今回はノエルです

以下完全ネタバレです



(私を指名して取材って、もしかして・・・)

主人公「ノエ・・あっ、藍島さんですか?」

編集長「その通り!せっかく向こうからのご指名なんだから、独占記事のチャンスだ」

主人公「は、はあ・・・」

(ノエルが取材して欲しいなんて・・・一体どうしたんだろう?)

(取材嫌いなはずなのに・・・)

編集長「これでまた売上部数が増えるぞ、お前の手柄だな、△△」

編集長「持っとくべきはコネクションだなぁ~」

主人公「あの、それで取材ってどんな・・・?」

編集長「それがオレも急で詳しいことは聞いてないんだ」

編集長「まあ詳しいことは本人から聞いてくれ」

編集長「ほら、行った行った。ちゃんといい記事になるように取材しろよ」

主人公「え、あ、ちょっ・・・」

編集長「とりあえずはここの公園に来いって話だから。じゃあ、あとはよろしく!」

主人公「・・・は、はい、分かりました」

(まだ何の取材か聞いてないのに・・・しかも、なんで公園?)


(あ・・・ノエル、いた!・・・ブランコに乗ってる・・・)

(そういうかわいいトコあるんだよね・・・)

(あっ、漕いだ)

主人公「ノエル」

ノエル「・・・○○。来てくれたんだ」

主人公「うん、私を指名して取材して欲しいって聞いて・・・」

主人公「どうしたの?何か暗いけど」

ノエル「今から、イベントに参加しなくちゃいけないんだけど」

主人公「イベント?」

ノエル「ああ。バレンタインにチョコをあげたい有名人」

ノエル「っていうのに選ばれたらしくて・・・」

主人公「へー、よかったじゃない。・・・あ、そのイベントの取材受けるのがイヤなの?」

ノエル「違う。それもイヤだけど・・・それより、分かんないんだ」

主人公「何が?」

ノエル「わざわざイベントしてまでチョコを渡すって、どういう事?」

ノエル「オレ、別にチョコが好物なわけじゃないんだけど」

主人公「でも、バレンタインだし」

ノエル「バレンタイン?それもよくわかんないんだけど・・・」

ノエル「バレンタインは、男から女にプレゼントを渡す日だろ」

(あ・・・そっか、ノエルは日本のバレンタインを知らないんだ・・・)


選択肢

 A:日本のバレンタインについて教える

 B:ウソを教える

  ちょいと嫌がらせみたいな?

 C:海外のバレンタインについて聞く


主人公「日本では、ちょっと違うかな」

ノエル「違うの?何で?」

主人公「え、えっと・・・男の人からのプレゼントもあげるかもしれないけど」

主人公「それよりも女の子のための日っていうか」

ノエル「・・・女の子のため?なにそれ」

主人公「うーん・・・何て説明すればいいかな」

主人公「あのね、ノエル。日本のバレンタインは反対なの」

ノエル「反対?」

主人公「うん。女の子から、男の子にチョコを渡して、気持ちを伝える日なんだよ」

ノエル「へえ・・・そうなんだ」

主人公「まあ、チョコレートを渡すのはお菓子会社が始めた策略らしいんだけど・・・」

主人公「このイベントで勇気を出せる子もいるから、私は結構好きかな」

ノエル「ふーん。なんかよくわかんないイベントだな。日本人って変なの」

主人公「あはは・・・」

(私も一応、ノエルに渡せるチャンスがあるかも、と思って)

(チョコを用意したんだけど・・・)

(ノエルはイベントの意味もよく分かってないみたいだし、渡しづらいなあ)

ノエル「じゃあ、イベントでチョコ渡されるのは嫌がらせじゃないんだな」

主人公&私「い、嫌がらせ?そんなわけないじゃない」

主人公「ノエルがそれだけ好かれてるって事だよ」

ノエル「応援してくれるのはありがたいけど・・・オレは○○に好かれてればいいや」

主人公「・・・」

(いきなりそういう事言われると、恥ずかしいな・・・)

係員 「藍島さーん、どこですかー?」

係員 「おっかしいな、どこ行ったんだろう・・・」

係員 「もうそろそろ行かないとイベントに間に合わないのに・・・」

主人公「あ・・・ノエル、探しに来てるみたいだよ」

ノエル「・・・こっち」

主人公「えっ?」

ノエル「いいから」

ノエルは私の手を取って、遊具の中に隠れた。

(わっ、狭い・・・当たり前か、子供用に作られてるもんね)

主人公「ノエル、いいの?係員さん呼んでるよ」

ノエル「・・・いい。イベント行きたくないし、それにもう少し○○といたいから」

主人公「ノエル・・・」

(トンネルの中だと、ノエルと目線が同じになるんだ・・・)

(いつも見上げてるから、変な感じ)

係員 「藍島さーん、どこですかー?」

ノエル「・・・」

主人公「・・・」

(わっ・・・!ノエルに引き寄せられちゃった・・・ち、近い・・・!)

ノエル「・・・行ったみたいだな」

主人公「う、うん」

ノエル「○○、いいニオイがする。何のニオイ?」

主人公「え?あの、今日は香水も何もつけてないけど・・・」

ノエル「じゃあ、○○のニオイかな」

(わっ・・・首筋にノエルの顔が・・・息がかかって、動けない・・・)

主人公「あ、あの・・・ノエル」

ノエル「何?」

主人公「係員さんも行ったみたいだし・・・もう出ようか」

ノエル「・・・もうちょっとだけ」

主人公「・・・でも・・・」

ノエルが、耳元で囁く。

ノエル「・・・イベントなんて出席しないで、2人でこうしてよっか」

主人公「そ、それはダメだよ。行かないといろんな人に迷惑がかかっちゃうんだから」

ノエル「・・・じゃあ、キスしてくれたらイベント頑張る」

主人公「ええっ?そ、それは・・・」

ノエル「・・・イヤなの?」

(ど、どうしよう・・・)

(でも、そろそろイベントに行かないと間に合わないかもしれないし・・・)

主人公「じゃあ、じっとしててね」

ノエル「ほんとにしてくれるの?」

主人公「・・・もう、目は閉じて」

ノエル「うん。これでいい?」

主人公「・・・」


選択肢

 A:ほっぺにキス

 B:唇にキス

 C:投げキッス

  投げキッスって・・・目閉じる意味ないじゃん( ̄Д ̄;;


私は、ノエルの唇に、軽く触れるだけのキスをした。

ノエル「・・・やった」

主人公「やった、って・・・」

(可愛い・・・そんな笑顔されたら、嬉しいような恥ずかしいような・・・)

ノエル「・・・でも、もうちょっと欲しいかも」

主人公「んっ・・・」

腕を強く引き寄せられて、少しだけ強引なキス。

ノエル「・・・やっぱりこれがいいな」

主人公「・・・そ、そっか・・・。じゃあ、そろそろ行かないと」

ノエル「何かまだ物足りないかも・・・」

主人公「ええっ!?そ、それは・・・」

ノエル「もう一回してもいい?」

主人公「あ、あの、ノエル・・・ここ外だし、その・・・」

(ど、どうしよう・・・まさか、こんな所で・・・!?)

子供 「あー!!こんな所でいちゃいちゃしてるぞ!」

子供2「ほんとだ!アツアツだー」

主人公「わっ!・・・ビックリした・・・」

(子供が覗き込んでる・・・まさかさっきの見られた・・・?)

子供 「うわ、外人だ。髪の毛が金色だ」

ノエル「・・・」

子供2「やっぱ外人はススんでるよなー。すげーなー」

主人公「ノ、ノエル・・・そろそろ出ない?」

ノエル「・・・そうだな・・・」

ノエル「いてっ」

主人公「ノエル、大丈夫?」

子供 「うわ、あの外人頭ぶつけてる!」

子供2「金髪なのにだせー!!」

  金髪関係ないっしょ?

ノエル「・・・」

(こ、子供って残酷・・・)

私たちはそそくさと公園を出た。

(あんな所見られるなんて、恥ずかしい・・・)

(でも・・・ノエルの近くにいられたのは嬉しかったな・・・)


主人公「はあ・・・ビックリした・・・」

ノエル「別にオレは構わないけど。誰に見られたとしても」

主人公「そ、そうなの?私はかなり緊張したんだけど・・・」

ノエル「・・・あーあ、イベント行きたくないな」

主人公「あ、そうだ、イベントのこと忘れてた!ノエル、時間大丈夫?」

ノエル「まだ大丈夫だと思うけど・・・」

主人公「じゃあ、行こう。ノエルに会えるのを楽しみにしてる人達がいるから」

ノエル「どうしても、行かないとダメ?」

主人公「ダメ。もし行かなかったら、またある事ない事書かれちゃうかもしれないし・・・」

主人公「そんなの、私がイヤだから」

(それにノエルのイベントの取材が出来なかったなんてことになったら)

(編集長になんて言われるか・・・)

ノエル「・・・分かった。行くよ」

嫌がるノエルを何とか説得して、私達はイベント会場へと向かった。


(思ったよりも大きい会場だな・・・こんな場所でイベントするんだ)

司会者「皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます」

司会者「ただいまよりバレンタイン特別イベントを開始します!」

司会者「まずは今年のチョコをあげたい男に選ばれた藍島ノエルさんの登場です!」

ノエル「・・・こんばんは」

客  「きゃーっ!かっこいい・・・」

客2 「こんなに近くで見れるなんて・・・幸せすぎる!」

(うわー、みんなすごい反応)

(それにしてもノエル相変わらずやる気がでない感じだな・・・)

司会者「さらに、本日は特別ゲストに来ていただいています」

司会者「・・・今、テレビで大活躍中の女優、中園ユリカさんです」

ユリカ「みなさんこんばんは、中園ユリカでーす」

ノエル「・・・」

(中園ユリカ、って・・・あの、ノエルと噂になったあの人だよね・・・)

(ノエルは何でもないって言ってたけど・・・)

客  「うわっ、本物だよ!」

客2 「顔小さーい、可愛い!!」

(会場も盛り上がってる・・・人気女優だもんね、当然か)

ユリカ「今日は、ノエルのバレンタインイベントに呼んでもらってとっても嬉しいです」

ユリカ「ノエルのためにチョコも用意してきました」

記者 「藍島と中園の交際はデマだって言ってたけど・・・」

記者 「もしかして、本当は付き合ってるのか?」

記者 「そうかもな。こんな堂々とチョコを渡す宣言までするくらいだし」

主人公「・・・」

(中園さんも、チョコ用意したんだ・・・)

司会者「それでは、イベントを開始します。まずは・・・」

イベントは、滞りなく行われた。そして、イベントの最後・・・

司会者「それでは、最後に中園さんより藍島選手へのチョコのプレゼントです!」

ユリカ「せっかくだし、私が食べさせてあげるよ、ノエル」

(食べさせる、って・・・本気なの?)

(いくらイベントとはいえ、あまり気持ちがいいものではないな・・・)

ノエル「・・・」

(あ・・・ノエルと目があった・・・こんな顔してちゃダメだよね)

(これも仕事なんだし・・・仕方ない)

ノエル「・・・」

ユリカ「ノエルのために用意したチョコだから、きっとおいしいわよ」

(ああっ、そんなに近づいて・・・本気で食べさせるつもりなんだ・・・!!)