊び人。それに私なんか意識もしないと思う。
ボス 「そんな全否定しなくてもいいだろ?あいつ、いい奴だぞ?実はすげー面倒見いいし」
主人公「・・・面倒見がいいのは、何となく分かります」
ボス 「だろ?ま、流輝に限らず、みんな根はいい奴らだよ!」
主人公「あの・・・皆さんは、もともとどういうお繋がりなんですか?」
ボス 「俺たちは、ガキの頃からの幼馴染みたいなもんだ」
主人公「幼馴染・・・?」
ガチャリ
主人公「ただいま帰りましたー」
流輝 「・・・」
柳瀬さん、ベッドでうたた寝しちゃってる。
主人公「あの、すみません。私はどこで寝れば・・・」
流輝 「・・・」
主人公「すみませーん、起きてくださーい」
ゆさゆさと柳瀬さんの肩を揺さぶった。
流輝 「んんっ・・・無理・・・眠い・・・・」
(なっ・・・なにこの可愛い声?!)
流輝 「んん~・・・」
さっきまでの憎まれ口からは想像も出来ない、甘い声・・・
主人公「や、柳瀬さん・・・」
流輝 「だから、眠いんだって・・・」
がばっ!
主人公「!?」
いきなり両手で抱きしめられる!
驚いて柳瀬さんが起きるよう声をかけた。
柳瀬さんがゆっくりと目を開いて・・・
流輝 「・・・おまえ何やってんだ?」
主人公「何やってるって、そっちが・・!」
流輝 「図々しい女だな。勝手に人の胸に顔を埋めるなんて」
主人公「ち、違いますっ!柳瀬さんが抱きしめてきたんです!」
流輝 「ウソつくな。いくら寝ぼけてたとはいえ、おまえみたいな女・・・」
主人公「ちょっと!開き直った上に、悪口まで・・・・は!」
流輝 「は?」
主人公「くしゅん!!」
流輝 「うわっ、急になんだよ!」
くしゃみは急なんですよ?
主人公「すみません・・・くしゅん!」
(なんだろう、クシャミが二回も・・・)
流輝 「ったく、しかたねーな・・・ほら、バスタオル貸せ」
主人公「・・・!」
柳瀬さんがバスタオルでガシガシ髪を拭いてくれる・・・
流輝 「髪濡れたままでいたから、冷えたんじゃないか?」
お兄ちゃんっぽい、優しい手つき。大きな手・・・・。
流輝 「・・・おまえ、こうやってると犬みたいだな。おい、犬。オレがこんなに世話を焼くのは珍しいぞ、ありがたく思え」
主人公「・・・・」
流輝 「犬、返事は?」
主人公「・・・はい」
(@ ̄Д ̄@;) 犬で返事しちゃったの? やだー!!
流輝 「はい、じゃないだろ?」
主人公「は!?・・・って、ワンとか言いませんから!」
柳瀬さんに、ムギュッと鼻をつままれる!
流輝 「生意気ゆーな、バカ」
主人公「・・・」
(どうしたんだろ、私、ボサボサのすっぴんで、男物のジャージ着て初対面の男とじゃれてるなんて、なんだかバランス崩すなぁ・・・)
主人公「わ・・・私、もう寝ますね!」
流輝 「おお、俺ソファで寝るから、お前ベッドで寝ろ」
主人公「え?でも・・・柳瀬さん背高いし、狭いでしょう?」
流輝 「いいから、言う事聞け」
柳瀬さんがソファまで歩いていって、ころんと寝転がった。
主人公「やっぱり私がソファで寝た方が・・・」
流輝 「うるさい。・・・言っただろ?おまえにイエス・ノーの選択権はないって」
翌朝おいしそうなお味噌汁の香りで目覚めると柳瀬さんの姿はなかった。
眠ってる間に出かけたのかと思い、自分でもびっくりした。
初対面の男の人の部屋で、こんなにグッスリ眠れるなんて・・・
1階に降りると昨夜ここに泊まっていた稲垣さんがいた。
稲垣さんは今日は非番。(仕事は消防士)
柳瀬さんは今日は仕事なので稲垣さんがかわりに私の世話をすることになっていた。
みんな怪盗で利益を得てるわけではないのちゃんと職を持っていて、
ほんとに純粋に世直しのために怪盗をしているのだと思う。
柳瀬さんは財務省の官僚だといわれものすごーく驚く!!
そこに一緒に泊まっていた蛭川さんも合流して、お味噌汁を頂く。
主人公「・・・このお味噌汁、すっごく美味しいですね!ダシがしっかりきいてて」
健至 「おっ、おまえ舌が肥えてるな!この味噌汁、流輝が作ったんだよ」
主人公「柳瀬さんが?」
健至 「あいつ、朝は味噌汁飲まなきゃ目が覚めないんだってさ」
柳瀬さん、料理も上手なんだ・・・
主人公「柳瀬さんって、何でも完璧にこなしそうですね」
健至 「そーだな!ガキの頃から成績もスポーツも一番だったし何やっても褒められてたな」
子供の頃から完璧なんだ。
そりゃ自信満々にもなるよね・・・
主人公「財務省と言えば、官僚の中でもエリートですもんね」
健至 「同僚のほとんどは東大卒じゃん?」
主人公「柳瀬さんも東大卒なんですか?」
健至 「いや、もっと上」
主人公「もっと上?」
健至 「あいつは、ケンブリッジ卒」
主人公「けっ・・・ええっ?!」
拓斗 「ごほっ、ごほごほっ」
(ええっ、なんで蛭川さんがむせてるの・・・)
どうした?たっくん!! 初めて聞いたの?そんなことないよねー ( ´艸`)
主人公「大丈夫ですか?」
私は蛭川さんの背中を叩いた。
どんっ!
拓斗 「いって!」
(やば、思ったより力がはいっちゃった!)
拓斗 「馬鹿力で叩くんじゃねーよ」
主人公「すみません・・・豆腐が喉に詰まったのかと・・・」
拓斗 「こんなソフトな物が詰まるか!」
健至 「なーんか、2人って仲いいよな~」
拓斗 「これのどこが仲いいんだ」
主人公「たぶん仲良くはないですよ。そっか、ケンブリッジか・・・」
健至 「あいつ、財務省の中でも一番の出世頭なんだぞ?」
(学歴だけじゃなく、仕事も出来るんだ)
(それで見た目もいいんだから、そりゃ女性がほっとかないよね・・・)
蛭川さんはプログラマー、更科くんは芸大生。
ブラックフォックスって、ホント得体がしれない
時刻は夜7時・・・
今日の私はやることがないから2階の住居スペースをピカピカにお掃除。
これじゃあ、ブラックフォックスの一員ってより家政婦だと思う。
流輝 「おまえ、思ったより使えるんだな」
(柳瀬さん、いつの間に・・・?!)
主人公「びっくりするじゃないですか!」
流輝 「俺は怪盗だから、足音立てずに歩くのが得意なんだ」
流輝 「それより、出かける準備しろ」
主人公「出かけるって、どこに??」
流輝 「晩メシ食いながら、今後の」計画を話す」
主人公「は・・・はぁ。官僚の人たちって、忙しくて徹夜は当たり前ってイメージがありました」
流輝 「他の奴等は遅くまで仕事してるよ。俺は飛びぬけて優秀だから、仕事が早いんだ」
主人公「そうですか・・・」
(あれ?なんか悪寒がする・・・)
主人公「なんか、今日寒くないですか?」
柳瀬さんがオデコに手を当ててくる。
流輝 「おまえ、風邪気味なんじゃないか?」
主人公「そ、そうですね。ちょっぴり風邪っぽいかも・・・」
流輝 「うつすなよ。俺みたいな優秀な人材が倒れたら、国家の損失だからな」
主人公「・・・心配しなくても、うつしませんから」
流輝 「頼んだぞ。バカの風邪がうつったら、バカになりそうだ」
主人公「バカですか・・・」
(・・・オデコを触られて、ちょっとでもドキドキしたのがバカみたい・・・)
流輝 「早く支度しろ」
えっ!?風邪気味の子を連れ出すの?
またでいいじゃん、またで!!
主人公「はっ、はい!」
こうして私は、柳瀬さんに振り回されながらの、怪盗としての生活をスタートさせることになってしまった。
選択肢
・普通はイヤだと説明する
・押し返す
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
ちょー自信家の嫌ーなヤツです (-""-;)
動物にされちゃうのはちょっとどころかかなりイヤなんですけど?
ま、最初はマイナスからのスタートですものね・・・
こんなもんなんでしょう・・・ ┐( ̄ヘ ̄)┌