以下ネタばれです



黒狐でシャワーを浴びていると突然の停電・・・

そして、私の悲鳴を聞きつけてやってきた拓斗さん・・・

主人公「きゃああぁぁっ!!」

他のみんなも近づいてくる声がする。

拓斗 「バカ!おまえら来んな!見んな!!」

うずくまっている私をぎゅっと抱きしめ、拓斗さんが乱暴にお風呂のドアを閉めた。

拓斗 「・・・大丈夫か?何があったん・・・」

主人公「み・・・」

拓斗 「み?」

主人公「見ないでくださいっ!」

(私、裸だし・・・恥ずかし過ぎる・・・!この状況、何!?)

拓斗 「・・・あいつらいなくなったら出るから。真っ暗だから、見えてねーし」

(・・・絶対見られた・・・こんな変な状況で・・・)

拓斗さんが、私の肩にバスタオルをかけてくれる。

拓斗 「・・・風邪引くなよ」

主人公「・・・はい・・・」

(っていうか、水族館の予告状といい、停電といい、さっきの物音といい・・・なんで今日、変なことばかり起こるんだろう・・・?)

私が着替えている間に、電気がついた。

お風呂場の停電&物音&水族館への予告状のことをみんなに話す。

予告状のことはやはりみんな知らない。

ボスも出していない。

最近ブラックフォックスがおとなしいので悪戯でだしたんじゃないかとの見解。

そんな悪戯でも警察は動かなきゃいけないのは大変だと思う。

拓斗 「悪戯だろうがなんだろうが、可能性があるなら対処するのが警察だろ。それが、税金で食わせてもらってる奴らの仕事なんだから」

主人公「税金でって、そんな・・・達郎も頑張ってますよ。たまにやる気をなくすこともあるみたいですけど・・・」

拓斗 「仕事なんて選べるもんじゃねーんだから、仕方ない」

(相変わらず冷たいなあ・・・)

(達郎のこと嫌いなのかなあ・・・)

(まぁ刑事だし、当たり前といえばあたりまえだけど)

(それにしたって、ちょっと冷たすぎる気がする・・・)

  しかたないさ、ライバルだもん( ´艸`)

宙  「でもさー、そのイタズラした人。それで本当に僕達が動いちゃったら、どうするんだろうね?」

流輝 「その水族館の海の絵って、価値あるものなのか?」

ボス 「・・・イタズラじゃないといいんだけどな」

拓斗 「どういうことだよ?」

ボス 「・・・敵は警察だけじゃないってこと」

拓斗 「・・」

ボス 「・・・なーんてね!オレの考え過ぎか」

みんなの話をぼんやり聞いていると、稲垣さんに肩をトントンと叩かれた。

何かと私たちのことを心配してくれている。

さっきの拓斗さんの言動が冷たいと思っていることを相談。

健至 「拓斗、態度は冷たいけどさ、アイツなりに△△を守りたいんだよ」

主人公「でも・・・達郎は、大切な幼馴染だから・・・」

健至 「なんの証拠もなしに、イタズラだから警察は動きません、ってなわけにはいかないだろ。マスコミに知られたら、世論はどうなるか考えてみろよ?」

健至 「拓斗は頭のキレるヤツだし、そういうことの全部わかった上で、ああ言ってるんだよ、きっと」

主人公「・・・」

健至 「それにさ。アンタの幼馴染、ホントはイタズラってきづいているんじゃないのかな?」

主人公「え?」

健至 「オレも、拓斗が入手した情報見てみたけどアンタの幼馴染、なかなか優秀なヤツみたいだし。だから、まぁ・・・拓斗の言う『仕事は選べるもんじゃない』ってのも一理あるんじゃないかな」

主人公「・・・なんだか、何もわかってないのは、私ばっかりだったもたいですね・・・」

健至 「ははっ、そんな顔すんなって。まぁ、とか言って、拓斗だって半分はただのヤキモチだろうけどさ!」

主人公「ヤキモチ・・・か。それにしたって冷たいですよ。みんなといるときは特にそうなんです」

健至 「拓斗がみんなの前で△△に優しくするなんて想像できないな」

主人公「ですよね・・・。でも・・・付き合い始めって、もっとこう・・・甘くないですか?人目をはばからないと言うか・・・」

健至 「けど、拓斗も相当俺等の事、牽制してるように見えるけど。こうやってオレと△△が話してるだけでも・・・」

稲垣さんにつられて拓斗さんを見ると、明らかに不機嫌な顔していた。

拓斗 「・・・なんなの、おまえ」

主人公「え?」

拓斗 「今日、オレ以外の男の事ばっか。 帰る」

拓斗さんが、さっさと黒狐を出て行ってしまう。

健至 「やべ・・・オレ、嫌われちゃったかな・・・・」

宙  「ちょっと拗ねてるだけでしょ」

流輝 「おまえも、面倒なカレシを持って大変だな」

主人公「そ、そんなこと・・・・」

宙  「たっくんの愛情表現はわかりにくいからねー」

流輝 「まあ、あんなひねくれ者だけど、根はいいヤツだからさ。大目に見てやれよ。・・・とか言わなくても、知ってるか」

主人公「・・・ふふっ、そうですね」


自宅に戻ってきて、確認のため達郎に連絡。

やはり達郎は今回の予告状はイタズラだと思っている。

達郎 『けど、オレらは税金から給料もらってるからなー。これも税金払ってる国民からのメッセージだと思って出来る限りのことはするけど』

拓斗さんが言っていたことと同じようなこと言ってる・・・

主人公「がんばってね」

達郎 『ああ、サンキュ』

達郎と電話を切った直後、携帯に着信があった。

主人公「わ!びっくりした・・・って、え!?拓斗さんから!?」

主人公「も、もしもし!」

拓斗 『・・・出るの早ぇ』

主人公「ちょうど携帯もってたところだったので・・・っていうか、拓斗さん・・・怒ってたんじゃないんですか?」

拓斗 『怒ってる。怒ってる・・・のに、なんかお前の声聞かないと、寝れる気がしない・・・』

(だから、珍しく自分から電話してきてくれたんだ)

主人公「じゃあ、もう眠れますか?」

拓斗 『・・・もうちょい』

主人公「あの・・・拓斗さんから電話してきてくれて、嬉しいです」

拓斗 『・・・ん』

主人公「私から謝らなきゃって思ってたから・・・」

拓斗 『他の奴と楽しそうにしてんな』

主人公「べ、別に楽しかったわけじゃ・・・」

拓斗 『笑顔禁止』

主人公「そんな無茶な・・・」

拓斗 『じゃなかったら、もう絶交だから』

主人公「ぜ、絶交?」

(別れるじゃなくて絶交なんだ・・・なんか可愛いな)

拓斗 『つーか、なんだこのバカみたいな会話』

主人公「バカップルじゃなくて?」

拓斗 『・・・それ』

(確かにバカップルっぽい・・・でも、こういうのすごく嬉しい)

  付き合い始めだから嬉しいかもねー 

  10年くらいたったら完全に「何言ってんの?バッカじゃない!!」ってなるけど ( ´艸`)

拓斗 『・・・明日、おまえんち行っていい?』

主人公「え?」

拓斗 『日曜だし』

主人公「あ、はい!待ってます」

電話を切ると、思わず頬が緩んでしまった。

(拓斗さんが、あんなふうに言ってくれるなんて・・・どうしよう、嬉しすぎる!)

(本当は今すぐにでも会いたいけど・・・)

主人公「よし、今夜は念入りに肌にお手入れをしよう。パックして・・・あとは美顔器・・・久しぶりに使うから、どこにしまったかな・・・」

(・・・考えてみたら蘭子の言う通り、やっぱり私、女子力足りてなかったかも)

主人公「これからは、もっとマメにお手入れをしよう・・・あ、美顔器発見!」

~♪

主人公「あれ?また電話・・・」

主人公「もしもし、拓斗さん?どうしたんですか?」

拓斗 『・・・』

主人公「もしもし?」

拓斗 『・・・たい』

主人公「え?すみません、よく聞こえ・・・」

拓斗 『・・・今すぐ会いたい』

主人公「!」

主人公「わ、私も、会いたいです!」

ほっとしたようなため息が、電話口から聞こえる。

拓斗 『今から行く』

すぐに電話が切れた。

(拓斗さんも、同じ気持ちでいてくれたんだ・・・)

主人公「ああっ、でも今からじゃパックも美顔器も間に合わない・・・」

主人公「あ!それより、部屋片づけないと・・・」

とりあえず片づけも終わりそろそろ拓斗さんがやってくる頃。

せめて眉とグロスだけでもひく。

慌てて準備をしていると、インターフォンが鳴った。

主人公「はい!」

目の前に、拓斗さんが立っていて・・・

玄関に入るなり、ぎゅっと強く抱きしめてくる。

拓斗 「おまえのせいですっげーイライラした」

主人公「す、すいません・・・」

拓斗 「・・・ん・・・落ち着く・・・」

拓斗さんの腕に力がこもる。

主人公「拓斗さん・・・あの、嫉妬してくれたんですか?」

拓斗 「・・・知らね」

そっと体が離れて・・・かわりに、拓斗さんの顔が近づいてきた。

優しいキス・・・

主人公「ん・・・」

拓斗 「・・・おまえ、なんかつけてる?」

主人公「え?」

拓斗 「ベタベタする」

主人公「あっ、グロス・・・」

ぐいっと、拓斗さんが自分の唇をこすった。 ( ̄□ ̄;)

拓斗さんは美顔器を見つけていじる。

拓斗 「つーか、こんなのやったって、たいして変わんねーだろ」

主人公「またそういうことを言う!私だって、拓斗さんにかわいいって思われたいんですよ」

拓斗 「・・・は?」

主人公「だから、ちょっと努力しようかなって、思って。無駄でもいいんですよ、気持ちの問題ですから」

  それが女心ってやつよ ( ´艸`)

拓斗 「・・・そういうの、マジでやめろ」

主人公「え?」

(なんで・・・)

主人公「なんで怒るんですか・・・?」

拓斗 「じゃなくて・・・。ちゃんと、かわいいって思ってる・・・から」

主人公「えっ!?」

(い、今・・・・拓斗さん、かわいいって言った!?私の事!?)

拓斗 「は?泣くの?」

主人公「ど、どうしよう・・・嬉しすぎて・・・ずっと、不安だったから・・・」

拓斗 「・・・○○」

拓斗さんが、あぐらをかいた自分の膝をポンポンと叩く。

(・・・そこに座れってこと?)

主人公「で、でも・・・さすがに、それは恥ずかしすぎというか・・・」

拓斗 「いーから」

主人公「いーんですか・・・?」

拓斗さんの方へ近づくと、そっと腕を引かれて、そのまま膝に座らされる。

(こ、この体勢は恥ずかしすぎる・・拓斗さんの顔、見れない・・・)

拓斗 「・・・なんでこっちみねーの」

主人公「す、すいません・・・」

拓斗 「・・・○○、顔あげて?」

主人公「あの・・・私、たぶん今、すごくドキドキしていて・・・」

拓斗 「バカ・・・それ以上なんか煽ること言われると、たぶん、無理」

主人公「無理・・・?」

拓斗 「・・・なんでわかんねーの」

拓斗さんが私の前髪を掬い、柔らかい唇がおでこに触れて・・・まぶたに、頬に、それに唇のすぐ横に下りてきて・・・ぎゅっと抱きしめられて、首筋に唇が当たった。

拓斗 「・・・かわいいよ、おまえ」

主人公「拓斗さん・・・」

拓斗 「・・・おまえに触れていると、安心する。ずっとオレの隣にいればいいのに。そうしたら、好きな時に触れるし」

ベッドに押し倒されながらも、目の前の拓斗さんしか見えない・・・

主人公「・・・私なんかでいいんですか?」

拓斗 「おまえじゃなきゃ、やなの」

主人公「・・・じゃあ、一緒にいるときは、好きな時に触ってください」

拓斗 「・・・だから、煽るなよ・・・」

私は、ゆっくりと目を閉じる・・・。

拓斗さんが、我慢できないと言うように唇を塞いできて・・・

それに応えるように、薄く口を開くと、柔らかく温かい感触が滑り込んでくる。

拓斗 「・・・マジ我慢できないから、言ってもいい?」

主人公「なんですか・・・?」

拓斗 「・・・好き」

(え・・・)

拓斗 「・・・好き。すげー好き」

主人公「わ、私も!拓斗さんの事、すごく・・・好きです」

拓斗 「・・・オレ、マジでおまえに依存しすぎじゃね?」

主人公「もっと依存して欲しいです。全部受け止められるから・・・」

キスしながら、拓斗さんの指が私の髪を梳いた。

拓斗 「マジ、我慢しないけど」

主人公「・・・はい」

拓斗さんの大きな手が、少しずつ服を脱がせていく。

その間も、キスは止まらなくて・・・

拓斗 「・・・おまえ、リキみすぎ。力抜け」

主人公「だ、だって・・・緊張するんですもん・・・」

拓斗 「・・・お前がイヤがったら、すぐやめるから」

主人公「・・・やめられるのは、もっとイヤです・・・」

拓斗 「・・・バカ、それもかわいすぎ」

拓斗さんの唇が熱を持ち、激しさを増して・・・

お互いの指を絡ませ合いながら・・・私は、拓斗さんのその愛情に身を委ねた。

(なんか、ものすごく恥ずかしいんだけど・・・)

腕枕をしてくれている拓斗さんをそっと見ると、もぞもぞと動き出す。

主人公「・・・拓斗さん?」

拓斗さんの顔が胸元に下りてきたと思ったら・・・

主人公「!」

軽く吸いつかれ、あとが残った。

主人公「た・・・拓斗さん!」

拓斗 「しばらくとっといて。オレのもんってシルシ」

(キスマーク・・・)

主人公「でも・・・3日くらいで消えちゃいません?」

拓斗 「・・・消えたら、またつける」

(そ、それって・・・3日ペースってこと?)

拓斗 「・・・つーか、なんで3日くらいでとか、そういうの知ってんだよ。おまえ・・・つけられ慣れてる?」

主人公「そ、そんなこと・・・」

  墓穴掘ったな・・・( ´艸`)

拓斗 「・・・もう、オレ以外の奴にはつけさせねーから」

主人公「拓斗さん以外のなんて・・・もう、いらないです」

拓斗 「・・・ん」

拓斗 「・・・オレ、もうおまえ以上に好きになれるヤツ、絶対いない」

私も、と答えようとしたときには、軽く腕を押さえつけられて、すでに拓斗さんのキスで塞がれていた。

その後、私達は何度も抱き合って、何度もキスを繰り返した・・・。




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やっぱ怪盗はたっくんでしょ!!

会話のテンポも好きだしみんなの前での態度と二人だけの態度のギャップがタイプ!

これぞエピって感じのお話。 о(ж>▽<)y ☆


それにしても予告状&停電・・・なんでしょう?