人間一回目と思っとけ | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

妹ちゃんから連絡が来ました。今回の内容は、ぜひ盛大に愚痴ってちょうだい!っていう内容でした。

 

流石に最近は日本も多様化してきて、いろんな形の人生があるという事も認められつつあります。

 

私の両親の世代は結婚して、子供を産んで、母親が家にいて家事育児をするのがマジョリティーだった。両親が働いている子はまだ、そんなにマジョリティーではなく「かぎっ子」と呼ばれて、かわいそうだと言われる時代だった。今では、両親が働いているのはもう普通の事で、遅れてはいるものの男性も育児をするものという認識もできてきてる。私が子供の頃は、まだトランスジェンダーもマイノリティー中のマイノリティーで、理解も乏しく、本当に苦しかったに違いない。今でもカミングアウトには勇気がいる世界だけれど、少しずつマイノリティーが知られつつある。

 

妹ちゃんは、ザ!由緒正しき日本企業に勤めている。確かに拗らせてはいるが、礼儀礼節をもって、目上の人にも(キレちゃった時以外は)接する、常識を持った社会人である。いい年を結婚をしていない女性は多分、マイノリティーだと思う。でも、だから何だというのだろう。

 

妹ちゃん: 聞いて。死ぬほどむかつく。くそがっって言いたい。

私: おう、どうした。

妹ちゃん: ここのところ残業続きで、もうすぐ結婚する後輩の子が、結婚準備が進んでないってため息ついたらさ。変な男がやってきて「XXちゃん、ため息なんてついちゃだめだよ~。君は幸せなほうなんだから。なんなら、その幸せをYYちゃん(妹)に分けてあげないと」って言ってさ。後輩の子が「は?意味わかりませんけど!失礼じゃないですか?」って言ったら「いやー、俺はYYちゃんに幸せになってほしいだけなんだってば~」って。

私: くそが

 

幸せですけど、何か~。あんたみたいに心が貧しい人よりも、よっぽど幸せですけど、何か~。って言ってやりたいけれど、職場の人間関係を思うと言えんな。

 

本当に幸せな事に、私が住んでいる場所では「結婚をしなければ幸せではない」という概念は、日本よりも少ない。そして、女性は結婚していようが、していまいが、それぞれのキャリアで働き続ける方が普通だ。私が働いている職場では女性が半数ぐらいいるし、女性上司も普通だ。結婚するしないは、個人の選択であり、だからどうという人はいない。そして、トランスジェンダーも多い。私の部署にも、カミングアウトしている人が数人いるけど、だから何だというの。普通の会社員するのに、だいたい歳もジェンダーも結婚してるかしてないかも関係ない。

 

そういえば、前に日本に帰った時、遠い親戚とこんな会話があった。

 

遠い親戚: あら、日本を出ていらっしゃるの?旦那様、駐在かなにか?

私: いえ、私が働いてます。

遠い親戚: あら、ご結婚は?

私: いえ、してません。

遠いし親戚: ・・・あっ・・・ごめんなさい!本当に・・・あの、本当に、ごめんなさい。申し訳ない事、聞いたわ。

 

なにが?

 

田舎だし、親世代の親戚なので、しょうがないなっていうよりも「面白いわ、ネタできたわ」と、いろんな人に言いまわったが、久々にこういう感じの事を言われてびっくりしたのを覚えている。これがもう10年も前の事。

 

いまだにあるんだな、こういうくそみたいなマイノリティーイジリが。しかも、私たちの世代でも。びっくり。結婚してなかったら幸せじゃないって、何を見ているんだろう。おかわいそうに。

 

そこで、私は妹に私のとっておきの心の落ち着かせ方を教えた。

 

私: あ、いい方法教えてあげるよ。あまりにえぐくて、人に教えると引くやつだから、自分の中だけで使えよ。人に言うなよ。

妹ちゃん: なに。

私: あのね、そういう人はね。「あらー、おかわいそうに。まだ人間に輪廻転生して、一回目なのかしら。あらー。前世、もしかして虫?しかも、チャバネゴキブリクラスなのかしら。せっかく人間にしてもらったのに、一回目からこんな感じだと、次、また害虫に戻されちゃうわよ。ああ、おかわいそうに。まだ人間という人生に慣れていらっしゃらないのね」と、すごーく上から同情して差し上げるの

妹ちゃん: ゲラゲラゲラゲラ。めっちゃ上からじゃん。天上人じゃん。

私: 「しょうがないわね、だって、まだ人間になって一回目だもんね。そりゃこんな出来よ。本当におかわいそうに」って頭の中で思ってにっこり笑って差し上げて。「御仏や神様のご慈悲があるといいんだけれど」ってね。

妹ちゃん: もう、どの立ち位置よ。

私: あのね、インドのカーストってね、本来はね、一番上の人は下の人に慈悲をもって優しくしてあげなければならないっていう教えなの。何故なら、徳を積んだ生まれなのだから、自分より下々のものには優しくして御上げなさいって。もちろん、それがうまく機能しなかったから撤廃されたんだけどね。だから、私はそれを自分の都合の良いように解釈して使う事にした。「おかわいそうに。下人だものね。よくてよ、私は徳を積んだものですから。許して差し上げます」って。

妹ちゃん: 人には言えないね、それ、確かに・・・。

私: そうよ、絶対言うなよ。心の中で思うだけなら自由だから。

妹ちゃん: わかった。害虫程度に思っとく。

私: そう。前世が、チャバネゴキブリだった人に「幸せになれよ」って言われても「いや、お前がな!踏みつぶされるなよ!がんばれよ!」って思えるでしょ。

妹ちゃん: ゲラゲラゲラ。わかった、そう思う事にする。そうだね、もう、何言われても気にならないや。

 

 

いろいろ、宗教上の問題解釈とか、この人も多分、誰かの大切な人であったりするとか、視点を変えたらいろいろ問題ありますが、あくまでも、私の心の中の処理方法ですので、ご理解ください。チーン。