18才 ‐夏‐☆☆☆☆
病院が終わると、まずドコモショップで機種変更をした。
実は、前々からずっと欲しいと言っていた携帯を、今日買いに行く約束を先週ぐらいからママとしていたのだ
いまさら携帯なんて…
とゆう気持ちと、うれしいとゆう気持ちが交差して、新しい携帯を手にしても、複雑な気持ちでいっぱいだった
新しい携帯を手に入れ、
ママと二人で近くのスーパーへ買い物に寄った
『食べたいものある?』
『ない』
『お腹は?』
首を横に振る
『そぅ……じゃあどうしよっかなぁ…』
ブツブツと言いながら買い物を進めてゆくママの後ろをトボトボ付いていく
突然のフラッシュバック
そう言えば、ここのスーパーで前、一緒に買い物したっけなぁ…
カレー作ったげるとかって張り切ってたなぁ…
旨かったなぁカレー…
その思い出をきっかけにいろんな情景が頭に浮かぶ
隣にいなくても、頭と心は覚えている
前の携帯を買った時はお揃いにするって二人で買いに行ったこと、二人だけで長崎へ旅行に行ったこと
初詣に花火大会…
これからは誰と過ごせばいい?
一番の親友と恋人を同時になくした喪失感と
二人で過ごした、一年半の記憶が走馬灯のように蘇る
楽しかった想いで達が、今とめどなく涙を誘う
涙が出るのを必死で堪えながらママの後ろを歩く
だけど、押さえきれない感情がじわじわと押し寄せ、次の瞬間——
ついに糸が切れた
『Azyu?』
『…うぅ…っく』
その場で泣きだした
『どーしたの急に?ほら、泣かないよ…車のっとく?』
差し出されたキーを持って店から早歩きで出る
車の中でひたすら泣いた
しばらくすると買い物袋をさげたママが帰ってきた
乗り込むや否や、無言で渡されたジュースは
私が一番好きな飲み物だった
家についたらすぐベットに入った
時刻はPM7:42
着々と晩ご飯の支度をするママを余所に、布団にくるまり泣き続けた
気がつくと少し眠っていたみたいで、
時刻はPM9:36
『お腹すいたろ?何か食べる?』
優しいママの声
『ぅん…』
『こっちおいで』
ネネの隣に座ってご飯をたべる
『縫ったってねぇ?』
ネネが話し掛けてきた
『ぅん…』
『痛かった?』
『ぅん…』
『携帯変えたって?』
『ぅん…』
『何買ったと?』
『Nの900i』
『へぇ~…FOMAにしたったい…』
『ねえ、手ぇ痛い?…』
『……普通』
『そっか……』
それからネネは、何か言いたそうにチラチラAzyuを見てたけど、結局ご飯を食べ終わっても何も言ってはこなかった
実は、前々からずっと欲しいと言っていた携帯を、今日買いに行く約束を先週ぐらいからママとしていたのだ
いまさら携帯なんて…
とゆう気持ちと、うれしいとゆう気持ちが交差して、新しい携帯を手にしても、複雑な気持ちでいっぱいだった
新しい携帯を手に入れ、
ママと二人で近くのスーパーへ買い物に寄った
『食べたいものある?』
『ない』
『お腹は?』
首を横に振る
『そぅ……じゃあどうしよっかなぁ…』
ブツブツと言いながら買い物を進めてゆくママの後ろをトボトボ付いていく
突然のフラッシュバック
そう言えば、ここのスーパーで前、一緒に買い物したっけなぁ…
カレー作ったげるとかって張り切ってたなぁ…
旨かったなぁカレー…
その思い出をきっかけにいろんな情景が頭に浮かぶ
隣にいなくても、頭と心は覚えている
前の携帯を買った時はお揃いにするって二人で買いに行ったこと、二人だけで長崎へ旅行に行ったこと
初詣に花火大会…
これからは誰と過ごせばいい?
一番の親友と恋人を同時になくした喪失感と
二人で過ごした、一年半の記憶が走馬灯のように蘇る
楽しかった想いで達が、今とめどなく涙を誘う
涙が出るのを必死で堪えながらママの後ろを歩く
だけど、押さえきれない感情がじわじわと押し寄せ、次の瞬間——
ついに糸が切れた
『Azyu?』
『…うぅ…っく』
その場で泣きだした
『どーしたの急に?ほら、泣かないよ…車のっとく?』
差し出されたキーを持って店から早歩きで出る
車の中でひたすら泣いた
しばらくすると買い物袋をさげたママが帰ってきた
乗り込むや否や、無言で渡されたジュースは
私が一番好きな飲み物だった
家についたらすぐベットに入った
時刻はPM7:42
着々と晩ご飯の支度をするママを余所に、布団にくるまり泣き続けた
気がつくと少し眠っていたみたいで、
時刻はPM9:36
『お腹すいたろ?何か食べる?』
優しいママの声
『ぅん…』
『こっちおいで』
ネネの隣に座ってご飯をたべる
『縫ったってねぇ?』
ネネが話し掛けてきた
『ぅん…』
『痛かった?』
『ぅん…』
『携帯変えたって?』
『ぅん…』
『何買ったと?』
『Nの900i』
『へぇ~…FOMAにしたったい…』
『ねえ、手ぇ痛い?…』
『……普通』
『そっか……』
それからネネは、何か言いたそうにチラチラAzyuを見てたけど、結局ご飯を食べ終わっても何も言ってはこなかった
18才 ‐夏‐☆☆☆
翌日
彼女と別れて3日がたった
あたりまえだけど、携帯ゎ一度も鳴らなかった…
『傷どんな?痛む?』
目覚めたAzyuにママからの第一声。
おはようでも、起きた?でもないその言葉は今思えば親不孝以外のなにものでもなかったように思う。
『…ちょっと』
『そう…やっぱりそれ、縫ってもらおうかと思うんだけど、もう一回病院行く?嫌なら無理にとは言わないけど……どうする?』
『…………行く』
『ん?行く?じゃあちょっと予約するから用意して』
自分でもその時、行くと決断した理由が今でもわからない。
ただ、"行かねばな"と思いそう答えた
病院ゎ家から車で5分ぐらいの場所にあって、まだ新しい。
何度か耳にした病院で噂によると、かなりの名医なんだとか。
韓国?中国?よくわからないけど、その国の先生らしい。
ちなみに余談ではあるが、皮膚科なので今でもたまにお世話になる。
さて、時間は18才へ戻る
予約をしてから行ったにも関わらず1時間ぐらい待たされた。
『コンニチハ』
かたことの日本語にちょっと緊張
『こんにちは……』
『ちょと見せてねぇ』
ガーゼをゆっくりはがし、傷を見せる
一瞬、重たい空気に包まれた
『……そっかぁ…でも、大丈夫よ、綺麗にしましょう心配いらない。大丈夫です一緒に頑張りましょう』
私はこくりとうなずいた
次から次に涙が溢れてくる
かたことの日本語だったからなのか、その一言は、ものすごく私の胸に響いた。
深い意味は込められていなかっただろうけどその時のその先生の言葉は、まるで、こんな私でも、何も持っていなくても…
生きていていいんだよと言ってくれたように感じたんだ
治療が終わり、9針縫ったその腕は包帯で巻かれ、ママだけが治療室に残された
何を話していたのかは今でも知らないけど、治療室から出てきたママは
泣いていた
彼女と別れて3日がたった
あたりまえだけど、携帯ゎ一度も鳴らなかった…
『傷どんな?痛む?』
目覚めたAzyuにママからの第一声。
おはようでも、起きた?でもないその言葉は今思えば親不孝以外のなにものでもなかったように思う。
『…ちょっと』
『そう…やっぱりそれ、縫ってもらおうかと思うんだけど、もう一回病院行く?嫌なら無理にとは言わないけど……どうする?』
『…………行く』
『ん?行く?じゃあちょっと予約するから用意して』
自分でもその時、行くと決断した理由が今でもわからない。
ただ、"行かねばな"と思いそう答えた
病院ゎ家から車で5分ぐらいの場所にあって、まだ新しい。
何度か耳にした病院で噂によると、かなりの名医なんだとか。
韓国?中国?よくわからないけど、その国の先生らしい。
ちなみに余談ではあるが、皮膚科なので今でもたまにお世話になる。
さて、時間は18才へ戻る
予約をしてから行ったにも関わらず1時間ぐらい待たされた。
『コンニチハ』
かたことの日本語にちょっと緊張
『こんにちは……』
『ちょと見せてねぇ』
ガーゼをゆっくりはがし、傷を見せる
一瞬、重たい空気に包まれた
『……そっかぁ…でも、大丈夫よ、綺麗にしましょう心配いらない。大丈夫です一緒に頑張りましょう』
私はこくりとうなずいた
次から次に涙が溢れてくる
かたことの日本語だったからなのか、その一言は、ものすごく私の胸に響いた。
深い意味は込められていなかっただろうけどその時のその先生の言葉は、まるで、こんな私でも、何も持っていなくても…
生きていていいんだよと言ってくれたように感じたんだ
治療が終わり、9針縫ったその腕は包帯で巻かれ、ママだけが治療室に残された
何を話していたのかは今でも知らないけど、治療室から出てきたママは
泣いていた
18才 ‐夏‐☆☆
家へ帰りついた時にはもう夜中の2時ぐらいになっていた。
寝る支度をしていると
ネネが来た
『何か話したい事ない?』
『…ない』
『なんにも…?』
『んー。』
『…ホントに何もない?私の部屋くる?』
『もー!!うるさい!!ほっといてってば!!!!』
『ほっとけるわけないやんか!!!!自分の妹が苦しんどーのに指くわえて見よけってゆーと?!!!!そんな人どこにおるとよ!!!!』
Azyuは耳を両手で塞ぐと泣きながら右足でタンスを何度も何度も蹴り付けた
『うるさいうるさいうるさいうるさい!!!!!!』
自分でもどうすれば良いのかわからず子供みたいに声を上げ、崩れるように泣きだした
『もう…○○ちゃん!ほらぁ、寝かせてあげなさい。話したくなったら自分から言ってくるよ。無理矢理するもんじゃないのって』
ママがなだめに入った
ネネゎ何も言わず自分の部屋へ戻った
『ほら、もう泣かないよ。大丈夫、大丈夫だから』
ママにしがみついて大声で泣いた
ちっちゃい時みたいにぴったりくっついて
大声で泣いた
それからしばらくして、だんだん落ち着いてきた
なんだか目蓋が重たくなってきてママから離れた
『…寝る?』
うなずいてベットに入る
『何か飲む?』
『……ミルク』
しばらくすると少し暖かいミルクが来た
飲み終わると横になり、そのまますぐに眠った
ふと目が覚め携帯を手に取り時間を見る
AM5:27
画面の左下に幸せそうな二人のプリクラ
涙が止まらない
気づけば部屋中に二人の思い出が飾られていた
ゆっくりとガーゼをはがしてみると、その下にはパックリ割れた傷口が二つ…
昨日までの二人みたいに仲良く並んでいた
あまり感覚がない
化粧ポーチから小さなはさみを取り出した
止血で焦げた部分を切り取る
一瞬、腕にへんな感覚が走った
『…っ』
少しづつ血が滲みだす
ものたりなくなって剃刀を探す
でも、部屋にゎなかった
小さなはさみで少しづつ切っていくうちにまた血が止まらなくなってきた
手首を動かすと傷口の奥で赤白い筋が上下に動いた
手首を動かし、筋が下に動く度に血が流れた
それを見ながら眠りについた
この時だけは何も考えなくてすんだから落ち着いて眠りにつく事ができた
寝る支度をしていると
ネネが来た
『何か話したい事ない?』
『…ない』
『なんにも…?』
『んー。』
『…ホントに何もない?私の部屋くる?』
『もー!!うるさい!!ほっといてってば!!!!』
『ほっとけるわけないやんか!!!!自分の妹が苦しんどーのに指くわえて見よけってゆーと?!!!!そんな人どこにおるとよ!!!!』
Azyuは耳を両手で塞ぐと泣きながら右足でタンスを何度も何度も蹴り付けた
『うるさいうるさいうるさいうるさい!!!!!!』
自分でもどうすれば良いのかわからず子供みたいに声を上げ、崩れるように泣きだした
『もう…○○ちゃん!ほらぁ、寝かせてあげなさい。話したくなったら自分から言ってくるよ。無理矢理するもんじゃないのって』
ママがなだめに入った
ネネゎ何も言わず自分の部屋へ戻った
『ほら、もう泣かないよ。大丈夫、大丈夫だから』
ママにしがみついて大声で泣いた
ちっちゃい時みたいにぴったりくっついて
大声で泣いた
それからしばらくして、だんだん落ち着いてきた
なんだか目蓋が重たくなってきてママから離れた
『…寝る?』
うなずいてベットに入る
『何か飲む?』
『……ミルク』
しばらくすると少し暖かいミルクが来た
飲み終わると横になり、そのまますぐに眠った
ふと目が覚め携帯を手に取り時間を見る
AM5:27
画面の左下に幸せそうな二人のプリクラ
涙が止まらない
気づけば部屋中に二人の思い出が飾られていた
ゆっくりとガーゼをはがしてみると、その下にはパックリ割れた傷口が二つ…
昨日までの二人みたいに仲良く並んでいた
あまり感覚がない
化粧ポーチから小さなはさみを取り出した
止血で焦げた部分を切り取る
一瞬、腕にへんな感覚が走った
『…っ』
少しづつ血が滲みだす
ものたりなくなって剃刀を探す
でも、部屋にゎなかった
小さなはさみで少しづつ切っていくうちにまた血が止まらなくなってきた
手首を動かすと傷口の奥で赤白い筋が上下に動いた
手首を動かし、筋が下に動く度に血が流れた
それを見ながら眠りについた
この時だけは何も考えなくてすんだから落ち着いて眠りにつく事ができた