主人公スパイ活動ばれちゃったけど

ハヤテ助けに来てくれるよね?



以下ネタバレです




選択肢

・自分でブラックを攻撃する

・そっと話に行かせるようにする



クロノ「答えるんだ。今海に投げ込んだものは何だ?誰に、何を伝えた?」

主人公「・・・」

(何も喋っちゃいけない。ここで私がこの計画をばらしたら・・・船長の命が危ないだけじゃない、世界が『黒の剣』に支配されてしまうんだ)

クロノ「どうしても話せないというなら、話したくなるようにするまでだ」

シャキンッ!

(剣を抜いて近づいてくる・・・!)

(ハヤテ! 助けて・・・!)

ハヤテ「あ~あ!せっかくこの組織に入ってやったのにな・・・」

主人公「ハヤテ!」

クロノ「・・・お前もスパイか?」

ハヤテ「そんなことはどっちだっていいんだよ」

クロノ「そんなこと?」

ハヤテ「それよりもオレが気に入らねーのは、あんたが今、オレの女に刃を向けてるってことなんだよ!」

  かっこいいーー(≧▽≦)

ハヤテは置かれていた樽を蹴り飛ばし、自分も剣を抜いた。

クロノ「・・・組織の情報を得る為に、私を欺いたのか」

ハヤテ「だったら、なんだよ?」

クロノ「息子だと思って、甘さを見せたのが間違いだったか・・・」

ハヤテ「オレは息子だなんて思っちゃいねーけどな。 ○○を、こっちに渡してもらおう」

クロノ「・・・」

主人公「・・・」

クロノ「・・・行け」

主人公「・・・ハヤテ!」

私はハヤテの元まで走り、その背中に隠れた。

主人公「ゴメンね・・」

ハヤテ「いいんだよ。どうせ遅かれ早かれ気付かれるんだ」

主人公「よく、ここに来てくれたね」

ハヤテ「聞こえたんだよ。お前のオレを呼んでる声がな」

主人公「うん。私、心の中で、何度も何度もハヤテのこと呼んだんだよ」

ハヤテ「ちゃんと、オレは傍にいただろ?」

主人公「・・・うん!」

ハヤテ「○○。 オレは今からあいつと戦わなくちゃならねー。安心しろ。お前との約束を忘れたわけじゃねーよ。今からあいつと戦うのは、憎しみとか怒りとかそんなんじゃねー。お前を守りたい。ただ、それだけだ・・・」

(戦いを前ににてるのに、ハヤテ、すごくやさしい目をしてる・・・)

ハヤテ「この陰にちゃんと隠れてろよ。もうお前を危ない目には合わせたくねーからな」

主人公「うん。ここでじっとしてる」

ハヤテ「じゃあ、行ってくる・・・」

ハヤテは小さく息をつくと剣を構えた。

ハヤテ「またせたな」

クロノ「いいのか?女の前で、また恥をかくことになるぞ」

ハヤテ「真剣勝負だぜ?」

ハヤテ「真剣勝負に負けることが恥ずかしいとか、オレの女はそんなこと思う奴じゃねーよ。すっごくあったかくて、すっごくカワイイ女だ。そいつを守るために、オレは闘うんだ。負ける気はしねーよ」

クロノ「何かが吹っ切れたような顔つきだな」

ハヤテ「・・・かもな」

クロノ「戦うには、厄介な顔つきだ」

ハヤテ「行くぜ?」

クロノ「来いッ!」

ヒュンッ! キン! 

すごく長い戦い・・・まるで剣を通して会話をしているみたい。

2人が呼吸を整えて・・・もう一度、構えなおした!

2人 「勝負ッ!」

カァァンッ!

ハヤテが剣を弾き飛ばした。

ハヤテ「勝負あったな」

クロノ「オレの・・・、負けだ」

ハヤテのお父さんはその場に崩れ落ちた。

クロノ「どうしてだ?どうしてこの短期間に、ここまで・・・」

ハヤテ「さあな。 ただ、憎しみとか怒りだけで剣を奮うのは辞めたんだよ。いつもいっしょに戦ってくれる奴がいるからな」

クロノ「どうりで、身体から無駄な力が抜けているわけだ・・」

クロノ「さあ、とどめを刺すなら刺せ!」

ハヤテ「もう、勝負はついた。そんな必要はねーよ」

クロノ「フフッ、本当に成長しやがって・・・」

そこに団員が駈け込んで来た。

この船に海軍が侵入してきた。人数は2千。他にも数隻の船に囲まれていると・・・

ハヤテのお父さんは、立ち上がり、強い口調で命じた。

クロノ「いいか、抵抗はするな。無駄に命を落とすことはない」

ブラック「・・・勝手にそんな命令を出されては困るな」

クロノ「しかし、もう負けは見えている」

ブラック「下っ端の団員に抵抗して貰わねば、我々の逃げる時間を稼げないだろう」

  ちょーイヤな奴!!

ハヤテ「テメー、人の命をなんだと思ってやがる!」

ブラック「全ては世界の秩序の為に。そういうことだ・・・。なあ、クロノ」

クロノ「・・・」

ハヤテ「船長を返して貰おうか?船長はどこだ?」

ブラック「知らんな。今頃はもう、サメの餌にでもなっているんじゃないのか?」

ハヤテ&私「ふざけるな

ハヤテがブラックに斬りかかる。

ブラックの喉元に見覚えのある3本の傷・・・

ハヤテ「お前だったのか・・・」

ハヤテ「あの時の強盗はお前だったのかって、聞いてるんだ!」

クロノ「・・・!!」

ハヤテ「母さんを殺した奴と同じ傷!やっぱりお前が・・・」

  仕組んでたんだ・・最初から・・・

ブラック「フ、何の話だ?」

ハヤテ「13年前!!貧乏な家に強盗に入っただろう!?殺したよな、俺の母親を!!覚えてねえなんていわせねぇッ!!」

ブラック「・・・クッ、クク、フハハハハッ!」

ブラック「そう言えば、そんなこともあったなぁ。あの場にガキはいなかったが、どこかでのたれ死んだと思っていた」

クロノ「どういうことだ!?ブラック!!」

ブラック「そうか、お前か・・・やはりあの時見つけ出して殺しておくべきだったな」

クロノ「一体、何を言ってるんだ!?」

ブラック「まったく、親子そろって愚かな奴らだ。そうだよ。お前の母親を殺したのは私だ」

クロノ「・・・そんな」

組織を抜けたいと考えていたクロノを引き留めるため、妻を強盗犯に殺されたことにし、こんなことが起きない平和な世界を作るためと言って、組織にとどまらせていた。

ブラック「まったく、いつ気付くのかと、笑いをこらえるのに必死だったよ」

ハヤテ「許せねえ!絶対にゆるせねぇ!」

剣をかまえるハヤテをハヤテのお父さんが止める。

クロノ「聞いてたろう?コイツに罰を下すのはオレの役目だ」

ハヤテ「いや、オレにやらせろよ」

ハヤテ「アンタは妻を奪われたのかもしれないけどな、オレは、母親と同時に、父親も失ったんだぜ」

ブラック「ハッハッハ!2人とも、一緒に面倒を見てやるぞ」

ガチャッ!

ブラックはガトリングガンを構える。

ダダダダッ!

ハヤテ達は私のそばに身を隠した。

ガトリングガンは連射式の銃・・・勝てるはずがない・・

ハヤテ「必ず、勝って見せるからよ」

クロノ「2人でやるぞ・・・、いいな?」

ハヤテ「ああ」

主人公「でも、剣が・・・」

ハヤテのお父さんの剣はさっきの勝負で遠くに飛ばされてる。

ハヤテが自分の剣を一本差し出した。

ハヤテ「オレは二刀流だ。オレの剣を一本、使えばいい」

クロノ「2人で、二刀流というわけか・・・」

ハヤテ「そんなことで、いちいち感傷に浸るなよ。怪我するぜ」

クロノ「オレの邪魔だけはしてくれるなよ」

ハヤテ「こっちの台詞だ」

クロノ「行くぞ」

ハヤテ「ああ」

2人は一瞬、目を合わせると物陰から飛び出して行った。

ババッ ババババンッ

2人でブラックを挟み込むような間合いになった。

ハヤテ「いいのか?お前がおれ達のどっちかを撃った瞬間・・・残った方が、確実にお前の首を飛ばすぜ・・・」

ブラック「2人とも、撃ち殺す・・・」

クロノ「無理だ。ブラック、もう諦めろ。もう、十分だろう?」

クロノ「大人しく海軍に投降するなら、命までは奪わない」

ブラック「・・・そうか」

ブラックが銃を下ろしてハヤテのお父さんに近づいていく・・・銃をハヤテのお父さんに突きつけた!

ブラック「バカめ!いつまでたっても甘い男だ。死ねッ!」

ハヤテ「バカはお前だ」

ハヤテはいつの間にかブラックの後ろにつき、銃を壊した。

クロノ「甘かったな、ブラック。オレは、ハヤテが間合いを詰めるチャンスを作っただけだ」

クロノ「そんな・・・クソッ」

ブラックは黒い玉を取り出し、それを地面に投げつけた。

ボンッ!

閃光弾だった。

周りが見えない。

主人公「え?」

首にナイフを突き立てられる!

ブラック「大人しく道を開けろ!この女がどうなってもいいのか?」

主人公「ハヤテ・・・ごめんっ、私・・・」

ハヤテ「大丈夫だ。女を盾にするようなヤツなんて大したヤツじゃねーよ。安心しろ、すぐに助けてやる」

ブラック「来いッ!」


私は、船の狭い廊下を歩かされた。

その後ろから、ハヤテ達がピッタリとついてきてくれている。

私は引きずられるように歩いていた体に力を入れブラックを立ち止まらせた。

主人公「私、あなたのことが許せない!」

ブラックの頬を叩いた。

ビュッ! グサッ

一瞬の隙をついてハヤテが投げた剣が、ブラックの腕に突き刺さる。

そこに大勢の海軍が流れ込んできた。

  あっ!レオナルド大佐~!! 待ってたよ!!

レオナルド大佐は倒れていた私に手を差し伸べ起こしてくれた。

レオナルド「心配しましたよ。貴女は、同性に厳しいミュミュちゃんがなついてくれる貴重な女性ですからね」

レオナルド「よければ今度、ミュミュちゃんも連れて3人で食事でも・・・」

ハヤテ「おおい、ネコメガネェ!!○○に色目使ってんじゃねぇよ!」

レオナルド「・・・やれやれ。キミにはネコよりやんちゃなペットが懐いてるようだね」

  ( ´艸`)

レオナルド「リュウガ船長も無事保護されたから、安心したまえ」

  γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ  早く会わせてーー!!

レオナルド大佐がブラックを連れて行く。

ハヤテのお父さんが、海軍の手で連行されそう。

クロノ「ちょっと、待ってくれ・・・少しだけ、息子と話をさせてくれ」

ハヤテ「オレには、話すことなんてねーよ」

ハヤテ「わかってるよ」

主人公「だから、ホラ、行って!」

甲板で話をする2人を私も少し離れた場所から見守った。

クロノ「ハヤテ・・・。本当にすまなかった」

ハヤテ「・・・今更謝られたって」

クロノ「そうだな」

ハヤテ「・・・一番ワリーのはブラックだ。真実を知っちまった今、オレはアンタを責められねーよ。だけど、素直に許せるわけもねぇ。母さんがどれだけ大変な思いをしてきたか・・・」

クロノ「すまなかった・・・。これから、その償いをさせてくれ。お前は嫌がるかもしれないが、母さんの為にもオレに父親さしいことをさせてくれないか?」

ハヤテ「か、勝手なことを言ってんじゃねぇよ。オレはまだ・・・アンタの事、父親だなんて認めてないし・・・」

そこにレオナルド大佐が走りこんできた。

レオナルド「ブラックに逃げられた!まだ、船の中に潜伏しているようだが・・・」

ドォンッ!

その時船が大きく揺れた!

クロノ「・・・まさか! 全員この船から脱出しろ!早く!」

走り出したハヤテのお父さんを見て、ハヤテも私もその後を追いかけた。




あ~ん・・もう・・

レオナルド大佐ー!!

ちゃんと捕まえてよ!

シンかロイ船長連れてくればしっかり縛ってくれたのにーー!!

ハヤテがすごく大人になりました。

ちょっと良いかも・・・(*⌒∇⌒*)