そういえば、こんなこともあったなあ。
入社してからの研修中に、僕の席に
寄ってきたK がこう言ったのです。
「旗腰絵美(仮名)って知ってるよな?」
びっくりでした。
旗腰さんは区立中学の3年生の時に
同じクラスにいた女子。
もちろん、単なるクラスメートです。
(何故、こいつが俺にそれを聞く?)
という素朴な疑問はもったものの、興味
もないので、中学の同級生だよ、と答え
たら、何かを言いたそうにその場を去ら
ないので、しかたなく、
「なんで?」
と聞いたら、にやにやして話し出しました。
なんでも K は大学時代に旗腰さんの妹
とつきあったことがあるらしく、その妹が
ミスなんとかで、僕の自宅近くに住んでい
て、我々と同い年のお姉さんがいたらしい。
どうやらそのミスなんとかとつきあっていた
ことを自慢したくて、微妙な接点のある僕に
話しかけてきたようなのです。
うぜー。 ほんとにうぜー。
スキーやらテニスやら、女性と一緒にできる
スポーツしかやらず、しかもテニスは下手。
口から先に生まれてきたような奴なので、
舌先三寸で交際に持ち込んだんでしょうね。
迷惑だったろうなあ、旗腰シスターズ。
そんなだから、あいつはあんな不祥事起こ
したんだよな、まったく。
ま、その不祥事の話はまたおいおい、という
ことで。