こんにちは。

今日は長崎の

平和祈念日ですね。

真夏の暑く
じりじりした日差しの中で考えると

また一層平和に対する思いを
感じざるを得ません。

格差や分断がうみだす社会の中で

今回は
橘木 俊詔著
「資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか」
を読んでみました。

 

 

 


資本主義やら
経済学は一番苦手の分野なので

この手をどうして手にしたのかは

以前読んだ「幸福学」などが影響しています。

さらに「お金」に関する本を読んでいると
社会の仕組みなどについて

「アンテナがたつ」
興味がわいて

おもいきって読んでみよう!と
思いましたが…


資本主義・経済学を学ぶには
コンパクトに要点が書かれていて
概要が書いてあるのでよいですが、

自分には「難解」でした。

図の解説などもあるのですが、
具体的に落とし込めないからだと
思います。

資料などとして
利用するのはとても興味深いです。

自分の中で咀嚼しきれていないので、
触りだけ大まかに話します。

第1章は格差の現実
この章では
1.格差問題として
三つの視点を述べます。
 ①は高所得者低所得者でどれくらいの差があるのか
 ②貧困者が社会にどれだけ存在するか
 ③貧困者と対極にある高所得・高資産保有者の存在
他にも
 結果の格差と機会の格差の違いを述べつつ
2.拡大する所得格差として
 高所得者と低所得者の所得差を
 いろいろな指標によって考えるが
 その中で「ジニ係数」の存在
 0.0と1.0の間で大きい方が所得格差が大きいととらえます。

 その結果では日本は
 アメリカほどではないが、
 2019年で0.327
 と先進国の中でも高く、
 所得格差が大きいようです。

3.では貧困大国ニッポンという題で
 絶対的貧困、相対的貧困、生活保護など様々な視点で
 のべており

次に社会の話に入っていきます。

この時点でも
本が一冊書けてしまいそうですが、
ぎゅっと凝縮していあるので
何度か読んで理解していくのがよいかと思います。

問題点をあげるのが上手く
いろいろな視点で考えられる点で
京都大の教授の先生だな、と感心します。

その後は
第2章 資本主義社会へ
第3章 資本主義の矛盾と向き合う経済学
で歴史について触れていきます。

第4章では
福祉社会と格差社会では他の国がどうなのか

そして
第5章は
ピケティの登場
第6章はピケティ以降の格差論で
現在の格差社会の状況について
図や表で丁寧に解説しています。

第7章は経済成長か、公平性かで
現在の問題点や
どのように格差を是正していくとよいかを
述べています。

第8章は日本は格差を是正できるのか
にて日本でどのようにすればよいかを
具体的に述べています。

山の日をはさんで
連休、夏休みということもあり

みなさんも
メモをとりながら
本を読んでいくのもいいかもしれません。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。