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告知からの日々は
【闘病記】カテゴリーで書いています𓂃 𓈒𓏸✎
癌と告知されるきっかけは
仕事帰りの救急搬送でした。
まさか私が…
あとどれくらい生きられるんだろう…
当時の私はそんなことばかり考えていたように思います。
搬送先の病院では放射線設備がないとの事で
4つ紹介していただいた中から
【大阪国際がんセンター】を選びました。
子宮頸癌の治療実績が1番多かったこと
そして
「大阪城見えるんちゃう?」という理由で
私の悪性腫瘍は7cmと大きかったこと
そして、既にステージ3まで進んでしまっていたことで
手術は出来ず放射線と抗がん剤での治療となりました。
告知から治療開始までは約1ヶ月近くあったので
その間に何度も大量出血をして
そのたびに入院をして輸血をしてもらう…という日々が続きました。
貧血で血管が細くなり
何度も刺し直したり漏れたりで
あの頃の私の腕はヤク中みたいになってました
12月から始まった治療は
平日毎日(月〜木)は通いで放射線。
週末金曜日に1泊入院で放射線と抗がん剤というスケジュールでした。
自宅から車で1時間ほど。
今思うと放射線や抗がん剤の副作用と戦いながらよく頑張ったなぁと思います
治療中の副作用は
『放射線』
✱頻繁に襲ってくる水下痢
✱宿酔いという船酔いのような気持ちの悪さ
『抗がん剤』
✱軽い吐き気
✱味覚障害
私は「シスプラチン」という抗がん剤で
抗がん剤によくある脱毛に関してはシスプラチンはほぼありませんでした。
(若干抜け毛が多いかな?という程度)
昔は癌治療の抗がん剤と言えば強烈な吐き気を連想しましたが
今は薬の改良も進み
抗がん剤投与の前後に吐き気止めを点滴で入れてくれるし
飲み薬でも処方されるので想像していた程の吐き気はなかったものの…
それでもやっぱり気持ち悪さはずーっとあって
治療開始から1週間程で飲み食いが出来なくなりました
がんセンターの食事は細かい配慮をしてくださっていて
食事の匂いが吐き気をもよおすので
「冷食」といって全てのメニューを冷やして提供してもらったり
それでもダメだった時は「麺食」といって
食べやすい麺類に変えてもらったりと
色々工夫して少しでも食べなきゃ!!と必死に頑張ったものの…
治療期間の約2ヶ月で体重は7キロ近く減ってしまいました
当たり前に体力も落ち
気力もどんどん奪われ
「なんで…なんで私が…」と夜中に1人声を殺して泣くこともありました。
それでも「絶対また元気になる!!」という気持ちだけは持ち続けてたし
癌細胞なんかクソ喰らえや!!という思いもありました
放射線全28回の半分を過ぎたところで
「ラルス」という膣内照射もやりました。
膣から専用の器具を入れて
腫瘍に直接放射線を当てるという
聞くだけでゾッとするこの治療。笑
でも
腫瘍に直接アタックできるナイスな治療!!笑
2022年12月に始まった治療は
年をまたいで2023年2月に終了
ただ
放射線を当てていた箇所が子宮や大腸と近いので
少し炎症を起こしていたのと
癒着してしまっているのもあって
週に1度、膣洗浄に通っていました。
この膣洗浄も約2ヶ月で終了。
その後、造影CTを撮り
原発の腫瘍は肉眼ではほぼ見えない程に小さくなり
血中で測れる腫瘍マーカー数値も正常値になり
5月に無事【5年経過観察】となりました
治療を終えてからの副作用としては
手足の痺れが大きかったです。
立ち上がる時
ペットボトルの蓋を開ける
重いものを持つ
これら全てに笑っちゃうくらい力が入らなくて
特に地べたから立ち上がる時はまるで産まれたての子鹿のような
これいつまで続くん…と不安でしたが
治療後3〜4ヶ月で落ち着いた気がします。
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今、このブログを読んでくれている人の中には
怖くて不安であちこち検索して辿り着いた人もいるかと思います。
分かるよ。
怖いし不安。
生きたくて仕方ないよね。
私もそうだったからほんとによく分かる。
だけど大丈夫。
私は今とっても元気です!!
(治療中に減った体重もあっという間に戻りました)
少しの痛みや違和感で再発や転移に怯える日もあるけれど
もしそうだとしても
また頑張るしかない!!!!
だってまだまだ生きたいから
癌と告知されて絶望したけど
癌になったから繋がったご縁や知れたことが沢山あるんです。
癌になったのが家族じゃなくて私で良かった。
これもほんとにそう思う。
この命は私のものだけど
でも
家族や友人、ここで出会えた人やインスタで出会えた人達に支えてもらって励ましてもらって
今の私がいる。
そう思うと
「生かしてもらってる」という気持ちになります
大丈夫。
癌は治る時代だから。
諦めないで。
投げ出さないで。
そして
癌じゃないあなたには是非検診に行って欲しい。
それが癌を経験した私の願いです。