きゃぁ~!!

大好きな千早さんだ~!!

わくわく・・・わくわく  о(ж>▽<)y ☆

以下完全ネタバレです



主人公「それって、もしかして」

編集長「國府田センセイからだ」

主人公「そうですか・・・」

(どうしたんだろう?千早さんから呼び出しなんて、珍しいなぁ)

編集長「そう言うワケだから、行ってきてくれるか?」

編集長「かなり急な取材だからな。いい記事書いて来いよ」

主人公「あ、はい。わかりました」

(なんだろう・・・?)


千早さんの病院に来るのは久しぶり。

ちょっと緊張しながら入り口をのぞくと、女性の人だかりができている。

(こ、これはなに・・・っ!?)

私はぞばにいる女性に聞いてみる。

主人公「あ、あの・・・この人だかりはなんですか?」

女性 「ああ、千早センセイにバレンタインチョコを渡そうとしてるのよ。あなたも?」

主人公「え・・・いや・・・。そ、そうですか・・・。バレンタインですもんね」

平静を装った振りをしながらも、正直頭がくらくらする。

(この人たち、みんなそうなの・・・!?100人くらいはいそうだけど・・・)

この女性たちを押しのけないと、前に進めないのはわかってるんだけど。

こんな殺気だったところを進まなくちゃいけないなんて、結構勇気がいる。

(でも、こんなところで怖気づいてたら、いつまでたっても中に入れないし・・・)

(・・・よしっ!)

覚悟を決めて、女性たちをかき分けて進む。

人に押しつぶされそうになりながら進んでいくと、その先にようやく千早さんの姿が見えた。

なんとかとか千早さんのいるところまで行こうと、もがいて進もうとする。

(ホントに、すごい人・・・っ)

そのとき、あたたかい手に腕を引っ張られた。

主人公「・・・!?」

(千早さん・・・!)

千早 「大丈夫?」

返事の代わりに、頷いて見せる。

周囲の女性たちがざわつきはじめた。

女性A「千早センセイ、一人に構うなんてヒドイわ!2時間も並んでたのに!」

女性B「私のチョコも受け取ってください!」

(みんなの私を見る目が怖い・・・)

千早さんが私を抱きしめるようにして肩を抱いてくれる。

私に女性たちの視線が痛いほど突き刺さる。

千早 「○○さん、行こう」

主人公「へ!?は、はいっ」

女性たちにもまれながらも、私たちはなんとか診察室へと逃げ込んだ。


ドアのカギまでしっかり閉めてから、私たちは顔を見合わせて笑った。

主人公「千早さん、すごい人気ですね」

千早 「いや・・・そんなことはないのだけれど」

主人公「そんなことありますよ。すごかったです」

(特に、女性たちの殺気がすごかったけど・・・)

(たまに忘れちゃうけど、千早さんはテレビにも出てる有名人だもんね)

千早 「○○さん」

主人公「はい?」

千早 「少しくらい、ヤキモチを焼いてはくれないのかい?」

主人公「・・・え」


選択肢

 A:焼いてますよ

 B:焼きません

 C:焼いてほしいんですか?


主人公「ヤキモチ、焼いてますよ」

千早 「そうかい?そんなふうに見えないけれど」

主人公「千早さんって会ったころから人気者だし、慣れてしまったのかもしれませんね」

千早 「少しくらいは僕のことで動揺してほしいな」

主人公「・・・。本当はひとりじめ、したいですよ」

千早 「してくれていいのに。僕の彼女なんだから」

  きゃっ!! о(ж>▽<)y ☆

主人公「でも、みなさん千早さんのことが好きなんですし。私は、いつも一緒にいられますから」

千早 「まったく・・・。本当にやさしい子だね」

(あ、そういえば私、ここに呼ばれてきたんだった)

主人公「千早さん、どうしてここに私を呼んだんですか?」

千早 「え?」

千早 「ああ、そうそう」

千早 「○○さんに会ったら、楽しくてつい用件のことを忘れてしまっていたね」

(千早さんってば・・)

千早 「そう。あれなんだけれど・・・」

指をさされたほうを見ると、チョコが山積みになった段ボール箱が4箱置いてある。

主人公「あの・・・千早さん、もしかしてこのチョコ全部もらったんですか」

千早 「そうなんだ。患者さんとか、あとは地方の人が郵便で送ってきたり・・・」

千早 「本当にみんな律儀だよね。本命の方々にあげればいいのに

主人公&私「いえ。千早さんが本命っていう方も、相当な数いらっしゃるんじゃないかと思うんですけど

千早 「まさか。それはないよ

主人公「・・・え。本気で言ってませんよね?

千早 「え?どういうこと?

主人公「い、いえ・・・」

(千早さんって、鈍感なところがあんだよね・・・)

そのとき、ドアの向こうから看護師さんの声がした。

看護師「國府田センセイ、すみません!もう1箱整理できましたので」

千早 「ああ、すまないね」

千早さんはドアを開けて、チョコの詰まった箱を受け取る。

看護師「今年もすごいですねー。去年よりもさらに多いんじゃないですか?」

千早 「そうだね・・・。すまないね、毎年」

看護師「とんでもないです」

ドアが閉まる。

千早さんは段ボール箱をそっと床に置いた。

(ホント、大人気・・・私、よくこの人の彼女になれたなあ)

主人公「ほんとに人気だね」

千早 「この量でしょう?」

千早 「せっかくいただいたチョコをひとりじめするのももったいないから」

千早 「毎年近所の幼稚園に配ってるんだよ」

主人公「そうなんですか」

(そっか、食べてるわけじゃなかったんだ・・・)

(っていうか、さすがにコレ全部は食べられないか)

なんだかほっとして、私は息を吐いた。

千早 「どうしたの、○○さん

主人公「あ、いえ・・・ちょっとほっとしました

千早 「え?

主人公「すごく勝手なんですけど

主人公「やっぱり他の人たちの、心のこもったチョコ・・・食べてほしくなくて

本音を言ってしまってから、恥ずかしくなってうつむく。

(呆れられちゃうかな・・・?)

千早 「よかった

主人公「え?

千早 「僕も、勝手だけど。○○さんに、そんなふうに思ってもらえると嬉しい

主人公「千早さん・・・

千早 「本当は・・・ひとつだけもらえたら、それでいいのだけれどね

千早さんがぽんと私の頭を撫でる。

今日会えるなんて思っていなかったんだけど・・・。

(実は私もちゃんと千早さんにチョコを持ってきてるんだよね・・・)

(今渡すと、段ボール箱のチョコに紛れちゃいそうだな。後で渡そう)

千早 「今日はね」

千早 「○○さんにこのチョコを幼稚園に配るのを手伝ってもらおうと思って呼んだんだよ」

主人公「あ、そうなんですか」

千早 「ああ。大丈夫かい?」

主人公「もちろんです。配るのお手伝いしますよ」

千早 「ありがとう」


車にチョコの段ボール箱を詰め込んで、私たちは近所の幼稚園へと向かっていた。

千早 「ところで○○さん

主人公「なんですか?

千早 「僕は甘いものが大好きなんだけれど

主人公「・・・?そうですね

あたたかな微笑みを浮かべている千早さんは、まだ私になにか言葉を求めているみたい。

(これは・・・)

主人公「あの。バレンタインチョコは用意してますよ?

千早 「ああ、よかった

主人公「用意してないはずないじゃないですか

千早 「ふふっ。嬉しい

主人公「あ、今食べます?

千早 「いや、全部終わってからいただくよ

千早 「そんなに急いで食べるなんて、絶対にイヤだ

  ときどきノエルっぽくなるのよね・・・

千早 「ちゃんと一口ずつ味わって食べないとね

主人公「や、そんな、味わうってほどのもにでもないんですが・・・

(・・・そんなに期待されちゃうと・・・)

味見はしたし心も込めたけど、

料理上手な千早さんに渡すのはちょっと緊張してしまう。

主人公「あの。頑張って作ったんですけど・・・あの

千早 「○○さんが作ってくれたのかい!?

主人公「えっ、あの・・・はい

千早 「楽しみだな

私が不安がっているのが伝わったのか、千早さんはふっと息を吐いて笑った。

千早 「そんなに不安になってしまうようなチョコを作ったのかい?

主人公「そんなこと、ないはず・・・ですけど

千早 「○○さんの作ったチョコなら

千早 「どんなチョコでも、僕はもらえるだけで嬉しいよ

千早 「そうだな。たとえば、砂糖と塩を間違っていたとしてもね

主人公「・・・もう。そんな間違いしてませんよ?」

千早 「ただの冗談だよ」

千早 「それで、○○さんの今夜の予定は?

主人公「え?特にありませんけど

千早 「じゃあ、今夜はチョコと一緒に君も美味しくいただこうかな

主人公「・・・え?

  いやん・・(///∇//) ホントですか・・・楽しみ

千早 「さあ、到着しましたよ。お姫様?

(今、聞き間違えじゃなければ、なんだかすごく恥ずかしいことを言われたような・・・)


到着してから、千早さんはチョコの入った段ボール箱を1箱出した。

すぐに幼稚園の先生たちがやってくる。

先生A「國府田センセイ、お久しぶりです!」

先生B「今年もありがとうございます」

千早 「どうぞ、美味しくいただいてくださいね」

先生が段ボール箱を受け取った瞬間、子供たちがわらわらと段ボール箱に近づいてくる。

子供A「僕これー!」

子供B「じゃあ私これーっ!」

子供たちがそれぞれ、チョコを楽しそうに取っていく。

(チョコがあっという間になくなっていく・・・)

(・・・子供たち、楽しそうだなぁ)

千早 「では、次の幼稚園へ行きますので」

先生A「あっ、待ってください。みんな、ありがとうは?」

子供達「お兄ちゃんありがとうー!」

千早 「いえいえ」

先生B「で、あの・・・國府田センセイにお礼と言っては何なんですが」

先生たちがおずおずと差し出したのは、ラッピングされた箱。

先生A「チョコじゃなんですので、筆記用具なんですが」

先生B「私も、チョコじゃなくて入浴剤のセットなんですが」

千早さんは私に視線を送ってくる。

私は笑顔でこくんと頷いた。

千早 「・・・あの、すみません。あの女性、私の彼女なんです」

先生A「あら・・・じゃあ、目の前でお渡しするのも失礼ですね」

千早 「すみません」

先生たちはバツの悪そうな表情で子供たちの相手に戻る。

千早さんは私に微笑んで、車に戻ろうとうながした。


主人公「さっきの・・・」

千早 「うん?」

主人公「先生たちのプレゼント、受け取ってもよかったんですよ?」

千早 「いや・・・僕が受け取りたくなかったんだ」

千早 「それに、病院での仕事じゃないから断ってもいいかなと思ったんだけど・・・」

千早 「もしかして、逆にイヤだった?」

(千早さん、私の気持ちを考えて断ってくれたんだよね・・・)

(何て言おう?)


選択肢

 A:イヤじゃないです

 B:千早さんの気持ちがうれしい

 C:独り占めしてるみたい


主人公「千早さんの気持ち、うれしいです」

主人公「ありがとうございます」

千早 「よかった。怒られてしまうかと思ったよ。感じ悪かったかな・・・」

主人公「えっ?怒ったりなんてしないですよ」

主人公「ただ、こんなふうに千早さんがお断りするのって珍しいなって思って」

千早 「君がイヤだと思いそうなことは、できるだけしないようにしたいんだよ」

(千早さん・・・私を大切にしてくれてるんだなぁ)

主人公「千早さん、ありがとう・・・。すごく、うれしい」

千早 「お礼なんて」

千早さんはにこりと笑って、私に目配せをした。


いくつかの幼稚園をめぐって、ようやく最後の幼稚園へとたどりついた。

(ふう・・・ようやく最後の幼稚園かぁ)

段ボール箱からチョコをとる子供たちを見ながら、千早さんが言う。

千早 「やっと全てのチョコを配り終えたね」

千早 「○○さんのチョコ、楽しみだな」

(千早さん、本当に楽しみなんだなぁ・・・)

子供 「うわぁぁぁん!!

子供の泣き声が聞こえて、弾かれたようにそちらを見る。

チョコの入っていた段ボール箱のそばにいる子供が泣いている。

子供に駆け寄って、話しかけてみる。

主人公「どうしたの?

子供 「僕のチョコがないっ・・・

段ボール箱の中を見ると、確かにチョコが残っていない。

千早 「もしかして、足りなかったのかな」

主人公「そうみたいですね・・・」

子供 「じゃあ僕だけチョコもらえないの?

子供の目に涙がたまる。

子供 「そんなのヤだ・・・うわぁぁぁんっ!

私たちは顔を見合わせる。

千早さんも困ったような表情をしている。

(どうしよう・・・あ!)

バックの中にあるチョコレートに気がついて、私は一瞬どうしようか悩む。

(でも、チョコはまた作ればいいし・・・。このままじゃ、このコがかわいそう)

主人公「千早さん、あの・・・このチョコ、このコにあげてもいいですか」

千早 「え・・・」

戸惑いの色が見えたけれど、私は畳み掛けるように言った。

主人公「あのっ、改めてまた作りますから」

千早 「ああ」

私は千早さんにあげるために作ったチョコを、子供に差し出す。

主人公「はい、どうぞ」

子供 「・・・いいの?」

主人公「うん。あげる」

子供は私のチョコを受け取って、満面の笑みで言った。

子供 「お姉ちゃん、ありがとー!」

(ちょと残念だけど・・・こんな笑顔がみれるなら、まあいいよね)

千早 「○○さん。じゃあ、戻ろうか」

主人公「あ、はい」

私たちは車に乗り込んで、幼稚園を後にした。





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やっぱり千早さん・・・好き(*^.^*)