ジョージーシリーズ。歴代一位の長さになってきたなぁ。最初の頃、私は彼女がどんな上司だか測りきれなかったけれど。でも、やっぱり違和感はあった。「なんか・・・うーん・・・なんか・・・」と言葉にできない、ザワザワが胸中にあった。やっぱり、HSPの勘は当たるもんやな。
英語: be mad at ~ : ~に対して腹を立てる
I am mad at him. (私は彼に対して腹を立てている)
I am mad at myself. (私は、私自身に腹を立てている)
辞書通りに訳すと、こうなるんやけれども。「腹を立てている」という言い方にしっくりくる英語表現だと、こうなる。
I am angry at him.
I am angry at myself.
では、madとはどんな時に使うのか・・・。例をわかりやすくするために、過去形に変えて・・・。
I was mad at him. (私は彼にキレた)
I was very mad at him (私は彼にブチ切れた)
つまり、angryよりも、madの方が怒りの度合いが数段違う。ビジネスで、angryを使う事はたまにある。期日に間に合う間に合ういうとったのに、やらかした人が、毎回同じ適当な言い訳をしてたとして。その人に対しては、angry at を使う。mad at を使うのは、相当だと思っていただきたい。そうね・・・もっと個人的に、例えば婚約者が前日に飲みすぎて、結婚式に大遅刻とか。子供を学校に迎えに行くのは旦那のはずだったのに、すっかり忘れて友達とマージャンしてた、とか。もっと個人的に、怒りの炎がごぉぉぉぉぉおお!と音を立てるような時に、madを使うと、私のHSPフィルター翻訳こんにゃくは理解している。
それを踏まえて・・・。
陽気ちゃん: ブライアンに話をしたんだけど。
私: うん。
陽気ちゃん: どうやら、ブライアンはもうわかってるらしい。
私: やっぱりね・・・。
陽気ちゃん: 昨日もね、部長会議があって。そこで、プロジェクトBのプレゼンをジョージーがしたんだって。
私: うん。
陽気ちゃん: プロジェクトBへ参加希望する人を、各部署からひとり出すようにって、ジョージーが部長たちに言ったんだって。
私: うん。
陽気ちゃん: でも、プロジェクトBってのは、参加自由のプロジェクトで。ラーニングも含めたプロジェクトだから。自分で何かを学びたいと思っている人が、ちょっと無理してでも参加するものでしょう?
私: うん。
陽気ちゃん: だから、ブルーアイ部長と、カーネル部長は、「うちの部署からは、今のところ参加希望はないし。みんな自分の仕事で手いっぱいで、何かを学ぶ余裕がないから。参加はない」と答えたんだけど。
私: うん。
陽気ちゃん: ジョージーが一切、引かないんだって。
想像つく。このプロジェクト、ジョージーがアビが居た頃に立案したプロジェクト。そもそも、他部署との連携プロジェクトから新しい事を学ぼう!みたいなコンセプトで。あくまでも、自分のコアの仕事に、隙間を見つけて、自分のブラッシュアップのために参加するものである。だから、強制参加でもなければ、強要される覚えもない。
これについては、私も何度もジョージーに説明したが、一切言う事を聞かないので。もう彼女の言う通りにプレゼン資料を作り、そのかわり、私はこのプロジェクトの推進にはかかわらんで・・・という気持ちでおった。
陽気ちゃん: 「でも、これは、アビが気に入っていたプロジェクトで!みんな学ぶ機会を与えられないといけないから!」って。
私: まぁ、「機会は与える」けど、それを使うかどうかは本人やからな。強制はできへんな。
陽気ちゃん: そう!でも、めっちゃ強制しようとするんだって。
私: まぁ、そうなると思ってたわ・・・。だから、私、もう、やる気なしなしのプレゼン作って渡したんや・・・。
陽気ちゃん: でね、ブライアンも、ジョージーの言い分はおかしいから。「とりあえず、メガネ兄さんの部署からは参加候補があるなら、そこから始めようか。強制でもないし」って、みんなをまとめるようにしたんだけど。
私:うん。
陽気ちゃん: ジョージー、「そんなの最初に言ってた事と違う!1か月前は、みんな賛成していたのに!一貫性がない!」って、すごい何度も押すんだって。
私: ああ・・・。不変やとおもとるな・・・。変わるねん・・・状況は、日々、変わるねん・・・。
陽気ちゃん: それで、ブライアンがこう言ったのよ。
ブルーアイ部長も、カーネル部長も、they are both very mad at her (彼らは二人とも、ジョージーにブチ切れてる)。
ブライアン暫定本部長は、言葉を慎重に選ぶ人だ。mad という言葉を、ビジネスシーンで本気で使う事は、まぁ、まずないという事も知っている。つまり、本気でキレ取ったという事や・・・ブルーアイさんも、カーネルさんも・・・。
陽気ちゃん: でね。ブライアン部長もめっちゃ手を焼いてたんだって。アビがもう、別の部署に異動になって、正式にはブライアン部長が暫定・本部長なのに。ジョージー、何かというと、アビに同意を取りに行くわけ。
私: ああ・・・その時期あったね・・・。(多分、このあたり:新ボス・ジョージー:・・・大ボス・・・変わったよ?)
陽気ちゃん: で、ブライアン暫定本部長が指揮をとらなきゃいけないのに、ジョージーは全然関係のない部署にいるアビに承認を取ろうとしたり、確認取ろうとしたり、意味不明だったわけ。で、アビも見かねて、それでがっつり日付を決めたらしい。
私: ああ・・・それが、1月終わりのカットオフ・・・。
陽気ちゃん: そう。1月終わりで正式に、アビはうちの部署の仕事から一切手を引く事になったんだけど。
私: なるほど・・・。アビっぽくないなぁ、とは思ってたんだよね。あの人、求めればいつまでもコーチングしてくれそうなのに。1月終わりで最後ねって決めたみたいだったから。
陽気ちゃん: でね、ブライアンに、そのほか、もろもろ、ジョージーで困ってる事について伝えたの。
私: おう。
陽気ちゃん: そしたらね。ブライアンは「正直、僕は暫定だし、次の本部長が決まったら、その人がジョージーをどう指導していくのかを決めると思う。僕ができるのは、次の本部長が決まったら、僕が知る限りの事情や背景を話して、天才肌くんという貴重な人材をジョージーのせいでなくした事、そして、陽気ちゃんやSangoに直接話を聞き、耳を傾けるように進言してみるよ。申し訳ないけれど、僕にできるのは、これぐらい。ごめんね。でも、僕も同じ気持ちだから」だって。
私: まぁ、そうやね。
陽気ちゃん: ブライアン部長ね、天才肌くんの事もすごく気にしてて。わざわざ天才肌くんに、個別に感謝のメールを書いたんだよ。「ごめんね、君の才能も、貴重な人材である事も知っていて、君がこの部署に見切りをつけなくてはいけないような立場に追い込んでしまって。君をサポートできなくて、本当にごめんね」って。
私: あーーーブライアン部長、めっちゃいい人や。
陽気ちゃん: そうなの。だから、天才肌くんも、ブライアン部長に「そんな事ありません。いつも、サポート頂いていました。一度、この部署を出ますが、そこでさらに学び、いつか、ブライアン部長とまた仕事ができるチャンスがあれば、すごく嬉しく思います」って返したんだって。
私: ええ話過ぎる。
ジョージーが部長たちの間でも、とんでもない状況を作り出していた事がわかったのだけれども。ブライアン部長と天才肌くんの話は、本当に、ちょっと涙出そうなぐらい嬉しかった。やっぱり、ブライアン部長、大好きやわ(暫定本部長・ブライアン:やっぱり、あなたもですか。)
さて。このブライアン部長、最後に言ったそうだ。
ブライアン: 僕ね、今日はすごく落ち込んでいるから。あんまり助言もしてあげられてないかもしれないね。ごめん。
陽気ちゃん: どうしたんですか?
ブライアン: 本部長の役職に、僕も応募してたんだけど。最終選考には残らなかったと、今日知らされたんだ。そして、誰かはわからないけれど、2週間ほどで、次の本部長は決まると聞かされたんだよ。
ああ。そうか。ブライアン部長も、本部長選に参戦していたのだ。そして、今日、落ちた事を聞かされたのだ。
どよーん。それを聞いて、がっくり膝をついている。いや、知っていた。ブライアン部長はすごくいい部長で、大好きだけれど。多分、まだ、本部長の椅子に座れるほどの功績や期待はない。うちの部署の本部長席は、本当に特殊で。会社のカギとなるような人物のみ慣れる。役員会議や外部機関の賛同がないと、なれないのだ。
客観的に、会社の動きを見ても、ブライアン部長ではないだろうな、とは思っていたけれど。でも、HSP的な私は、ブライアン部長が大好きなので。彼のがっかり度を、陽気ちゃんから聞いて、想像しただけで、凹んでいる。
つづく・・・。
ジョージーの記事あつめたやつ。