こんにちは、

 

「たった3カ月で、あなたが求めている英語力をマスターする」

 

コーチの川崎です。

 

 

今日は、英語のメールの悩み第二弾という事で、

 

「ビジネス英語メールを最後に締めくくるための結びの言葉」について

 

書いていきたいと思います。

 


何人かの知り合いに、こんなことを言われました。

 

「英語のメールを結ぶ言葉を調べると、Regardsやら SincerelyやらBestとか色々書かれていて、どれを使ってよいのか分からず、迷ってしまう…」

 

確かに、結び方にはいくつかの表現方法があり、

その違いについてよく理解していない人が多いようです。


そんな英語のビジネスメールの結び方ですが、

 

当然ですが、日本のビジネスメールにあるような結び方を直訳しても

 

全く通じません。

 

 

 

実は、10年ほど前に、お客さんに英語メールの添削をお願いされた事があります。

 

そのメールの結びには、

 

We play your familly health and continuous happiness.

(我々は貴方の家族の健康と幸せの継続のため遊んでいる???)

 

playprayのスペルミスだと気づくのに2-3秒かかったでしょうか…

 

 

「 ご家族のますますのご多幸をお祈り申し上げます 」
と、その男性は書きたかったようです。

 

 

 

一応、お客さんでしたので、「そもそもplayじゃなくてprayだろ!」(チャンチャン!)

 

なんて突っ込むわけにもいかず、突っ込みたい気持ちを堪えて、

 

粛々と添削してあげました(笑)

 

ちなみに添削後の文面は

 

All the best wishes for you and your familly.

 

でした。

 

 

最近の日本では、畏まった手紙の書き出し文や、

 

結びの文は殆ど見る事が無くなりましたが、

 

英語では、相変わらず手紙だろうとメールだろうと、

 

結びの文は必ず書きます。

 

そんな結びの一言で一番一般的なのは"Regards,"でしょうか。

 

何を書いてよいのか分からない場合はRegards,を使いましょう!

 

ポイントとして、Regardsの後にカンマを付けます。

 

 

そもそも、このRegardsは、「敬意」という意味があります。

 

本来はWith Regards (敬意をこめて…)だったのが、

 

Withが省略される事が多くなってしまいました。

 

他にも、Best Regard,という表現がありますが、基本は同じです。

 

直訳すれば、「最大の敬意をこめて」みたいな意味ですが、実際には

 

敬意をこめて書いているわけではなく、日本語の

 

「よろしくお願いします」

 

のようなフレーズになっています。

 

Regardsは他にも、warm regards,  kind regardsなどの表現がありますが、

 

これは相手に感謝している時に結び言葉として使います。

 

 

 

次に、Sincerely yoursというフレーズもよく見かけます。

 

真心を込めて…」というような感じで訳されることが多いですが、

 

yoursには元々、家来が自分の主に対して書くような文面に使われていました。

 

「あなたの忠誠なる家臣より…」みたいな感じです。

 

でも、さすがにこのご時世、忠誠なる家来はいるわけもなく、

 

単純に目上の偉い人と、重要顧客とかにメールを書いて結ぶときに使います。

 

目下の人に気軽に使うものではありませんので、気を付けてください。

 

 

次に、bestが入っている文で結ばれている事があります。

 

例えば

 

All the best とか best wishesとか、bestとか…。

 

これは"best"な結果が起きますようにという意味です。

 

ですからバースデーメッセージとかによく

 

"All the best!"といったフレーズが書かれているのです。

 

何か相手に良い出来事が生じてほしい場合は、この表現を使いましょう。

 

私が今仕事でやり取りをしている外国人の人たちは、

 

それなりに人間関係が構築されているので、

 

Best, の一語で結んであることが多いですが、多少これは

 

砕けた表現になりますので、まだ知り合って間もないような人には、

 

Bestだけで結ぶのは止めましょう。

 

 

最後にLoveで終わるメールですが、

 

ビジネスメールでは、これは稀です。

 

これはプライベートなメールを書くときに、

 

LoveとかLots of loveとかWith loveのような表現を使います。

 

訳はお分かりかと思いますが、「愛をこめて」という意味です。

 

いかがでしたか?

 

ここで書かれた結び文句の後には、必ず自分の名前を書きます。

 

フォーマルなメールにはフルネームで、

 

カジュアルもしくはプライベートでは、

 

ファーストネームもしくは省略したイニシャルなどを使います。

 

是非一度、英語でメール書いてみてください!

 

ではまた