こんにちは。

まだ6月の半ばではありますが

今日も暑くなるようです。

円安が言われたり
日経平均株価がのきなみ最高を叩きだしたり

新NISAがはじまったりと
「株」や「株式投資」の話を
よく聞くようになった最近ではありますが

その中で
山崎 将志さんの
「父さんが教える株とお金の教養。」を
読んでみました。

 

 

 


元は2021年10月に刊行された
「父さんが子供たちに7時間で教える
 株とお金儲けの教養。」を
改題し、加筆編集して文庫化したものです。

 

 


ですので、以前の内容も含まれていますが、
中学生、高校生でもわかりやすく
経済学や金融を踏まえての
「お金の勉強」ができます。

著者の息子さんたちが
とても優秀で

途中で
アップルはなぜ長い間時価総額世界一だったのか
A41枚以内にまとめよ

の課題では立派な文章を書いています。

この子たちであれば
今回の話を応用しながら

よりよい未来を託せる
優秀なこどもたちだな、と思ってしまいました。


内容の要点はいたってシンプルですが、
「わかりやすく教える」という点では
教本のひとつかと感じます。

プロローグでは
「お金もちはどんなひと?」という雑談から
株式投資に話をつなげていきます。

第1講では
投資をすればお金が増える?
ということで

投資の中でも「株」に話を集中し
「株価」って何をしめしているのか?など
基本的なところを話してくれます。

第2講は第1講をふまえて
どんな会社に投資するといいのか?ということで

日米の時価総額ランキングをみたり
米国の時価総額ランキング上位5位の
GAFAMが強いのはどうしてなのか?

さらには株式市場というが
過去は過去でしかない、ということを述べています。

第3講は
「株価情報をちゃんと読める人」になる
ということで

いわゆる株価情報の見方を一通り話をしてくれます。

ここはFP(ファイナンシャルプランナー)のお勉強をすると
よく出てくるところを
かみくだいて説明してくれます。

第4講は
「伸びしろのある会社」を見きわめる
と題して

筆者の現在もっている株をどうして選んだのかを
話しをしてくれています。

第5講はいよいよ本質のところ
株式投資のための教養で

「株式会社」という発明というところが素晴らしいのと
「資本主義」があるからこそ

価値をみつけて
人類が成長していく姿が見いだせると感じました。

さらに「複利」のすごさを話してくれます。

第6講は父さんのしくじり~後悔と反省
とのことで、
失敗した話をしてくれて

借金で投資を絶対にしてはいけないということで
「信用取引」が非常に怖いものであることや

株式投資のよくある「たら・れば」の話をしています。

第7講では
いざ、実践。であり

株式投資をするにしても
ドルコスト平均法でインデックスファンドを買って

勉強する習慣をつけて
経済の流れを身につけながら
日々を豊かに過ごしてもらう、ということが
わかりました。

株式投資初心者でも
おおまかな流れがよくわかり

やってはいけないことをつかみつつ

少しだけはじめてみよう!と
背中を押してくれるような本です。

さらに
「わかりやすく」
お子さんにも話ができるように
工夫してあるので、お子さんにも
勧めてみるとよいかもしれません。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。