マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

アメブロさん、アメトピにはあげないでください。身バレを防いでひっそりやってるブログです。

 

ジョーとのもろもろ、続き。

 

そんなわけで、社員全員がそれぞれ設定する仕事の目標を、ほぼ私が設定し、ジョーに説明した。中には、「普通は」そんな事言わんでもわかるやろ・・・?と言われるような事も目標に書き込んだ。

 

例えば、「マネージャーや上役に言われた事はメモを取り、ソリューションを考えた上でアクションに起こし、いつまでに終わらせられるか自ら提案し、進捗を報告し、最後まで実行する事。また、その際には、アクション・トラッカーとして、必要な事項を追跡できるツールを使う事」みたいな事まで書いた。

 

ああー、思い出すわ・・・。確か、数年前、明らかにASD+ADHD気質のある子に、タスクのトラッキングの仕方や「いついつまでにできます」というときの日程の考え方まで教えた気がする。あの時の再来である。こんな事まで言われたら、私なら屈辱やわ・・・と思える事まで詳細にゴールの中のアクションに書き込んだが、ジョーは「Sango、ありがとう」と言っていた。多分だけれど、これは素直に感謝だと思う。

 

多分、彼は自分ひとりで考えても自分の目標を文章には出来ないし、ChatGPTを使ってもうまい事まとまらないのだから。そもそもこの時点で管理職になりたい・・・とか夢の夢どころか、今のポジションすら危ういのである・・・。

 

 

 

このジョーとのやり取りをしている一方で、私は自身のゴールを上司・フィンと話し合っていた。

 

 

私: 以上3点なんです。

フィン: うーん、これは全部仕事の優先プロジェクトとリンクしてるけど。自分自身のスキルや知識アップのための何かはないの?

私: うーん、実はあるんですけれど。昨日ディーンと話したAIのプロジェクト。あれに深くかかわれれば、フィンが前に私に言ってくれた「F業務のプロセスを熟知していると今後プラスになる」っていうのにも一致するし、「今後未来的に必要になるスキル」としても、AI系のプロジェクトはいいな、と。でも、問題が・・・。

フィン: うん?

私: 多分、ご存じかと思いますが・・・。私のチーム、全員、めちゃくちゃ手がかかるジュニア・チームです。そこに手がかかりすぎて、自分のスキルアップに割く時間はあるのかな・・・と。スレくんが抜けて、ひとり頼れるバックアップが全くいなくなったので。

フィン: ・・・。

 

フィンは、「あー。確かにね・・・」という顔をした。しばらく私が休みを取る事があり、フィンはジョーやナタリーと直接仕事をした。ジョーは見るも無残、フィンが「これの準備ある?」というデータを一切用意してなかったし、ナタリーは長すぎて何が言いたいのかわからないメールをフィンに送り、フィンに無視されてた。

 

フィン: いや、目標に掲げよう。掲げてるのと、そうじゃないのとでは、違うから。

私: そうですね。確かに。

フィン: あと、必要であれば、措置を取りなさい。

私: はい。とりあえず、一度プロセスを設置してみます。プロセスを入れて、それでもそれをフォロー出来ないようであれば、もうジョーのスキルは、必要なポジションのスキルには合ってないという事で、何かしらの策を考えます。

フィン: わかった。君に任せる。

 

確かにね・・・。ジョーの今の状態は、5年目の主任ランクとは思えないぐらいに手がかかっている状態。きっちり彼がルーティンに乗れるプロセスを入れて、それでも彼が自立して仕事を出来ないのであれば、彼にはこの仕事は向いていないのだと思う。

 

こんなフィンとのやり取りもあったので、ジョーには割とはっきりと伝えた。

 

 

 

私: じゃあ、君の目標・ゴールについて質問は?何をしたらいいか、クリア?

ジョー: クリアです。質問ありません。

私: わかった。じゃあ、言っておくね。この目標に向かって進むのは、君です。私があなたを進ませるのではない。私があなたにいちいち進捗を聞いたり、どんな問題があるのか聞いて解決策を出したりはしない。これは、あなたの目標で、あなた自身が前に向かって進めるもの。私がするのは、数か月のパフォーマンスチェックの時に、「あなたは今ココだね」と査定するだけ。そこで大幅に目標値に達していない場合には、目標からずれてると査定される。目標からずれている理由は、2つ。1、もろもろ会社や部の事情があり目標自体を調整しなくてはいけない場合。2、スキルが足りずに目標に達してない場合。わかる?

ジョー: わかります。

 

私: 正直に言う。ここで設定した目標は、主任ランクが当たり前にしている事。経理業務はまだ数か月だから・・・とい思っていたけれど、半年たって一人前に出来ないレベルの仕事ではない。つまり、ここに掲げた目標に、数か月先に達していないという事は、この仕事に必要なスキルに、あなたは追いついていないという事になる。つまり、あなたの能力と、この仕事に必要な能力にギャップがある事になる。わかる?

 

ジョー: わかった。クリアです。

 

私: じゃ、後はあなたが自分の目標に必要な事をきちんと計画を立てて取り組んで。取り組むのは、私ではない。いいね。あなたが主体で目標に向けて進むの。わかったね。

 

ジョー: ハイ。

 

 

さて。伝わっただろうか・・・。

 

 

彼が数か月後に、OKなレベルまで達していなければ、クビになる可能性もある。どうも、彼にはその危機感が見えていないように思う。私であれば、フィンに仕事が出来ないと思われた時点で「やばすぎる」と思って必死になるけれど。どうも、必死さが見えない。

 

しかも、ジョー、部の経理を担当していて、しょっちゅう、人員削減で人が消えるのを見ているはずである。

 

 

でも、こういう時に先読みが出来ない気質を持ったジョーは、どこまでこの危機感に気が付けるのだろうか。

 

はぁ・・・。胃も頭も居たいわ。

 

管理職、好きじゃないです。