Anxious attachment vs Avoidant attachment style | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

久々に、リブログのリブログ~。

 

昨日聞いていたPodcastが興味深かったので、いくつか聞いてみたところ・・・。こんなのがあった。

 

Anxious attachment style (不安型愛着スタイル)と Avoidance attachment style (回避型愛着スタイル)。

 

ね?興味深くね?

 

で、ググってみた。

 

 

この記事のライターは「不安型と回避型の傾向がある」と自分で書いている。なるほどねー。私も、どっちか言うたら、多分、不安型と回避型の両方だな、と思う。どれか一つという亊ではなく、シチュエーションによって、どちらにもなりうる・・・という亊なのだな、と。

 

Bさんも、多分、両方の傾向があるのかな、と思う。

 

最初に出会った時の距離感の近さは、ちょっとドン引きするレベルであった。私の周囲のASDさんですら、ここまで距離詰めてこないよ・・・というぐらいの距離感。でも、ASDのかほりは一切しなかったので、え?なんだろ・・・と私から寄って行ってしまったのもある。あと、実際に、Bさん魅力的でしたし。みなぎる自信というか、カリスマというか。でも、かと言ったら、そういう亊でもなくて。私が「じゃあ、いいや」と去ろうとすると、尋常じゃないぐらいに「え?」と不安げな表情や顔を見せる感じ。

 

あ、こういうタイプの人かな?と思って、ちょっと突っ込んで聞いてみたら、めっちゃ回避型みたいな亊になった。

 

Bさんがサラッと言った幼少期。小さいころに難民としてヨーロッパのある国にやってきた話。当然、難民として移動する前も後も相当の苦労があったのだと思う。そして、移動してきたのは、お母さんと、そのお母さんと年の離れたお母さんの妹(叔母)たち。つまり、当時お母さんが20代か30代だとして、叔母は10代・20代前半で、すごく若いと言っていた。多分、お母さんにとっては、息子も入れて、自分の子供のような子を2人も一緒に連れての旅と生活だったのだと思う。

 

Bさんは「愛情いっぱいに育てられた」と言っていたし、そうだと思もう。限られた生活の中で、すごく愛情いっぱいに育てられたのだと思う。でも、多分、その分、「この家族の中で男は僕だけ」という気持ちも働いて、早く自立して、早く、この人達を守ろう・・・と思ったのじゃないかな、と思う。

 

好き勝手に想像しているけれど、そういう環境なら、そうなるべくして、そうなるよね・・・と思うのだ。

 

猛烈に頭がいいBさんは、勉強が出来て、奨学金を受け取り、世界に羽ばたく人になったのだと思う。難民で移動してきたという亊もあって、うちのおかんみたいに「ずっと家に居てほしい」というタイプの家族ではなかったのだろうと推測するけれど。でも、多分、私のようなアイデンティティの所在のなさ(育った国と本来の国と)とか、別の国に住んでいながらも思う所在なさとか、あったのかなーと勝手に推測する。

 

6つの大学で勉強したと言っていた(全部、有名どころ。東大のずーっと上レベルの大学)けれど。このあたりにも、何となく、ASDさは感じられない。むしろ、かなりのADHD傾向を感じます(笑)。務めた会社も数年でやめて次・・・、誘われて面白そうなら次、そして、自分で起業して新たなビジネス展開・・・という、ADHD傾向の天才的な、そんな感じも見受けられる。

 

で・・・それだけ、いろんなことをしてくると、精神状態って安定してこないよな・・・と思うのだ。

 

前にも書いたけれど、うちの会社のトップの人達は、普通に、定期的に行く精神科医がいる。ストレスフルな仕事をしているし、仕事とプライベートのバランスが崩れたり、あるいは、自分のメンタルバランスが崩れる事で、仕事の決断にすごく大きな影響を与えてしまうので、メンタルバランスを保つためにも、メンテナンスが必須なのだ。何千人の社員と、株主に影響する決断を日々していく人には、メンタルヘルスケアは当然の亊だと思う。

 

もちろん、私の憶測なんだけれど。Bさん、こういうのを受けている感じがしなかった。

 

アビもそうなんやけれど、メンタルヘルス慣れしてる人って、私が使う用語や、私が質問する亊に対して、動揺しないのだ。アビなんかもそう。

 

アビ: ものすっごいストレスがたまるミーティングがこれから2-3日続くんだ。

私: 決断しないといけない感じ?

アビ: いや、ボスたちみんな勢ぞろい。

私: ああ、なるほど。ボスたちが決断しなきゃいけないのか。みんなにとって、ストレスフルな会議なんやな。でも、ボスたちのストレスは、アビのストレスではないから。自分のストレスだけにしとかな、辛いで~。

アビ: わかった(笑)。

 

こんな感じ。あとは・・・。

 

アビ: 今、重要な内容をレビューしている最中。今週いろいろ決まる。

私: ・・・怖い?そういう時、怖いと感じる?

アビ: 怖い。いつもね。いつも、怖いよ。

私: そうやんな。じゃあ、早く終わるといいね。乗り切ったら、おいしいビール飲めるね。

アビ: 太るなぁ(笑)。

 

そのほかにもいろいろあるんだけれど、精神科医のところで出てくる用語や会話みたいなものに慣れているというか・・・。自分の問題やストレスを認める事に慣れているというか・・・。もちろん、それでも、ストレスマックスな時には、八つ当たりされるねんけど。

 

私: 今週末少しゆっくりできるといいね。

アビ: 週明けに大事な会議があるって言ったと思うけど?だから、準備が必要なんだけど!

 

・・・いや、言うたかも知らんが、そこまで覚えてへんし・・・。なんなん、私あなたの彼女なん・・・?みたいなやり取りで、むしろ「ウケる~」なんて亊があったりもする。

 

でも、アビもそうだし、おじい本部長もそうだし、おばはん本部長もそうなんやけど。こういう、自分の心の問題について話すのが、割と楽そうなのだ。多分、それは、日常的にカウンセラーや精神科医にかかっていて、言葉にして話す亊に慣れているのかな、と思う。

 

私の場合は、このブログを通してだったり、最近だと、オーラちゃんや、ナタリーや、老眼の友くんなんかに、割とオープンに自分の気持ちを話す亊で、自分の心の問題を話し慣れている。誰かに指摘されたとして、「あ、ホンマや」と客観的に気が付けるぐらいまで、突き詰めて、自分の心の問題を見ているし、そういう文章も見慣れている・・・というか・・・。

 

そういうのが、Bさんからは感じられなかったな、と思う。

 

B: Relax and chill! (リラックスして、ゆったりとしなよ!)

 

を口癖のように言う彼は、あれは、もしかしたら自分への言葉なんじゃないかなぁとすら思ってしまう。毎日忙しくして、いろんな亊をspontanious に free flowで決めていく彼は、私にはすごく緊張状態にあるように感じられるから。上手く伝えられないんだけれど・・・。

 

本当にリラックスして、余裕がある人は、数日後に会う約束とか、1週間後の予定とか、普通に人に伝えられると思うんやけど、違うやろうか。「来週の~には、~が終わるから」とか、それが言えなくて「来週の亊は、来週にならないとわからない」みたいなコマを埋めるみたいな生き方してる人って。なんだか、私が実家問題で不安な時に、多動かよ!というぐらいに、いろんなほかの問題を意識的に処理していく、あれに似てる気がするの、気のせいだろうか。それを、もっと大きな根底の不安を埋めるために、でかいスケールでやってたりして・・・なんて。

 

>あと、Aさんは、自分をまっすぐな人間だと、本気でそう思っているふしがあった。

>確かにAさんは努力家だったと思うし、ある意味でまっすぐな感じがしなくもなかった。まっすぐ・・っていうか、自分の都合の良いものを求めてまっすぐに努力している感じ。

>まっすぐなんだろうけど、なんか曲がってるんだよねぇ・・・上手く言えないけど(笑)

 

これ、ものすごく共感しました。Bさんも、自分は外交的で、強くて、決断が早くて、何事にも縛られない、余裕のある人間だ・・・と、本気でそう思ってるふしがあった。確かに、そんな感じがするんだけれど。自然にではなくて、意識的にそうしている感じが私はした。絶対に、自分の思う自分から、曲げない、逸れない・・・というフレキシブルさがない時点で、本来の意味での「何事にも縛られない、余裕のある人間」ではない気がするのだ。

 

だって、本当に、縛られてない、余裕のある人って、自分の信念みたいなものをそこそこ受け止められるし。相手が癇に障る亊言ったとしても、「まぁ、そういうこともある」ぐらいに受け止めるやんな。

 

B:僕は、spontanious でfree flowがいいんだ。

 

と、固くなに、自分の意志を相手にも求める感じとか。

 

B: 君は感情的になってるよ。少し落ち着いた方がいい。

 

と、ただ、ただ、数日先の予定を聞いただけで返してくる感じとか。むしろ、余裕のなさを感じてしまった。不安型から、一気に回避型に翻った・・・というイメージかな・・・。

 

 

楽に生きられるといいね、Bさん。せめて、自分の傾向をしったり、自分の弱いところや、面倒くさいところを、「あるあるー」と笑えるようになると、大分楽になると思うけれど。

 

私もいろいろ心の問題はあるし、いまだにストレスで眠れなかったり、いろいろするけれど。「ストレスで眠れてなーい」とか「めっちゃ弱ってるー」とか「わぁ、影響されてるなー、私」と、そこまでは客観的に見えるもんな。

 

人間、いろいろー。