ノエルと柴又散策です
以下ネタバレです
ノエルと二人電車に揺られて柴又に向かう。
天気予報では雨だったのに、天気は晴れ。
ノエル「どうしたの、ニヤニヤして」
主人公「うーん、そこはニコニコと言って欲しいような」
ノエル「そう?」
主人公「今日はよく晴れたし、絶好の散策日和だなってワクワクしてたんだよ」
ノエル「・・・そっか、オレも」
主人公「ふふ、じゃあおそろいだね」
主人公「・・・そうだ」
ノエル「?」
主人公「ノエルは柴又って行ったことないんだよね?」
ノエル「ああ・・・でも、ずっと行ってみたかったんだ」
(何だか並々ならぬ思いを感じるのは私の気のせいかな。ノエル、柴又に何か思い入れがあったりして)
柴又駅に着くと、風情のある駅前・・・ノエルは何かを一生懸命見ている。
駅前にある『どらさん像』。
(どらさんって、あの超有名な国民的人情喜劇『男はせつないよ』のどらさんだよね?)
せっかくだから近くで見ることに・・・
主人公「わあ、近くで見ると、けっこう精巧にできてるんだね」
ノエル「すごい・・・ほんとに同じだ・・・」
(ノエルったら食い入るように見つめてる。もしかして・・・)
主人公「ノエルってどらさんファンなの?」
ノエル「!」
主人公「あれ、違った?」
ノエル「・・・違わないけど」
(やっぱり!)
ノエル「・・・スイスの全寮制の学校にいた時に、皐月さんがビデオを取り寄せたりしてて」
さすが皐月さん! 渋い・・・ ( ´艸`)
主人公「どらさんの?」
ノエル「オレも、一緒に見たりして・・・多分日本に興味を持つようになったのも、それがキッカケ」
主人公「そっか。ノエルはどらさんが好きなんだね」
ノエル「笑わなくても・・・オレがどらさん好きなの、可笑しいか?」
主人公「ううん、そういう意味じゃないよ」
(ただ今までは、インタビューしててもそう言う話は聞かなかったからちょっと意外だなって思っただけで、でも、ノエルがどらさん好きだったのは意外だったな)
ノエル「悠月にも笑われた。前に、どらさん好きだって話をしたとき」
主人公「・・・もしかして、だから今まではどらさん好きって話をしなかったの?」
ノエル「○○になら、言っても平気だと思ったんだ・・・」
主人公「ごめんね、ノエル?」
ノエル「・・・」
主人公「ほら、お詫びにどらさんとツーショット写真とってあげるよ?」
ノエル「・・・ヤだ」
主人公「どうして?せかくだから一緒に写真撮ったらいいのに」
ノエル「別に、いい」
主人公「もう、仕方ないなあ」
私達は『どらさん』をピンのまま写真に収めてから、帝釈天に移動することにしたのだった。
帝釈天について私達は参拝することにした。
主人公「じゃあ、お賽銭をいれて・・・って、ノエル!」
ノエル「?」
主人公「い、一万円もいれるの?」
ノエル「・・・もしかして、もっと必要なのか」
主人公「そ、そうじゃなくて!どっちかって言うと、普通は小銭かな」
(大きい願い事をするから、お賽銭にも大きなお金を入れる人もたまにいるけど、カジノの人たちにとってはこれが普通のことなのかな・・・)
ノエル「・・・オレ、今は小銭もってないな」
主人公「じゃ、じゃあ私の五円あげる。ね、これでお参りしよ?」
一万円 → 五円って・・・
ノエル「分かった」
二人でお参りをする。
ノエル「○○?」
主人公「あっ、ごめんね」
ノエル「ずいぶん熱心に手を合わせてたけど」
主人公「うん、今年もノエルと楽しく過ごせるようにお願いしたの」
ノエル「・・・」
主人公「ノエル?」
ノエル「・・・アンタってオレを喜ばすのが上手いよね」
主人公「え?」
ノエル「別に・・・オレと同じ願い事だって言っただけ」
主人公「!」
(・・・ノエルだって、私を喜ばすの十分上手だよね)
主人公「・・・あ、見てみて」
主人公「このストラップ可愛いね」
小さいマスコット七福神が付いている
ノエル「へえ、七個もついてる・・・。○○はやっぱりこの女の神様が好き?」
主人公「弁才天?弁天様も素敵だけど・・・私はこれが好きかな、なんか可愛いもの」
ノエル「ダイコクテン・・・」
主人公「大黒天はね、たしか五穀豊穣と財の神様。あ、五穀豊穣って実りが豊かなことね」
ノエル「ふうん・・・」
主人公「あっ、食い意地張ってるとか思ってるでしょ」
ノエル「別に」
主人公「嘘、だってノエルちょっと笑って・・・」
店主 「あんたたち、仲の良いカップルだねぇ」
主人公「えっ」
店主 「そのストラップが気に入ったなら、買っていきなよ。お嬢さんの好きだって言った大黒天は、子宝の神様でもあるんだよ」
主人公「ちょ、ちょっと」
店主 「昔から民間には子作り信仰なんてものもあってね、大黒天はつまり、そういう側面も持ってるってわけだ」
主人公「こ、子作り、ですか」
おいっ! 反応しすぎだよ! ( ´艸`)
ノエル「ふうん、○○は子供が欲しいんだ」
店主 「なあに、恥ずかしがる必要なんてない。あんたたちは似合いのカップルだから、きっといい子が生まれるよ」
クオーターってことだよね? 可愛いと思うよー 羨ましい(・∀・)
ノエル「だって。・・・どうする?」
主人公「や、やっぱり今回はいいです!お邪魔しました!」
帝釈天から今度は二人で商店街を歩く。
スゴイ人混みだけど、ノエルは楽しそう。
普段なら苦手な人混みも、どらさんのフィルタをかけてしまえば平気らしい。
街並みも素敵だけど・・・
お煎餅の良い匂いがする。
お腹が空いてきたけど、もう少し見て回ってからお昼にすることにした。
店先にある風車に興味を持ったノエル。
少し風車の説明をして、今度一緒に風車のある景色を見に行こうと約束した。
そろそろ昼食にしようと思うけど・・・その前に
主人公「その・・・お手洗いに行ってきてもいい?」
ノエル「いいけど」
主人公「でも、どこもお手洗い混んでるんだよね。ちょっと時間かかるかもしれないけど・・・」
ノエル「大丈夫だから」
主人公「ありがとう。それじゃここで待ってて、すぐに帰ってくるから」
ノエル「・・・○○」
主人公「?」
ノエル「早く戻って」
可愛い・・・ (〃∇〃)
主人公「ふふ。わかりました」
(大丈夫だと思うけど、ノエル1人にするのは少し不安だからね。なるべく早く戻ろう)
(やっぱり凄く混んでたな。観光客だらけだし、当たり前か)
主人公「えっとノエルは、っと・・・」
(あれ?)
主人公「ここ、だったよね?私ここで待っててねって言って、ノエルと別れたよね?」
(なのに、どすいていないの・・・!?)
主人公「ノエル!?」
混乱した私に応える、いつもの淡的な・・・だけどやさしいあの声はない。
キョロキョロと周りを見渡して、ノエルのきれいな金髪を探したけど、やっぱりどこにも姿は見えなかった。
(ノエル、一体どこに行っちゃったの・・・?)
つづく・・・