なんか問題多いよねって

なきゃ話が続かないか・・・



以下ネタばれです













選択肢

・助けたい

・こんな時だから一緒にいたいの




(なっ・・・コレどういうこと!?)

デスクで頭を抱えていると隣の編集者が私のデスクにちょこんと携帯を置いた。

ちょうど加賀静子と千早センセイの件に触れた番組が流れていた。

コメンテーターは訴えても何もせず放置していた千早センセイを非難している。

(そんなわけないよ。もしミスしたとしても、見過ごしたりなんかできる人じゃないもの・・・)

背後から編集長に頭をはたかれる。

編集長「今日中にあの記事差し替え分作れなかったら・・・わかってるだろうな・・・」

主人公「今すぐやります、絶対終わらせます!」

そういっても、電話くらいしたいと思って携帯を手に取るとバイブが鳴った。

千早センセイからの電話だった。


主人公「もしもしッ!」

千早 「ああ、僕だけど。連絡が遅くなってごめんね」

主人公「大丈夫なんですか?」

千早 「ふふ。心配してくれてるの?」

私はほっとした。いつもの千早センセイだ。

主人公&私「・・・心配してます」

千早 「ありがとう。大丈夫だよ」

主人公「何かできることがあったっら、言ってくださいね」

千早 「気持ちだけ受け取っておくよ。ただ、しばらく会えなくなるかもしれないんだけど・・・いいかな?」

子供をあやすような優しい声色で言われて、私はくすくすと笑った。

主人公「さびしいけど、大丈夫です。他に、何かできることはありませんか?」

千早 「大丈夫。今回はおとなしく待ってて?

    ・・・・あ、呼ばれてる。ごめんね、また連絡するから」

主人公「あ、ちはやセ・・・」

電話はぷつりとあっけなく切れた。

(待ってるだけしかできないのかな・・・)

ペッシーンと頭上でいい音が響く。

主人公「いっ・・・痛いっ・・・!」

  暴力反対!!

編集長「オラ、△△!早くしろッ!」

主人公「ご、ごめんなさ~い!」

(とにかく、早く仕事を終わらせないと動けない・・・!)

急いで、目の前の仕事に取り掛かった。



朝日がまぶしく、目を細めた。

(徹夜明けの朝日って、浴びてると灰になるんじゃないかって思う瞬間があるよね・・・)  そう?

仕事を終えて帰ろうとしたそのときマスコミに囲まれる。

千早センセイのことでマイクを突きつけられカメラが私を捉える。

(どうしよう・・・)

???「すみません、うちの社員になにか!?」

振り向くと、編集長がお得意の営業スマイルを使いつつ、威圧感を漂わせている。

編集長「うちの持っているネタを同業者に渡すわけないでしょう。お帰りください」

記者達はそれぞれの反応をして帰っていった。

編集長にお礼を言うと、タバコを吸いに来ただけだといって社内に戻っていった。

  ありがと~!編集長!頼りになるわ(*^o^*)

突きつけられたマイクを思い出して体が小さく震える。

(眠かったからあまり実感はなかったけど、マスコミにあんあふうに囲まれるのって怖いな・・・)



主人公「ただいま~」

帰ると風子はもう出勤した後だった。

そのとき携帯が鳴った。知らない番号だった。

主人公「もしもし、△△です」

?? 「あ、○○?廣瀬なんだけど」

主人公「廣瀬さんですか?えっと・・・番号、よくご存知でしたね」

遼一 「ああ、至急だったから会社に電話させてもらった。千早さんのことなんだけど、何か聞いてる?」

(至急・・・?)

主人公「しばらく会えないからって聞いてます」

遼一 「今からカジノに来れない?」

主人公「えっ?」

遼一 「みんなで作戦会議をするんだよ」

廣瀬さんはどことなく、うきうきしたような声色で言った。


カジノに行くとテーブルには千早センセイ以外のメンバーが全員そろってる。

着いて早々、悠月さんから千早センセイの件をどうしたいと思ってるのか聞かれる。

千早センセイのために手助けがしたいかどうか・・・

皐月さんはそんな悠月さんに手伝いをするといいたくなるだろうと・・・たしなめる。

皐月 「千早はこの件について、△△さんを巻き込みたくないと思ってる」

主人公「それは、どういう意味ですか・・・?」

皐月 「危ない目に遭わせたくないってことです」

言われて、胸が熱くなった。(千早センセイ・・・)

未来 「ねぇ、○○ちゃんはどうしたい?」

主人公「でも・・・できることがあるなら、やりたいです」

皐月 「そう言うと思いました。でも千早は喜ばないかもしれない。△△さんにこれ以上何かあったら・・・」

(これ以上・・・って、もしかして皐月さん、堀北さんが私にしたことを知ってるの?)

主人公「大丈夫です。こんなときに何もできないなんて、そっちのほうが辛いもの」

ソファに座った廣瀬さんは、愉快そうに膝を叩いた。

遼一 「○○、よく言った!」

悠月 「兄貴、オレの勝ちだな」 ん?賭けてたのか?

皐月 「・・・全く困ったものだね。私も千早に怒られてしまいそうだ」

主人公「私が決めたことですから、皐月さんのせいじゃないです」

皐月 「・・・それでも、怒られるよ。あいつは怒ると怖いんだから」

  普段怒らない人って怒ったときはマジ怖いよね(_ _。)

はあとため息をつく皐月さんを尻目に、廣瀬さんは手に持った書類を掲げて、楽しそうな表情をしている。

(そ、その書類・・・なんだろう・・・??)

遼一 「さーて、○○のため、あくせく働かせていただこうかな!」

そう言って渡されたのは、韓国行きの航空チケット。

悠月 「千早さんは今、ソウルにいる。今夜のフライトで取っておいた」

主人公「え?あ、あの。明日も仕事があるんですけど・・・」

未来 「大丈夫。風邪で休みってことにすればどうってことないよ?」

  いや・・・なかなかどうして・・・ムリだと思うよ(_ _。)

未来くんは満面の笑みを見せた。



仕事は入稿直後だったこともあって、何とか2日だけ休みをもぎ取ることができた。

(まさか、こんな形で韓国に来ることになるなんて思わなかったよ・・・)

仁川国際空港で千早センセイが待ってるはずだからと言われたけれど、私の足取りは重い。

(徹夜明けってこともあって、勢いできちゃったけど、こんな押しかけるようなことして、千早センセイに嫌われたらどうしよう)

決めたのは自分なのに心が揺らぐ。

ため息をついた瞬間、ぐいと後ろから腕を引っ張られた。

一瞬身構えたけれど、かすかな香水のにおいでわかった。

(千早センセイだ・・・)

背後から抱きしめられて、立ち止まったまま動けなくなった。

千早 「・・・どうして来たの?」

耳元で聞こえる声に、体が熱くなっていく。

主人公「あ、あの・・・」

千早 「答えるまで離さないよ?」

さらに強く抱きしめられて、逆にほっとした。

(よかった、嫌われたわけじゃないみたい・・・)

主人公「・・・こんなときだから、一緒にいたかったの」

一瞬、腕の力が緩んだ。

主人公「あ、あの。ただのワガママなんです。私・・・」

千早センセイはふっと笑ったようだった。

千早 「本当はね、来るような気はしていたんだ。巻き込みたくなかったっていうのは本音なんだけど、キミがいなくても、どうしているか気になってしまうから・・・だったら、そばにいてくれたほうがいい」

主人公「それって、どういう・・・?」

千早 「ふふ。わからないなら、そのままでいいよ」

主人公「・・・褒め言葉ですか?」

千早 「ああ。もちろん」

ぽすんと、私の肩に彼の頭が乗せられる。

千早 「・・・来てくれてありがとう」

千早センセイの優しい声が、私の耳元に囁かれる。

千早センセイは、私の体を自分のほうへと向かせて、唇を押し当てた。

スーツケースから手を離して、かれの背中に手を回す。

深く溶け合って、頭がからっぽになっていく。

やがて、千早センセイは息継ぎをするように私から離れた。

千早 「・・・こんなハズじゃなかったんだけどね」

主人公「?どういうハズだったんですか」

千早 「日本へ帰そうと思っていたんだよ」

主人公「やっぱり、迷惑でした・・・?」

千早 「そんなわけないでしょう?危ない目に遭わせたくないからだよ」

優しい言葉が染み込んで、少し目頭が熱くなった。





千早センセイ・・・やっぱり良いわ(///∇//)


明日からお出かけすることになったので更新できませんm(_ _ )m

今年中にエピまで終わらせる予定だったのに~

本編だけでもHEで終わりたいよ