本日の「しんぶん赤旗」で党中央委員会幹部会決議「党大会成功へ、8・9月を党勢拡大の『飛躍期間』に」が掲載されたので、その中心部分となる党員拡大目標について考えてみよう(以下は、ずいぶん前に書いて放ってあったものに加筆したものである)。

 

 正確な党員数やその年齢や属性による内訳については公表されていないため推定するほかない。そこで党員数〝真ん中世代〟が約5万人、60代以上が約19万人でそのうち高齢になるほど人数が多いとすると、「自然減」として月間400人以上が鬼籍に入るだろう。離党・除籍・除名を入れると、月間450~500人減というのが現状であろう。

 ここで〝現状維持〟のために必要な月間党員拡大数を考えてみよう。その場合、〝現状維持〟をどう捉えるかで、以下の二つのパターンに分かれる。

(1)党員総数を減らさない〝現状維持〟

 これは上記の推定に基づけば、必要な月間党員拡大数は500人程度である。

(2)ここ十年間程度の党員拡大の〝現状維持〟

 これが今後40年間続けば、つまり〝真ん中世代〟が約5万人という党勢が40年間続けば党員総数は約10万人となる。この場合、月間入党者数は100人程度、やむをえない離党・除籍・除名を考慮すると必要な月間党員拡大数は120人程度である。

 「革新高揚期」でもないどころか後退を続けている状況下では、(1)の目標としての月間500人という数は〝壮大な〟目標とはいえないにしても十分に〝野心的な〟目標といえる。一方(2)の目標では将来的に党勢半減以下となる〝敗北主義的な〟ものになる。したがって(2)の目標を絶対に下回ってはならない目安として、現在の実力からすると、月間250~300人程度が〝通常運転〟ないし〝巡航速度〟での目標、いわゆる「拡大月間」などで集中的に取り組む場合で月間500人という目標が妥当なところではないか。

 今回の「集中期間」での成果が上記数値に近いもの(2ヶ月間で998人)となっているのは、全国党組織が精一杯取り組み、健闘していることを示している。ところが現指導部は、これらの取り組みをねぎらうというよりもむしろ、ここからさらにペースを上げろと発破をかけている。これはあんまりではないか!?

 党大会を私物化し、非現実的な目標を党の最高決定にしてしまったのは現指導部自身である。目標の非現実性に気づいた指導部の諸君は、前中央員会総会にて党の最高決定を〝勝手に〟下方修正までしてみせた。それは当然のことだが党規約違反であり、党大会決定をその後の中央員会総会で下方修正できるという悪しき前例を作った。さらに今回の幹部会決議でさらなる下方修正の道筋もつけた。あとは現実的な目標になるまで二度でも三度でも下方修正すればよいというわけだ。

 前党大会は現指導部が完全に私物化してしまった党史上最悪の党大会であった。第30回党大会の焦点は、党大会を現指導部の手から全党員のもとにどれだけ取り戻せるかにあると私は考えている。次の党大会は、現指導部に党大会を私物化した責任、党大会決定を弄んだ責任を取らせることができるだろうか。

 

管理人(2026/8/4)