拓斗7日目です
以下ネタバレです
明らかにおかしな男と関わってしまった私は、警備員に見つかりそうになってしまう。
そこへ、屋敷から飛び出してきた蛭川さんに助けられて・・・今、抱きしめられてる。
拓斗 「声、出すなよ。あの男に見つかる」
(ドキドキしすぎて・・・早く離してほしい・・・)
男 「マジかよ!絵がもうないじゃねーか!」
さっきの男の人が叫んでる。
あっ!やっぱ、頭おかしい・・・
警備員はその男に向かって行った。
拓斗 「・・・あの変なヤローのおかげで、警備員はいなくなったな・・・」
(や、やっと離してもらえた・・・)
拓斗 「にしても・・・」
主人公「え?」
拓斗 「バカ」
主人公「あいた!」
拓斗 「そんなに強く小突いてねーだろ」
主人公「ごめんなさい、ヘマしちゃって・・・」
拓斗 「・・・あんま心配かけんな、バカ」
主人公「・・・心配してくれたんですか?」
拓斗 「バカ」
今度は、さっきよりも優しく、頭を小突かれる。
拓斗 「・・・まあ、ここまで逃げ出すとか、おまえにしちゃ上出来だったけど」
(それって・・・褒めてくれてる?)
主人公「あ!!」
拓斗 「なんだよ」
主人公「あの変な人・・・爆弾仕掛けていきました!」
拓斗 「なんだって?」
主人公「これです!屋敷を爆破するって・・・」
拓斗 「・・・もう、あと1分しかない」
主人公「ええ!?じゃあ早く逃げて・・・」
拓斗 「オレらだけ逃げても、まだ柳瀬達が中にいる・・・それに、警備員たちも無事じゃすまない」
拓斗 「この赤と緑、どっちかを切れば止まる。ごく単純かつ簡単な仕様だけど・・・」
主人公「赤か緑・・・」
拓斗 「どっちだ・・・」
主人公「蛭川さん、あと30秒です!」
拓斗 「・・・くそっ!」
あの男の人じゃないとわからない・・・って、あの人・・・
主人公「み・・・緑です!緑を切ってください、蛭川さん!」
拓斗 「は?なんで緑なんだよ」
主人公「ああ、もうあと15秒しかないですよ!」
拓斗 「・・・つったって、おまえ・・・。・・・・くそっ!」
ぎゅっ!
思わずしゃがみこんで耳を塞いだ私を、蛭川さんが片手で抱き寄せる。
拓斗 「切るぞ!」
主人公「はいっ!」
パチン
主人公&拓斗「・・・・・」
爆発もカウントダウンも止まった。
拓斗 「あー・・・今度こそ、死ぬかと思った」
主人公「ははっ・・なんか・・・腰抜けちゃった・・・」
拓斗 「・・・バカ」
主人公「蛭川さん、今日、私のことバカバカ言いすぎですよ」
拓斗 「今日でまじ寿命が縮んだ。っていうか、危うく禿げ上がるとこだった」
主人公「あははっ、なんですか、それ」
拓斗 「ハゲたら、お前の髪よこせよ」
蛭川さんは優しく髪を撫でてくれる。なんだかほっとする。
で、なんで緑かっていうと・・・男のシャツの色がものすごくキレイな緑色で勝負色だと思ったから。
拓斗 「・・・まあいい。バンに戻るぞ」
バンに戻ると先にみんなが戻ってきていた。
とりあえずみんな無事で、絵画も回収できた。
この人たちが無事で、ひいおじいちゃんの絵も手に入れることが出来てよかったと思ってる自分に驚く。
拓斗 「・・・ったく、こっちは大変だったんだからな。お前らオレに土下座して深謝しろ」
健至 「いやー、それにしてもさっきのタクトには驚いたよな」
主人公「え?」
健至 「先に屋敷の中でオレらと合流したんだけど、バンに戻ってろって言ったきり、走っていっちゃってさ」
宙 「ね~。○○ちゃんに発信器を付けてるから、オレでないと見つけられない、とか言って」
流輝 「タクトにしては珍しいっつーか、アツイっつーか」
拓斗 「どこがだよ。アツくなんてなってねーし。むしろ低体温」
主人公「蛭川さん・・・」
主人公「あの、本当にありがとうございました」
拓斗 「別に・・・」
主人公「そう言えば、あの時私のこと、名前で呼びましたよね」
拓斗 「は?呼んでねーよ」
主人公「呼びましたよね?」
拓斗 「・・・呼んでねーって言ってんだろ。おまえ、妄想激しいんじゃねーの」
主人公「私の名前、憶えててくれたんですね。いつも『おい』とか『おまえ』だから、覚えてないのかと」
拓斗 「おまえとは頭の構造が違うんだよ。お前の名前くらい、忘れるわけねーだろ」
主人公「ってことは、やっぱりあの時、呼んでくれたんですね」
拓斗 「・・・」
( ´艸`) 自爆
(また睨んでる・・・でも、今は全然怖くない。むしろ、かわいく見えるから不思議・・・)
流輝 「そういやおまえ、爆弾魔の顔見たんだろ?銀座の会場とオレらのバン爆破したやつと同一人物なのか?」
主人公「それはどうでしょう・・・そこまでは聞かなかったんですけど」
健至 「どんなやつだった?」
主人公「えっと・・・そうですね・・・一言で言うと・・・変態ですね」
健至 「ぶはっ!」
流輝 「変態!?」
主人公「あ、間違えた!変人です、変人!」
宙 「漢字一文字間違うだけで、えらい違いだね」
主人公「自分のことをオレ様って言ったり、亀甲縛りかロウソクの選択を迫られたり・・・」
拓斗 「ふーん・・・で、お前はどっちを選んだんだよ」
主人公「突っ込むところ、そこじゃないですよね!?」
宙 「でも確かに、変人と変態の間をさまよってるって感じ・・・」
流輝 「タクト、そいつのこと調べられるか?」
拓斗 「了解」
健至 「じゃあ、黒狐に戻るか」
黒狐の地下室---
今日盗んできた絵の確認。
宙 「これ、僕ずっと気になってたんだけど・・・」
今日盗んできた絵と、民営の美術館から盗んできた絵を並べる。
主人公「これって・・・2つで1枚の絵?」
宙 「そうみたいだね」
宙 「確かにこれ2つで1枚の絵だし、○○ちゃんのひいおじいちゃんの作品であることは間違いないんだけど・・・」
主人公「今回は贋作ではないの?」
宙くんは、本物だけど、なにか違和感があるという。
とりあえず、X線照射してみることに・・・
すると・・・なにか文字が浮かび上がってきた。
主人公「何ですかこれ!?暗号?」
健至 「それっぽいな。このままじゃただの文字の羅列で、何が書いてあるかわからない」
流輝 「暗号解読と言えば、第一人者がいるだろ」
宙 「たっくん、おつ!」
拓斗 「・・・つか。オレばっかやること多くね?」
ボス 「ブラックフォックス唯一の頭脳班だからなあ」
画に浮かび上がった文字が解読できるまで、ひとまず待機ということで、結局、その日はお開きになった。
今日は、蘭子&達郎と食事。
あの日以来ブラックフォックスからの連絡がない。
蛭川さんがまだ暗号を解読中なのだと思うとため息が自然ともれる。
蘭子たちは蛭川さんと喧嘩でもしたのかと心配してくれる。
この2人といるととても楽しくて、ちょっと前まではここが自分の居場所だと思ってた
でも、なんだか、今は黒狐が自分のいるべきところのような気が・・・
達郎からブラックフォックスの足取り、爆破事件が行き詰っていることを聞いて
黒狐に報告に行こうかな?(黒狐にいけば蛭川さんに会えるかもしれないし)
・・・気持ちまで私は怪盗団の一員になってしまったと自覚する。
今日は予定もないので自炊しようと自宅に帰ってきた。
???「おい」
主人公「!!」
(こうやって背後から突然話かけてくるのって・・・)
主人公「蛭川さん?」
健至 「ざんねーん、オレでした」
主人公「稲垣さん!」
健至 「タクトだと思った?」
主人公「いえ、あの・・・蛭川さん、今みたいなパターンで声をかけてくることが多かったので・・・」
健至 「まー、ザ・夫婦漫才だもんなー」
このイメージ定着しちゃったね ( ´艸`)
今日来た用事は、まだ暗号が解けない蛭川さん宅に今から差し入れもって行くから一緒にどーだってことで、一緒に行くことにした。
(稲垣さんについていったら、きっと変な顔されると思うけど・・・)
主人公「もう慣れちゃったし、いいや」
私が来たことがわかって睨む蛭川さんの顔を思い浮かべながら、思わず一人で笑ってしまった。
選択肢
・私の為に・・・
・会いたい
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拓斗、暗号解読までできるんだ。
さすが、賢い人は違うわ ( ´艸`)
やっぱり、この会話の流れ・・・けっこう好きです。