暑熱順化とは?

暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、

人間の身体が暑さに慣れて順応した状態のことを言います。

「暑熱順応」ともいいます。暑い夏も後半になると、

自分の体が暑さに慣れていることに気づかれる方も多いのではないでしょうか?
猛暑が多い日本では、

夏場の熱中症や脱水症状など

身体の健康を害する危険要素が多く生じています。
こうした熱中症や夏バテなどへの対策として、

身体を暑い気温に対応させる

「暑熱順化」が大変重要となっています。

 


「暑熱順化」の方法

では、具体的に私たちの身体を

「暑熱順化」させるにはどのようなことをすればいいのでしょうか?
私たちの身体は高い気温への対応として、

身体の温度を下げるメカニズムが働きます。

それが「汗」、つまり「発汗作用」です。
冬場や比較的気温の高くない春の間、

日本人の身体は汗をあまりかかず、

「発汗作用」があまり働きません。
そのため6月に入り気温が急に高くなると、

重要な体温調整機能である「発汗作用」が慣れておらず、

身体の不調や熱中症などが起こりやすくなります。
そこで、

「暑熱順化」を実現するためには

「発汗作用(気化熱)」が万全に機能するように

身体の発汗機能を鍛えておくことが重要になってきます。
そして、この発汗作用を鍛えておく方法として、

お風呂やサウナ、

そして適度な運動が最適になっています。