6月24日水曜日、青砥でのタカラトミーの株主総会の後、京成線で日暮里に出て、ちょうど雨も上がったので都電荒川線の始発駅、三ノ輪橋まで歩いて見ました。
この街(日暮里)は繊維の街なんですね。
横山町ほどではないですが、通り沿いに洋服の問屋さんや生地屋さんが並び、ちょうど東日本橋のような雰囲気です。
問屋街の真ん中あたりで見つけたEDWIN の看板。どうやらここが本社のようです。
目の前にいきなり大きな壁が現れました。
どうやら隣の建物が取り壊された後、塗装のされていない”壁”がそのままさらされているようです。
子供の頃、よくこういう場所で一人で壁に向かってボール投げをしたものですが。
真新しいマンションの傍らに古めかしい門だけが残されていました。
この門を潜って建物に入れる訳ではなく、かつてここにあったお屋敷の門だけを、このマンションのオーナーでありここにあった屋敷の最後の主が残したものと思われます。
道のこちら側は東日暮里、マンションのある向こう側は根岸です。
マンションのエントランスもこのように日本風です。
あと少しで三ノ輪橋というところで、チョロチョロという水の音が聞こえます。川魚問屋さんの建物でした。この辺りは隅田川に近いのですが、たしか両国にも川魚の問屋があったはず。
自転車で走るオバちゃんの上を轟音をたてて貨物列車が通ります。
この辺りは昔から交通の要所、鉄道が生活に溶け込んでいます。
国道の向こうに「味の横綱」という目立つ看板が見えました。
時間がなかったので近くまでは行きませんでしたが、お惣菜屋さんのようです。
さて、三ノ輪橋の駅に到着です。ここからは都電荒川線に乗って早稲田を目指します。
三ノ輪を出発して暫くはこのような専用軌道を走りますが、
5分も行くとこのような道路の真ん中の線路を走ります。
最初に降りたのは荒川遊園地前。
正門のまえにある昔の都電の車両。
荒川遊園正門前。荒川区立の遊園地です。
ここにはかつて大きなレンガ工場があったのだとか。
そして再び都電に乗り込み、王子の飛鳥山で降りました。ここは一般道を都電が走る数少ないポイント。数枚写真を撮って再び車上へ。
庚申塚駅。
この駅のホームには甘味屋さんがあって、ここで一休みしようと最初から決めていたのですが、いざ店頭のショーケースを見ると、甘味屋さんというより”おはぎ”屋さんのようで、大きなおはぎ一個とコーヒーという、私の想像からかなり外れたセットだったため、そのまままた車上に。
次に降りたのは雑司が谷。
ここから鬼子母神までぶらぶら歩いたのですが、路地の向こうにいきなりこのような緑が現れました。23区内なのですが、緑が多く、下町の匂いもする良い街です。
鬼子母神の参道で掃除をするおじさんと、それを眺めるネコ。
参道の並木道。
両側には普通の民家が並び、所々にカフェやアンティークの店が点在します。
鬼子母神前で再び都電に乗り、緑の多い終着駅早稲田で下車。
早稲田大学の中を通り、東西線に乗り継いで帰りました。
早稲田、暫く行かないうちに垢抜けてました。まるで外国の大学みたい。