富士山への道 次回のために、これからの登ろうと思うあなたのために | スーパーB級コレクション伝説

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五合目

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 富士山から戻ってきてから一週間、下山してすぐは「もう二度と登るものか」と思いましたが、暫くすると「今度はもっとうまく登ろう」と思うようになってきました。

 今年はもうスケジュール的に無理ですが、来年登るために、またこれから富士山に登ろうとする方の参考になればと思い、備忘録的に今回感じたことをまとめてみました。


1.複数で行くべし

 今回私はバスツアーに一人で申し込んだのですが、あの登山道の大渋滞の中、ひたすら前の登山者のリュックしか見えないという状況で話し相手が居ないと言うのはつらいものでした。

 たとえ渋滞なしでスムーズに進んだとしても、ご来光狙いの夜間登山では周りの景色を楽しむことも出来ず、やはり話しながら、励ましながら登る仲間はいた方が良い。

 一人だと写真を撮るのも不便です。


2.荷物は出来る限り少なくすべし

 バスツアーだと休憩所にコインロッカーがあったり、無料で荷物を預かってくれたりというサービスがあります。

 下山してからの着替えなど、必ず預けて少しでも荷物を軽くすることが後々の体力の消耗に大きく影響します。

 また、吉田口ルートの山小屋では下山道が別になっているために荷物を預けられませんが、本八合目の富士山ホテルでは有料で荷物を預かってくれるようです。ここなら下山の時に下山道から寄ることが出来ますので、事前に確認の上、荷物を預けることが出来れば、頂上までのアタック、山頂のお鉢めぐりなどが、かなり快適なものとなるでしょう。


3.水分は1.5リットル

 夜間登山では、水は1リットルで十分と書いてある本もありますが、私の場合、500ミリリットルのミネラルウォーター2本、アミノ酸飲料500ミリリットル1本でちょうど良かったです。

 山では水分は少しづつ、こまめに取ること。

 途中の山小屋でも水やジュースは売っていますので(かなり値段は高い、500ミリリットルのペットボトルで1000円以上)。荷物を軽くしたければ途中の山小屋で買うという方法もあります。ペットボトル2本減らせば1キロg荷物が軽くなる計算です。


4.マスクを持っていくべし

 ガイドブックなどにはあまり書かれていないようですが、吉田口の下山道、須走口の下山ではかなり埃が舞います。毛穴に砂埃が入り込むほど細かい粒子なので、日曜大工センターなどで売っている簡易式の防塵マスクを持っていくと良いと思います。


5.出発前に体力づくりをしておくべし

 今回私は出発前までにスクワットを一日100回行うようにしていました。一日10回から初めて3ヶ月で100回出来るまでになりました。スクワットは登るときに必要な大腿筋を鍛えますし、人間の体の中で一番大きな筋肉である大腿筋を積極的に動かすことは有酸素運動としても効果的です。

 しかし、登ることばかり意識して、降りるときに必要なふくらはぎのトレーニングを忘れてしまい、下山後にパンパンになってしまいました。ふくらはぎも鍛えておきましょう。

 筋トレとともに、普段からの体力づくりも肝心。

 今回のツアーで、登山は初めて、普段から運動もあまりやっていないというご夫婦がいましたが、特に奥さんがきつそうで、八合目の山小屋に着くまで殆ど案内人に荷物を持ってもらっていました。このお二人は九合目までは行ったものの、山頂はあきらめて戻られたそうです。

 普段からエレベーターを使わずに階段を登る、一駅前で降りて歩くなど、体力づくりをしておきましょう。

 ついでに言うなら、初めて富士山に登るなら、10代後半から20代までの体力に満ち溢れているときに登るのが一番です。私もせめてあと20年早く登りたかった。

 

6.ガイド付きのツアーを選ぶべし

 今回私の参加したツアーは、山小屋までは山小屋の案内人が連れて行ってくれるが、山小屋から山頂の登りと、五合目までの下山は自由行動というもの。

 これでも案内人がいないよりはマシなのですが、頂上までのペース配分、下山のペース配分が難しく、ガイドがいた方がいいなと感じました。またガイドの資格を持っている人は、富士山の自然環境の説明などを行ってくれるようなので、楽しみも増えると思います。


7.補助食料

 山小屋で補給できるので、もって行かなくとも良い、とまで書いてある本もあります。たしかにそうすれば荷物も軽くなるのですが、何しろ高いし、自分の好みのものがあるかどうかわかりません。ここはやはり若干なりとも持っていくべきだと思います。

 今回の私の場合、ミニドーナッツ2個、ミニメロンパン(チョコチップ入り)2個、チョコレート15粒ほど、キャラメル10個ほどでちょうど良い量でした。

 チョコレートとキャラメルは1個づつ小分けに包装されたものが歩きながらでも食べられるので便利です。

 このほかにフルーツグラノーバの子袋を三つ持っていったのですが、水の貴重な富士山ではパサパサ感の強いものはあまり食べたいと思いませんでした。


以上、思いつくままに書いてみました。

これから登られる方のお役に立てれば幸いです。