バガテルに行きたくなる名作「ローズメーカー」 | アズーロのブログ

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昼過ぎから amazon prime で

「ローズメイカー (LA FINE FLEUR)」

というフランス映画を観ました。


よかった。


ここ数日、毎日のように洋画、邦画

を観ていて、ちょっと映画なれ気味

になって心が動かなくなりつつあっ

たのですが、ストーリーが進むにつ

れてしみじみと良さがわかってくる

好作品でしたね。


秀逸だったのはラストシーン。


エヴが手にした新種のバラがバガテル

で賞を取るのですが、これがいい。

ハリウッドものなら、スリリングな

審査シーンや受賞発表での主人公の

ガッツポーズ、ライバルの仏頂面など

がふんだんに入るところですが、

なんと受賞発表シーンはなく、エヴの

受賞スピーチで終わるのです。

そのまま次々に美しいバラの写真が

流れるエンドロールへ。

観客が映画の感動を味わう余白のある

終わり方がいかにもフランス映画だな、

と感心しました。


とてもいい映画です。ご鑑賞あれ。