皐月さん7話目です


以下ネタバレです






昨晩は皐月さんの寝顔を玄関でしばらく見つめていた。

普段見せるような完璧な顔とは違って、普通の男のようなそんな振る舞いが嬉しかった。

  って・・・玄関で倒れて寝ちゃってたの?

でも恥ずかしくなって、帰ってもらったんだけど・・・

2度寝しようと思ってると

ピンポーン

主人公「・・・ん?誰だろう、こんな朝早くから・・・」

皐月 「△△さん、おはようございます!朝食をお持ちしました」

朝食の準備をしてきたから一緒にどうか?と

主人公「あ、はい・・・。皐月さんはいつもこんな早起きなんですか?」

皐月 「時と場合によりますが、大体6時くらいには起きますね。株式市場が始まる前に、頭を起こさなければいけないので」

(すごい・・・やっぱりお金持ちになるには努力が必要なのね・・・)

皐月さんは持ってきたランチボックスの中から、料理を取り出した。

主人公「今日も美味しそうですね!ありがとうございます・・・あ、飲み物持ってきます」

皐月 「ありがとうございます。今日も△△さんのことを思いながら、作ったんです」

(今日も・・・って昨日も・・・?)

コーヒーを淹れ、皐月さんが作ってくれた朝食を食べた。

またまた今日の予定を聞かれ・・・今日は掃除をするつもり・・・手伝いを申し出されます。

さすがにそれは・・・ということでお断り!

皐月 「お気になさらずに。自分の部屋はもう済ませてしまいましたし・・・」

(どんだけ早起きなのよ・・・)

  それにたくさんモノってなさそうだし・・・掃除も簡単にできちゃうのかな?

皐月 「私はクリーンナップのプロですよ。ぜひ手伝わせてください」

主人公「その・・・他人の家の掃除を手伝うのは、庶民の生活じゃないです。それは、えっと・・・」

皐月 「ハウスキーパーですか?」

主人公「そう、それです!なので、お手伝いはさせられません」

再度お断りをしたものの、捨て犬のような目で見られてしまい

普段手が届かないところ(冷蔵庫の上・カーテンレール)をお願いした。

しばらく掃除をした後、コーヒーをテーブルの上に置いた。

主人公「本当に何からなにまでお世話になりました」

皐月 「気にしないでください。半ば勝手にやったようなものですから」

皐月 「家のことをしたあと、こうしてのんびりテレビを眺めるのも、いいのもですね」

主人公「これが、庶民の代表的な休日の過ごし方ですよ?」

  なんだか一緒にすんでるみたいなんだよなぁ~ (〃∇〃)

皐月 「昨日はデートを楽しみ、今日はのんびりと体を休めることが出来て素晴らしいです」

主人公「デ、デートですか・・・!?」

皐月 「違いますか?」

主人公「さ、さぁ・・・どうなんでしょう・・・」

誤魔化そうと視線をテレビに向けると、近所のお祭りの準備を中継していた。

近所の公園だと告げると、一緒に行く約束をして皐月さんは部屋を出て行った。

そのまま夜までのんびりとテレビを見て過ごしていた。


ピンポーン

皐月さんが知り合いの人を連れて戻ってきた。

以前にもあったような展開・・・

やっぱりマーシャさん

マーシャ「おひさー!マーシャよ。さっ、ぱぱっと浴衣を着て、メイクしちゃいましょうね!」

  きゃー!! 浴衣の着付けとメイクに来てくれた! 羨ましい・・・

主人公「マーシャさん!お久しぶりです。それにしても浴衣って・・・」

皐月 「ここにあります。先ほど、用意してもらったんです」

主人公「庶民はそんなふうにポンポン浴衣を買わないですよ・・・」

マーシャ「つまらないこと言わないの。さ、早く着替えちゃうわよ」

マーシャさんに強引に部屋に連れて行かれ、すぐに下着1枚にされ、すごい速さで浴衣を着ていた。

主人公「すっかり皐月さんのペースにのまれてる・・・」

マーシャ「そんなの気にしないで、ここぞとばかりに思いっきり甘えちゃいなさいよ!」

マーシャ「さっちゃんは、ゆづちゃんと違ってメッチャ包容力アリアリだし~」

主人公「は、はあ~」

苦笑いで答えるしかなかった。


主人公「わー、皐月さんも浴衣を着られたんですね!

長身だから何をきても似合う・・・

主人公「皐月さん?

皐月 「・・・貴女にはどんなお姿もお似合いですね。△△さんの浴衣姿を誰にも見せたくなくなってしまいました

主人公「じょ・・・冗談ですよね・・・?」

皐月 「気にしないでください。さて、最後の仕上げをさせて下さい」

そういって、手に持ていた真っ赤なトンボ玉のかんざしを付けてくれた。

マーシャ「じゃ、あたしはこれで失礼するわね」

皐月 「ああ、わざわざ遠くまですまなかったね」

するとマーシャさんは私の耳元に顔を寄せて・・。

マーシャ「いい?さっちゃんもまんざらじゃないんだから、チャンスがあったら積極的に行きなさい!

  まんざらじゃないどころか・・・完全に狙ってるでしょ?

主人公「ちょ、ちょっと!」

マーシャ「じゃあ、またね~」

嵐のように素早く、マーシャさんは部屋を出て行ってしまった。


着替えを済ませ一緒にお祭りに出てきた。

皐月さんはお祭りは初めて。でもこの雰囲気は好きだと・・・。

このお祭りにカジノが協賛。

射的に多くの人が並んでいるのが目につく。

主人公「悠月さんが店員やってますよ!?な、なんで・・・?あ、あっちの紙芝居は、廣瀬さんがやってる!」

皐月 「賑やかな方が楽しいと思ったので、手が空いているならとお願いしました」

主人公「そうだったんですね・・・。きっと今日は大盛況だと思います」

  っていうか、大パニックだよ~!!ヽ(;´Д`)ノ 警備員さん増員しなきゃ!!

皐月 「だといいですね。2人もなんだかんだで、楽しそうで安心しました」

綿あめを1つ買いにいったら・・・ノエルさん!!

ノエル「綿あめ作るの・・・やってみたかった。皐月さんが、機械使わせてくれるって言ったから」

  出来たら私もぜひ、やってみたい。楽しそうなんだもん!

主人公「皐月さんも食べますか?」

皐月 「いえ、△△さんのを頂きます」

主人公「え・・・?」

私の手を握り、綿あめを自分の口へと運んで食べていた。

皐月 「甘くておいしいですね」

主人公「は・・・はい・・・」

(皐月さんの中では普通のことなのかな・・・)

しばらく歩いていると、金魚すくいの看板が目についた。

皐月さんは金魚すくいは初めて見たようで、見本でやってみることにした。

けどすぐにポイが破れてしまって・・・今度は皐月さんがやってみることに。

子供のように狙う皐月さんの横顔が可愛くて、思わず笑ってしまう。

皐月 「どうかしましたか?」

主人公「なんだか、子供みたいだなって思って・・・」

皐月 「童心に戻ったように、ワクワクしています。そんな私はイヤですか?」

主人公「いえ、ただ初めて見る一面だったので、驚いただけです」

皐月 「なんだかそう言われると照れくさいものですね・・・」

皐月 「よし!」

主人公「デメキン・・・!すごいです。皐月さん!」

皐月 「そんなに喜んでもらえて、何よりです。けれど、ポイがもう駄目みたいですね」

主人公「でも、3匹もすごいと思います!」

金魚を袋に入れてもらい、その場から離れた。


皐月 「△△さん、受け取ってください

主人公「え・・・

皐月 「時々、貴女の家に様子を見に行きますけどいいでしょうか?

  ステキ・・・大人の男の訪問テクだわ ( ´艸`)

  それに、このスチル、可愛い (///∇//)

主人公「は、はい!」

(・・・嬉しい)

主人公「皐月さん、ありがとうございました」

皐月さんにお礼を告げ、もう一度金魚に視線を移したとき・・・。

指と指の隙間を縫うようにして、皐月さんの指がのばされた。

主人公「あ・・・あの・・・

(いつもの違う手の握り方・・・。これって、恋人とかがよく繋いでる形じゃ・・)

皐月 「金魚ばかり見ているので、私は手を繋ぐことにしました

主人公「それは・・・危ないからとかですか・・・?

皐月 「ふふ、どうでしょうか?

(・・・ヤキモチってこと・・・?)

皐月さんの顔を見上げてみると、幸せそうな顔を浮かべた。

皐月 「△△さんといると、色々な自分を知れます

主人公「それはどういう意味ですか・・・?

皐月 「男、としての気持ちと言えば伝わりますか?

(やっぱり・・・ヤキモチ?なんだか、可愛いかも・・・)

皐月さんの手の甲に指を押し当て、ギュッと握り返した。

皐月 「あなたの手は、温かいですね」

主人公「皐月さんもです・・・」

チラッ、と横目で見ると皐月さんも私のことを見ていた。

皐月 「ふふ、お祭りは本当にいいものですね」

皐月 「あぁ、もうそろそろですね・・・」

主人公「何が・・・」

ドーーンッ!!

今年のお祭りは花火まで・・・

皐月 「お祭りと言ったら花火だと聞いたので、私から△△さんへのサプライズプレゼントです」

主人公「・・・すごく、キレイです」

(庶民は花火を打ち上げるなんて無理だけど・・・今は、いいや。本当にキレイ・・・)

自然と足が止まり時折目を合わせて笑いあいながら、打ち上げ花火が終わるまで見つめていた。


2人で歩いていると突然、下駄の鼻緒が切れてしまった。

皐月さんに支えられて何とか転ばずに済んだけどこれじゃあ歩けない。

皐月さんは中腰になり背中に乗るよう言うけど、恥ずかしいので裸足で帰るという。

皐月 「・・・わかりました。ちょっと待っていてください」

そう言って向かった先は射的屋さん。

悠月 「おお、どした?鼻緒切れたんだって?」

悠月 「じゃ、コレ・・・」

悠月さんが射的の景品で置いてあった、大きなカメリアのコサージュが付いたゴム製のサンダルを私に渡そうとしたけど・・・

悠月 「そーだ、兄貴、撃ってみろよ」

悠月さんが皐月さんに挑戦的な笑顔を向ける。

皐月 「ああ、もちろん、そのつもりだよ」

悠月 「3発で300円ね」

主人公「ええっ・・・取ってくれるんですか!?」

  いや~ 私は兄弟で金取るのかって方が気になるけど

皐月 「射撃は小さなころからよくハンティングをやっていたので、得意なんですよ」

  やっぱ、セレブは違うわ

皐月さんが得意げに笑うと銃を構えた。

皐月さんは1発でサンダルを射止めてしまった。

悠月 「さすが、衰えてないね~」

悠月 「はい、じゃ、これ」

皐月 「サンキュ」

皐月さんが悠月さんからサンダルを受け取ると・・・

皐月 「浴衣には似合いませんが、このサンダルを履いてください」

主人公「あ、ありがとうございます!可愛いサンダル・・・嬉しいです!」

皐月 「それはよかった。さ、どうぞ私の肩に寄りかかってください」

主人公「・・・ありがとうございます」

皐月さんの大きくてしっかりとした肩に手を添えた。

主人公「なんだか、今日1日で皐月さんとの距離が、うーんと縮んだ気がします」

皐月 「距離なんてあってないようなものですよ」

主人公「そうでしょうか・・・ふふ」

花火に豪華セレブの競演に・・・

ちょっとゴージャスすぎるサービスだったけど、でも、すぐにでも車を呼べちゃうくせに、わざわざ射的でサンダルを取ってくれたのは、すごく嬉しかった・・・。

皐月 「どうかしましたか?」

主人公「いえ・・・今日は本当に楽しかったなーって思って・・・」

皐月 「私もです。また、来たいですね」

主人公「はい」

絡めた手がやけに熱く感じた。








選択肢

・断る

・妬いてるのか聞く



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皐月さんの大人の気遣い仕草&時々見せる子供っぽい表情にちょとキュンってきちゃった (///∇//)

やっぱ大人の男は素敵だわ


それにしてもセレブ揃いのお祭りってすごすぎでしょ?

その場に何も知らずに来たお客さん得した気分だよね (*^▽^*)

よくパニックにならなかったよ・・・

俳優に人気作家、F1レーサーにホテル王でしょ?

う~ん、すごいメンツだわ

それもみんな、イケメンときたら・・・ うっ・・・よだれが・・ヽ(゜▽、゜)ノ

お祭りで恋人繋ぎなんてしてたら、誰かに写メ撮られなかったのかしら?

だって皐月さん目立つでしょ?

すぐに北大路皐月ってバレてたし・・・