人は誰しも物に名前をつけたがる。
それはあくまで私たち人間が勝手に決め付けた『暗号』に過ぎない。
君たちにきっと名など無いのだろう。
それでも僕は君の名前を・・・
知っている。
俺は最強の男。いつだって戦いなんだ。
そう。いつでも戦い。
毎日詰めかけるヤツらはビビって俺に近づかな・・・何っ!?近づくどころか俺の周りに人だかりが出来てやがる。
学生、OL、サラリーマン・・・
フッ。この俺、最強の男と知って近づくとはやるなお前ら。
ぐふっ!何だと!?何故俺にボディーブローを食らわせる!?
音楽を聴きながらボディーブローとはやるな貴様。
いかにも弱そうだ。
よし、人だかりが出来ている隙にコイツにいたずらをしてやろう。
ひ弱なそうな男だ。
ん・・・あ?間違って隣のOLの足に・・・
何だかワケ分からない言葉を叫んでる。
何っ!?腕を掴まれた!?
そうか、俺に惚れたのか。
最強の男はモテて困るな。
『この人痴漢ですー!!』
『君の名前は知っている』第2話「埼京の男~満員電車で痴漢をして捕まった~」
・・・続く。