7月1日の「しんぶん赤旗」に改訂版「はてなリーフ」のweb版が一部紹介されている。ちょうど8中総についてのメモ4つめと重なるテーマであったので簡単にコメントしておきたい。

民主的な党運営をなによりも大切に

 現在、日本共産党は、「党大会で決める方針案は、2ヵ月前に全党員に配って討論。少数意見も特別の冊子をつくって内外に公表」している。確かに、幹部の目にかなった意見が議案に反映されることもあるし、この「さざ波通信」の投稿者、荒川岳志さんと不破哲三氏ではないかと思われる「質問回答係」との私的メールのやりとり(2013年の投稿、やりとり自体は2009年)のようなこともある。
 このような形になったのは第19回党大会(1990年)が最初である。当時、「少数意見」を述べた党員たちの多くは、党大会後に個別に呼びだされ"話し合い"をへて除籍や離党に追いこまれた。今はやっていないかもしれないが、いずれにせよ「少数意見」のほとんどはそのまま放置される。決して、"徹底討論"などなされてはいないし、最終的に少数意見が議決にかけられることもない。そもそも、党大会の議案に賛否の投票ができるのは党大会の代議員だけである。ほとんどの党員が意思決定の場から排除されているのに、どこが「民主的」なのであろう?

「同性愛の否定はまちがっていた」と大会で表明

 党の方針がまちがっていたと認めたなら、次は「行動は統一して国民への責任をはたす」べきであろう。ソ連や中国ですら、「大粛清」や「文化大革命」の犠牲者たちの名誉回復をおこなっている。まちがっていた方針にもとづく実践による関係者への謝罪、名誉回復(場合によっては復党)を進めてもらいたい。

党首一人ではなく執行部全体を選挙

 リーフでは、「党大会では、委員長だけでなく執行部の集団を選挙で選」ぶから、党首一人を選ぶ他党より「民主的」だと主張する。だが、党首公選制というのは全党員による投票であるのに対し、共産党は党大会の代議員だけの投票だ。大会議案だけでなく指導部の選出においても、ほとんどの党員が党の最高意思決定に参加できない無権利状態におかれているのである。これで「民主的で合理的だ」と自慢できるのか?

 

 党の運営や執行部の選び方が「民主的で合理的だ」と言うなら、少なくとも他党と同じように執行部を全党員の選挙で選ぶべきであろう(その際、それぞれの得票数も公開すべきである)。同時に大会に提出される議案も全党員投票にすべきであるし、個人あるいは共同での議案提出権も保障されなければならない。これを「分派活動」だとして禁止すべきではない。そうしていかなければ、党員の頭数だけ増やしても当事者意識は育たず党の活性化、力量の強化にはつながらない。

管理人(2023/7/1)