ご当地グルメ研究家の椿です
沖縄のお豆腐は島豆腐と呼ばれ
東京をはじめ全国で売っているものと
ちょっと違うでしょ。
木綿豆腐の一種で
本土のものより水分が少なくて
ずっしり重く大きい。
そしてほんのり塩味がするのだ。
沖縄のスーパーや道の駅などでは
お豆腐が熱々で売られている。
あちこーこー豆腐コーナーが
設置されているのだ。
「あちこーこー豆腐」とは
「できたてアツアツ豆腐」という意味。
15年くらい前に取材で知ったのだが
短期滞在だと
なかなかあちこーこーで食べるチャンスがない
ひと口食べて
残りは処分するとか心情的にできない…
東京でも島豆腐は買えるけど
あちこーこーでは売ってないからなぁ。
そもそもあちこーこーは沖縄の食文化。
沖縄返還当時に
食品衛生法が日本基準になって
豆腐は水にさらして
冷やして販売しないとNGになり
あちこーこー危機があったりもしたが
水が少ない沖縄での特例が認められた。
2021年から
衛生管理が義務化され再び存続の危機に。
現在は
温度が55度を下回ったら
3時間以内に消費するか
冷蔵保存することになっている。
沖縄に限らず
近年の気温の上がりっぷりを考えると
既存のルールを守っていても
衛生管理の面では危なっかしいこともある
お客様からお金を取る以上は
食中毒を出すわけにいかないのは当然。
食文化を守るために
ルールが厳しくなって
設備投資が必要になるのは致し方なし…と思うけど
複雑な気持ちだよなぁ
「島豆腐大好きだよ」
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