いや、わかってた事ですけれど。ボス・リズの傾向を知った時から、もう、ずっと、わかってた事ですけれど。
- ものすごく近視的思考。
- 本人の前頭葉の制御が効いている時には、戦略思考。
- でも、基本、脊椎反射で物事を発言したり、行動するので、結果、近視的思考の人に見える。
- そんなわけで、毎回いう亊が違ったり、一貫性がなかったりする。
- でも、本人的にちゃんと理由がある=その場その場の判断+独自のマイルール。
- 独自のマイルールにも、理由がある。だから、それが独自の「いらんこだわり」だとは気が付いていない。
- そして、自分の脳内だけで「こう」と決めた事があり、それとまったく同じでないと「ダメ」な事となる。
- つまり、100かゼロか。私のやり方か、ナシか。
- 自分のいらんこだわりか、そうじゃないか。
まぁ、ざっとこういう感じでループしている。
リズ: Sango!どういう事なの?金曜日には、ミーティングを一切入れないでって言ってるでしょう?スタッフはみんな疲れてるのよ!
私: え?でも、2週に1度の金曜は「自分を磨く日」として、会社全体でキャンペーン中です。このミーティングは、「会議」
ではなく、トレーニングです。会社全体でも、トレーニングの招待は色々飛び交ってますけれど?
リズ: 入れないで!
数日後。金曜日にミーティング招待がはいった。私の1:1である。へぇ。私が金曜の夜に働くのは、当たり前なんだ・・・。そして、数か月後。
リズ: Sango、例のトレーニングいつなの?
私: 金曜日に入れられないので、なかなか空きがなくて。
リズ: なぜ、金曜日に入れられないの?
私: え?前にリズが言いましたよね?金曜日に入れるなって。私は、会議じゃなくてトレーニングだから、いいと思いますけれど。
リズ: もちろん、いいに決まってるわよ。
は?
そして、本日、金曜日。
リズ: Sango、今から15分後にミーティングできる?
私: ええと。もう、就業時間すぎてるので、シャットダウンしてます。
リズ: 緊急の用事なのよ。
私: ええと・・・でも、私、来週半ばまで休みを取ってますし、今、緊急のタスクをもらっても、ハンドリングできませんよ?
リズ: じゃあ、いいわ。メールしておく。
私: わかりました。仕事するのは、来週の後半からになりますよ。
リズ: わかってるわ。そんなに急ぎじゃないから、大丈夫よ。
は?
リズ: 前にお願いしてた、ドキュメント?できてるわけ?もう、長い間待ってるわ?
私: ドキュメント?あ、ミーティング・ケイダンスですよね?ラニさんと、一緒にやってますよ?進んではいます。
リズ: 今すぐ見せて?
私: ああ、ハイ。まだやってる途中なので、完璧じゃないですけれど。
リズ: これじゃないわ。できてないじゃない。
私: ハイ。途中です。どのミーティングをいつ、誰と、何の内容か・・という事ですよね?
リズ: そうよ?文書をお願いしたでしょ?
私: え?文書?エクセルにまとめるようにしますけれど。
リズ: フォーマットは関係ないわ。
私: あ、はい。エクセルで、ここまでできたのを、まとめるつもりでいますけれど。
リズ: はぁ・・・あれ、もう何か月も前の話でしょ?
で、あまりにもぎゃーぎゃーうるさいので、集中して、丸一日で終わらせた。
リズ: あれ、何か月も前にお願いしたでしょ?
私: できてます。今、シェアしてるファイルです。
リズ: エクセルじゃなくて、ワードで作って!
私: ・・・。
フォーマット関係ないっていうたやんけ!!!!!!!
リズ: はぁ・・・あなたが私の言う亊を理解できてなかったのなら、しょうがないわ。
私: ・・・。
リズ: あとで、時間が空くわ。そこで、ミーティングしましょう。
私: ・・・いや、それ、私の金曜の夜です。
リズ: あなたさえ、よければ、よ。
私: 金曜の夜なんで。
リズ: ・・・。わかったわ。良い週末を。
リズ: あ、ちょっと待って、Sango。
私: ・・・(だから・・・金曜の夜やって・・・)。
リズ: あのミーティングはいつになったら、設定されるの?
私: ラニさんに、スケジュール調整依頼はお願いしてます。
リズ: 何度も言ってるように、出来ないのであれば、そういってくれないと。
私: ・・・スケジュール管理は、秘書しか権限ないですし、私はできませんよ?
リズ: わかってるわ!できないのであれば、そういってくれないと。
私: だから、私はできません。そして、ラニさんとは週1でミーティングもしてますし、週に数度チェックします。彼女が「今、アビの仕事で優先順位が高いものがあるから、それが終わったらするわ」と言う以上、私はこれ以上何もできません。
リズ: はぁ。できないのであれば、そういってくれないと。
私: それは、ラニさんと直接お話ください。私はどうする事もできません。リズから、直接、ラニさんにそれを伝えてください。
リズ: わかったわよ!
私: すみません、もう、金曜の夜ですし、予定ありますんで。
リズ: ・・・良い週末を。
脳内で、何度も、プラスチックのスリッパで、リズの頭を叩いてますけれど。いいですよね。
この人と話をすると、嫌な気分しかしない。
なのに、この人は、私と仕事をするのが大好きだそうである。
本当に、一貫性ないわ。