先週末のこと
いつもの整骨院治療から帰り
テレビをつけたら
涙顔の女性がドクターを前に
手術を決意するシーン。
「元アイドルOさん(64) 謎の腰痛で生死をかけた大手術!
スーパードクターは最新手術で成功するのか⁈」
のドキュメンタリー番組でした。
もしや…⁈





と、画面に釘付けに。
やはり、腰部脊柱管狭窄すべり症の
内視鏡下 腰椎側方固定手術!
腰部の背椎が、なんらかの理由でズレたり(滑るとも言う)、不安定になり、神経を圧迫し、激しい痛みやシビレが出る症状を改善するため、
不安定になった腰椎をスクリューで固定する内視鏡での手術。
私が近い将来するであろう手術と全く同じ。
「側方」がミソです。

(生死をかけた大手術 なんだ〜。
)
)この腰の手術、今まで内視鏡は使わず直接切開して行っていたため、ダメージが大きく、回復にも時間がかかり、感染症などリスクも大きかったのですが、
近年、いくつかの、最新設備の整った、専門医のいる病院で、低侵襲手術として行われています。
その低侵襲手術の中でも、最も新しく高度な技術が必要とされるものが、側方(脇腹)から内視鏡挿入するこの手術。
一般的には、背中から内視鏡挿入し、筋肉を削ぎ、神経を傷つけ、骨を少し砕いて行うのですが、(一般生活者にはなんら支障のない程度)
バレエ継続が願いの私は、筋肉も、神経も、骨も極力傷つけたくない
。という
。という私の懇願
で、私の主治医であり、腰椎のスペシャリストのドクターY
は脇腹から内視鏡を入れ、筋肉、神経、内臓をよけてよけて (⁈)
背骨に到達し、骨を傷つけず、傷んだ椎間板だけを切り取り、その代わりに人工椎間板をセットするこの難易度の高い手術を提案してくれているのです。
で、私の主治医であり、腰椎のスペシャリストのドクターY
は脇腹から内視鏡を入れ、筋肉、神経、内臓をよけてよけて (⁈)
背骨に到達し、骨を傷つけず、傷んだ椎間板だけを切り取り、その代わりに人工椎間板をセットするこの難易度の高い手術を提案してくれているのです。テレビのドクターは別の病院の方ですが、
この最新難関手術を放映するくらいですから
スーパードクターに違いないのでしょう。

NHKの医療番組の整形外科編でお見かけした気がするし。
そういう訳で、偶然にも、この番組で
私が全身麻酔で受けるこの手術の一部始終を観る事になったのです。
怖いけど…観ずにはいられません。

VTR中、内視鏡を脇腹に挿入し、順調に背骨に向かって進む中、
「想定外のアクシデントが…

スーパードクターも
これは、大変だ!…と… 」
そこでCM。


番組の思惑通り、ドキドキしながら続きを観ると
元アイドルOさん、出産当時、帝王切開したため
術後の組織癒着が内視鏡の進路を妨げ、脊椎に到達出来なくなっていたとか。
時間は要したものの、なんとか癒着組織を切り離し事無きを得ました。
(ゲッ… 私も帝王切開だったし…

そこまで一緒とは…

ドクターYにお話しておかなくっちゃ
)
)その後、内視鏡で人工椎間板を的確な角度でぴったりセットし、手術予定半分クリア。
後半は、背中から、不安定になった背椎を4本のスクリューで固定するため、そのスクリューを入れる穴を掘る施術。
細長ーい4本の金属で腰を串刺しに!

その串を金槌みたいなもので、カン!カン!カン!
衝撃・・・

私の腰にもその振動が響いてきて
ぶる ぶるっと 身震い…
・・・・
・・・・作った穴にスクリューをねじ込み、
2本ずつ固定しながら
背骨の配列を0.1ミリ単位で調整していきます。
神業!
こんな技術を習得するのは、時間や努力だけでは
不可能だと思う…。

後は傷を閉じて3時間の手術終了。
元アイドルOさんはその後二日間、I CUで痛みに耐え、
2週間で退院。
2週間で退院。3ヶ月後、晴々した様子で歩くお姿がVTRで紹介されていました。
大成功!めでたし、めでたし。

スーパードクターの
繊細かつ大胆な高度な技術力、集中力、精神力には さすが。
テレビ番組上の思惑で、何割り増しかで
色付け構成されているとは言え、
想像以上に ショッキングな現実を目の当たりにした私。
生々しい、衝撃のシミュレーションでしたが
、現実的に心の準備が出来ました。
私の主治医ドクターYの病院は
背椎と関節に特化した専門病院なので
腰椎専門医が7〜8人が常勤。
全国から手術希望患者を受け入れるため
飛行機、新幹線からのアクセスを考慮した立地に
最新設備を備えています。

ドクターYの説明では
手術後は、一般病室で翌日にはベッドから起き上がる事ができ、2日目には散歩でき、10〜14日で退院。
退院後、デスクワークなら仕事復帰出来るとのこと。
どんな動きでも出来るには6カ月かかるらしいけど、これらはあくまで一般生活者についての見込み。
バレエのように普通のスポーツより特殊で、人間離れした可動域とマニアックな筋肉の使い方、感覚が必要なものについては
術後のダメージは計り知れず、
ドクターYも何が起こるかわからないとのこと。

私の場合、バレエのレッスンで限界を感じ、
清水の舞台から飛び降りる気になったら
手術をお願いするつもりです。
手術後のダメージは怖いですが、
ドクターY に執刀していただける環境にある事は
幸運だし、心強い事。

来る時が来たら、
安心して、まな板に乗ることができます!

13年前の膝の怪我の時も
幸運にも、前十字靭帯手術のスペシャリスト
ドクターUに辿り着く事ができ、
最高の手術を受ける事が出来ました。
今もなお、膝ではお世話になっています。
このドクターU が4年前に引き抜かれて、この背椎関節病院に移られたので、膝でこの病院にお世話になっていたところ、腰の病が発覚し、
ドクターUのご紹介で予約も取りにくい
ドクターYに辿り着いた訳です。
ほんと、ドクターには恵まれている事に
あらためて、感謝です。

近所の早咲きの桜が咲いています。
これから、
早めにお風呂に入り、ゆっくりマッサージ。

その後、入念にストレッチ、低負荷筋トレ、
バレエ感覚の上書きエクササイズ。

明日のレッスンに備えます。



長々と、お付き合い頂き、ありがとうございました。


