同僚:エリーちゃん、まだつながってなかった点 | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

凹んでいる。もう、過去の記事を探す気力が出ないぐらいに、凹んでおる。

 

 

私のチームの同僚・後輩、エリーちゃん。係長・主任レベルだけれども、それに見合う仕事ができず、今年の頭に私と陽気ちゃんから個人面談レベルのコーチングを受けて、そこから一歩ずつ這い上がろうとしている。

 

彼女は、去年、半年間私のプロジェクトで働いてもらって、一個一個、繰り返し繰り返し伝えていく事で、彼女の特性をうまく対処する方法を一緒に練ってきた。

 

彼女自身が、時間を守れない、集中すると他の事を全部忘れちゃう、新しい事を言われるとそれを先にやらなきゃと思って、その前の事を忘れるので期日を守れない、優先順位を付けられない、二人以上の人の上司と働くと、どちらの言う事を聞いたらいいのかわからなくなる、スッキリしているのが好きなのに、どうやって片づけたらいいかわからなくなる・・・。一か所気になると、そこだけが気になって、そこがクリアになるまで、次にどうしても進めない。

 

どこかで聞いたような特性ばかり並べるので、「さぁ、これは、私の腕の見せ所だな・・・」と、ひとつひとつ一緒に対処してきた。

 

  • 集中しちゃうと忘れちゃう→ スマホのアラームを2時間置きに鳴らす、2時間経ったら必ずやる事リストをチェック
  • 優先順位がわからない→タスクを種類で色分けする、同じ色で3つたまったら次を受ける前に、上司に確認する
  • 上司に当たるのは陽気ちゃんと私なので、メインのプロジェクトを持ってるマネージャーが優先マネージャーと決める
  • どこから片づけていいかわからない→表面から片づける、引き出しまで片づけない。見える所を終えてから先に進む
  • やり終わったタスクは捨てるのではなく、やり終えた事リストに入れると達成感出る
 
「特性」に対する対処を提案して、少しずつ、半年かけて、年末にはほぼ、思うようにコントロールできるようになっていたのだけれども。そこから、休みに入ってヘロヘロになってしまった。そして、不貞腐れてしまって、扱いづらい人ナンバーワンになったのだ。
 
それから、5か月。ふてくされモードは改善した。いつものエリーちゃんだ。
 
 
しかし・・・。しかし・・・。がっかりな事が・・・・。
 
 
実は、エリーちゃん、ミニミニプロジェクトだけれども、エキゾチックちゃんと仕事をする事になった。私が去年半年かけて教えたものの、1週間分の仕事だ。つまり、もう、半年間の内に何度も、何度も、何度も、何度も、やってきた事なのだ。
 
 
そんなわけで、プロジェクトとも呼べないぐらいの、タスク+αレベルのお仕事。だから、エリーちゃんにエキゾチックちゃんと直接働いて、とお願いした。
 
 
 
結果・・・・・・・・・・・・・・・・めにょめにょ。
 
 
 
うそやん・・・。え?私が言った事、ぜーんぶどこいったん?
 
 
私: エリー。覚えてる?必ず、ユーザーやクライアントの使い勝手を考えるって言ったよね?考えた?
エリー: あー!そっか!忘れてた!Sangoと仕事する時には気を付けてるんだけど。
私: エキゾチックちゃんだったから、やらなかった?
エリー: うん、忘れてた!そうだった!
私: 私の時よりも、エキゾチックちゃんの方を気にしないといけないぐらいだよ。私はチーム内。でも、エキゾチックちゃんは、チーム外。つまり、エキゾチックちゃんは、あなたを、うちのチームの代表としてみるんだよ。あなたの仕事は、うちのチームの仕事だよ。
エリー: ・・・・うーん。そっか、そうだよね。すっかり忘れてた!
私: 私や陽気ちゃんがあなたに伝えたのは、私達と仕事をするときだけじゃないよ。今後、どんな仕事を、誰から請け負ってする事になっても、あなたが常に高いクオリティーで仕事ができるように、だからね。
エリー: うん、わかった!
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・わかったかなあ・・・・・・・・。いや・・・・うん。わかってるんだよね。今日、この場、今、このケースの場合には、わかってるけど、次にはつながらない。出来ない。それが、特性というもんなんだよなぁ。
 
 
自分で本気で何かリマインダーをかけたりしないと、むずかしいんだよなぁ。私と陽気ちゃんの時には、そこそこ出来るようになってたけど。他のマネージャーの場合にはつながらなかったか・・・点が・・・。
 
点と点が線につながらないシリーズかなぁ・・・。
 
 
ふぅ・・・。