「ロレックスの何がよいのですか?」 | アズーロのブログ

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そんな質問をされたら何と答えるか?


買うようになった頃の1番の理由は、

たぶんこれです。


【中古なら手の届く「いい時計」だから】


1990年代後半は、新品は無理でも

中古なら手が届く時代だったのです。


当時の定価が50万円近いサブマリーナ

でも、中古なら30〜35万円くらい。

シードウェラーでも40万円いかない

くらいでした。

知識と審美眼があれば、いい個体を安く

買うことができたのてす。


あの頃ロレックスは中古市場にいい個体

が多かったので雑誌やムックを読み込み、

仲良くなった時計屋のスタッフから情報

や知識を仕入れてから、納得のいく一本

を選んだもの。程度のいい中古品を手に

入れるのはかなり楽しい作業でした。


ロレックスはSUS904Lという高性能の

ステンレススティール(航空宇宙、化学

産業用。医療器具用より上)を使ってい

ますからかなり頑丈ではありますが、

中古なら傷や凹みがあるものもあるし、

竜頭や針などの可動部分のコンディ

ションがよくないものもあるので

「見る目」は大事だったんですよね。


しかし、今や正規品はまったく店頭に

並ばず、定価だけがグングン上昇し、

中古品や並行輸入品は高い定価より

さらに高いという異常事態。

これじゃ興味もなくなるというものです。


予約しなきゃ入れず、入れても希望商品

には出会えない正規店。

定価の数倍の値段を中古品に平気でつけ

ている非正規店。

どっちに行ったって気持ちよく買えない

なら、ロレックスは買わない、という

選択をする時計好きが増えるのもしかた

のないことですね。