4月6日、「二中総」が開かれた。その議題に「その他」があげられ、これをX(ツイッター)の「さざなみ(日本共産党を考えるアカウント)」氏が、ある中央委員の言葉として「反共反撃のための踏み込んだ内容」の「秘密報告」だと述べている。
 普通に考えれば、それは党大会での「その他」と同様に〝松竹問題〟に関する実務報告ではないか。主として、3月7日に松竹氏によって提訴された裁判に対する党としての対応を報告したのだろう。松竹氏のブログによると4月11日に党側から裁判の第1回期日の延期申し出があったようだ。延期の理由は補選の日程との兼ね合いによるものだろうと松竹氏は推測する。
 4月8日、ようやく「日本共産党の全国大会へ 全党員と市民の注目を党員・有志から求める会」の二度目の会見の動画が、一通り彼らのブログにアップされた。時間がかかったのは、おそらく彼らが関わっているとみられる『日本共産党の改革を求めて#MeToo #WithYou』の出版と当時並行ですすめていたからではないだろうか。
 SNSによりつながった彼らの一連の行為は、党指導部の基準でいえば「分派活動」であるものの、現時点では党指導部はこれを「反共攻撃」(=事実に基づかない批判)とはみなしていないのであろう。党改革をめぐる焦点はここにあり、長老支配の党指導部と改革派とのせめぎあいは進行中だ。
 私はかねてより「130%の党」を頭から否定するのではなく、それを実現するためにこそ党の民主化が必要不可欠だと訴えてきた。それは、裁判によって上からもたらされるものではなく、党内外の下からの声と圧力によってこそ実現されるうるものだ。

 

管理人(2024/4/12)