17年前に読んだ「危険なふたり」(吉村
達也著)という小説を再読しました。
中途採用に応募してきた星野豪太という
25歳の男性を気に入った40代の敏腕
編集長、緑川剛が強引に彼を入社させ、
迫っていく同性愛?がらみのサスペンス。
出版社内で絶大な力をもつ緑川がパワ
ハラセクハラ織り交ぜて豪太に迫る場面
を読んでいて、僕は昨年話題になった
ジャニーズ問題を思い出しました。
絶大な権力をもつジャニー氏が、スター
を夢見るジュニアたちを手籠め(古いか
な?)にしていったのはこんな感じだっ
たのかもしれません。
現実のジャニーズ問題とは異なり、本作は
意外な結末を迎えますが、ネタバレになる
ようなことは書けないので、興味のある人
は古本屋で探して読んでみてください。
(たぶん絶版になっているので)
250ページくらいのさらっと読める一冊です。