以下ネタばれです








選択肢

・千早の周りの人も優しい

・千早に助けを求める




編集長がにやりと笑いながら私のデスクに原稿を置いた。


編集長「よーっし!お前、わかってきたな!」


主人公「ありがとうございます!

     じゃあ、これで先生にチェックしてもらってきます」


編集長「・・・△△、お前そろそろ先生以外の企画も上げてこいよ

     もう一度、念を押しとくが、仕事相手に手を出すとやっかいだからな」


以前の私なら、ありえないと即答できたかもしれない。

けれど、とっさに言えなかったのは・・・・。

多分、千早センセイに近い場所にいるという自覚があるから。


主人公「編集長、大丈夫ですよ」


編集長「まあ、俺がこういうコト言うのも・・・ほんっと野暮だな

     あー、もうお前どうにでもなっちまえ」


主人公「え、えぇ!?私も女子なんですから!」


編集長は上げた手のひらをひらひらさせながらデスクに戻っていった。


心に、小さなトゲが引っかかっているみたいだった。



私たちはいつものように、2人でご飯を食べていた。


千早 「○○さんて、マカロンぽいよね」


(マ?マカロン?)


私は持っていたお箸を取り落としそうになった。


千早 「なんかこう、カラフルで甘くて。カワイイ感じが?」


主人公「千早センセイ、また何おっしゃってるんですか」


千早 「あれ、本気なんだけどな」


(千早センセイの比喩って・・・わかりづらいんだけど、なんか可愛いんだよね)


私がクスクス笑っていると、ふっと口元に手が伸びてきた。


目が合う。


千早 「・・・お米」


まがい指の先に、米粒がのっている。


恥ずかしくなって顔をうつむけた。


主人公「ご、ごめんなさい」


千早センセイはそれをぱくりと食べた。


  えっ!えっ!いや~ん!ちょっと恥ずかしい(/ω\)


(だから、そういうことをされると・・・)


主人公「・・・今日、編集長に・・・」


千早センセイは私を見つめて、小首をかしげた。


主人公「・・・公私混同はするな、と言われました」


千早 「・・・それで?」


主人公「私は・・・」


ピーンポーン・・・


主人公「センセイ、誰か・・・」


立ち上がろうとした私の手首をそっとつかんで、千早センセイは言った。


千早 「・・・続きを、教えて?」


ガチャガチャとドアノブを回す音が聞こえる。


?? 「ちっはやー!いることはわかってんだぞ!」


千早 「無粋だなぁ・・・もう」


センセイは、はぁと重いため息をついて、玄関へと向かった。


私はさっきまでつかまれていた手首を、もう片方の手でにぎりしめる。


手首が・・・熱い。



遼一 「いっやー、部屋ではゴメンゴメン

    まさか、ほら。○○が来てるなんて思わなくてさ」


ノエル「おとといも、2人で来てたね」


悠月 「やっぱり、お前らそういう仲かよ」


皐月 「どうなんだ、千早」


(さ、皐月さんまで・・・)


千早センセイの反応が怖くて顔を上げられずにいると、隣にいた千早センセイがぽつりと言った。


千早 「付き合ってるわけじゃないよ」


ぽんと頭に手を置かれる。


悠月 「ンな関係が一番面倒なんだよ。さっさとオtすならオ・・・」


皐月さんが悠月さんの口をふさいだ。


皐月 「子供はうるさいなぁ」


ノエル「・・・オレは、千早さんが幸せならそれでいいんだけど」


千早 「嬉しいことを言ってくれるね」


遼一 「○○?國府田センセイに飽きたらオレのところに来てくれてかまわないからね

    やさしくしてあげるよ?」


主人公「そういうの結構です。間に合ってます」


  あっ、私行きます(^-^)/


そっと、千早センセイが私の手をにぎった。


他の人からは死角になるように、すこし隠して。


   いやん(*^.^*)


(・・・・え?)


横顔を見ると、千早センセイはそんな素振りは全く見せず、みんなと笑顔で話をしている。


(こ、コレはどういう意味・・・・・??)


千早 「遼一、未来はどうしているの?」


遼一 「ああ、ベガスに行ってる」


ノエル「ラスベガス?」


遼一 「ひと稼ぎしてくるってさ」


(あのひと、本当に稼いできそう・・・。賭け事とか得意そうだし)


遼一 「今度、みんなで行こう。○○も一緒にね」


  行く!行く!連れてって~!!


主人公「えっ・・・」


遼一 「その頃には、なーんか・・・・2人、妙なことになってそうだよね~」


意地悪く笑う廣瀬さんの背後に、皐月さんがいる。


皐月さんはぽんと遼一さんの肩を叩いた。


皐月 「遼一、人をからかっている間に自分が身を固めろ」


  ってか皐月さんのほうが年上なんだから順番からいくと皐月さんが先じゃない?


遼一 「・・・皐月さん、どうしてそんな固いのよ・・・ちょっとからかっただけじゃないよ・・・」


ガルル


主人公「ガ、ガルル?」


私のすぐそばに、例のホワイトタイガーが鎮座していた。


(!!!)


皐月 「ああ、こんなところに・・・」


すりすりと、私の手に顔を押し付けてくる。


(この間は飛び掛ってきたのに!

いつもはこんなにおとなしいんだ・・・コワイけど・・)


皐月 「○○さんのこと、気に入ってるみたいですね」


(・・・う、嬉しいような・・・困るような・・・)


千早 「・・・ふふ。うらやましいね」


主人公「ち、千早センセイ・・・??」


(そのリアクション、よくわかんないです・・・)


悠月 「千早さん、バカラやろうぜ」


千早 「ああ。・・・ちょっと行ってくるね」


千早センセイは私の手を離すと、去り際に私の耳元でささやいた。


  ずっと手つないでたんだ・・いいなぁ


千早 「・・・男に声をかけられても、ついて行っちゃダメだよ?」


  もちろん!でも・・・遼一だったら行っちゃうかも・・・


(・・・!)


千早センセイのことがよくわからない。

それは今も変わらないけど・・・。


皐月 「○○さん、ごめんね。外野がうるさくて」


主人公「そんなこと・・・」


皐月 「私たちも、やっぱり嬉しいんですよ。千早があんなふうに笑っていてくれると

    妹さんのことは、知ってますよね?」


主人公「は、はい・・・」


皐月 「あの事故の後、あいつがどれだけ頑張って医者になったか・・・

    千早はやさしい。だから、・・・幸せになって欲しいんです」


(この人たちって・・・)


私は思わず笑った。


皐月 「あれ、なんで笑うの?」


主人公「皐月さんもやさしいですね」


皐月さんは少し考えてから、頭を振った。


皐月 「やさしくはないですよ。まぁ、気に入っている人には気まぐれにやさしくしますけど」


主人公「今更そんなこと言っても、遅いです

     千早センセイと一緒にいると、みなさん千早センセイのことを、思ってるんだなぁ、っていうか・・・」


皐月 「私は、正直あなたが千早を守ってくれたらと思ってます。アイツは以外に弱いので」


主人公「・・・知ってます」


皐月 「ご存知なら、何より。千早のこと、お願いしますね?」


主人公「・・・えっ。は、・・・はい」


ホワイトタイガーが、私の足下で眠っていた。


(だんだん、すごく可愛く見えてきた)



忘れ物をしたという千早センセイに連れられて、私は病院の駐車場で待っていた。


(今日も、いろいろあったなぁ・・・)


ガチャリ


主人公「・・・ん」


見ると、堀北さんが私をじっと見据えていた。


ナナ 「・・・どうしてこんな時間に先生の車に乗っているの?」


堀北さんの目が、鋭く光ったように見えた。


主人公「・・・仕事です」


ナナ 「何の?」


主人公「そ、それは・・・取材です」


ギシッ


堀北さんが、私の首に手をかけた。


ナナ 「調子に乗ってると、殺しちゃうわよ?」


(!!??)


(ちょっと・・・本気で?)


彼女の目は本気だった。


ナナ 「あんたなんか、死んじゃえばいいのに!」


正直状況が全く飲み込めない。夢じゃないかと思うくらい非現実的で。


主人公「・・・ち・・・千早センセイッ!!」


無意識に。私は叫んだ。


こんなところで死ぬわけにはいかない。


主人公「千早センセイーッ!ぐっ・・・」


首にかけられていた指に、一気に力が込められた。


ナナ 「静かにしなさいよ!」


主人公「・・・はっ・・・」


息ができない。苦しい。


一瞬意識を失いそうになる。


ぽつん

何かが頬に落ちてきた。

堀北さんが、泣いていた。


堀北さんが私の首から手を離した。


私の体は酸素を欲して、せき込むように呼吸した。


主人公「・・・はっ、はぁ・・・はぁ・・・」


堀北さんはいつの間にかいなくなっていた。


私はドアを閉めようとして、手が震えているのに気づいた。


(あ、ありえない・・・)怖かった。


千早 「ごめん、遅くなったね」


戻ってきた千早センセイに、私はすぐ言葉を返せなかった。


千早 「・・・○○さん?顔色が・・・」


(いけない、心配かけてしまう・・・)


主人公「・・・す、こし・・・、眠たいみたいで」


千早センセイは、私の首元にふれる。


私は反射的に、その手から逃げた。


主人公「・・・ご、ごめんなさい・・・」


千早 「・・・何かあったね?」


私は何度も首を振った。


主人公「何もなかったです。帰りましょう?」


すっと手を伸ばされて、抱きしめられる。


千早 「・・・首を・・・、締められたのか!?」


涙があふれる。


きっと、センセイは気がついている。


(でもね、千早センセイ。・・・彼女、泣いてたよ・・・

聞きたい。どうしてこんなことに・・・

でも、どうしたらいいんだろう・・・なんだか、聞けない)


千早センセイが優しく私の首をなでる。


千早 「ごめん・・・ごめんね・・・!どうしたら・・・」


主人公「大丈夫です・・・。大丈夫ですよ・・・」


私は千早センセイから少しだけ離れると、千早センセイの頭をなでてあげた。


千早センセイは、私にそっとキスをした。


突然のキスだった・・・


千早 「カジノに行く前。○○さん、僕に何を言おうとしたの」


主人公「・・・え?」


千早 「言って」


主人公「・・・編集長に、公私混同はするなって言われて・・・


     でも・・・」


千早 「でも?」


主人公「そんなの、もう無理・・・」


千早センセイは、顔をゆがめて私を抱きしめた。


私はしがみつくみたいに千早センセイのシャツをつかんだ。








主人公精神的に強いな・・・

見習わないと・・・

やっと両思いってことだよね

だって千早センセイ最初から気に入ってたもんね

ナナこれって犯罪なんだけど?