娘も高校生活に慣れてきたようです。

今のところ、休まず毎日登校しているのでホッとしています。

 

娘は、4月で書道とピアノを休会しました。

長く続けた習い事だったので、家族で話し合いました。

 

主人が「いろいろ興味があるのは良いが、今、大切なものは何なのか」と問い、

娘が「学業と部活、健康だ」と答えを出し、休会を決断しました。

二兎を追うものは一兎をも得ず。が決め手となりました。

 

小2から習い始めた書道は、娘にとって大好きな習い事でした。

書道教室に行く日は、部活の後、コンビニで夕飯を買い、どこかで食べて、

書道教室で19:30〜21:00まで書に向かう。

という多忙なスケジュールでしたが、

教室での時間はとても幸せだったようです。

大人の生徒さん達と時々おしゃべりしながら一緒に過ごせたことが、

自分も大人に近づいた感覚を得られて嬉しかったのかもしれません。

娘が、先生に「書道を一旦やめます。」と伝えたら、

「時間ができたら、また来てね。」と言われたようです。

私も、後日、教室に挨拶に伺いましたが、

娘の多忙ぶりをよく理解し、健康に気遣ってくださる先生に感謝しました。

 

ピアノも、娘にとって好きな習い事でした。

小学校低学年の頃は、毎日30分位練習してました。

真面目に練習すれば合格がもらえて次の曲に進めるので、

きっと、ゲーム攻略と同じで、達成感が得られて楽しかったのす。

中学受験終了直後も「好き放題弾ける!」と良く練習してました。

 

中学になり、日々の学校の宿題と部活で多忙になり、

練習時間がなかなか作れなくてイライラしている時は、

「次の発表会に出たらやめる。」と言い、

発表会に出た後は、毎回「やっぱり続ける。」に変化しました。

発表会は、舞台に立った人にしかわからない、

自信、誇り、自己肯定感を得られる、素晴らしい場所だったのでしょう。

それは、次の希望を生み出すものでした。

 

夏休み、冬休み、春休みは、自ら上達に向けて練習していたので、

本当は嫌いではないんだろうなーと、私は感じました。

 

小4から目標にしていた大好きな曲(アニメ『ピアノの森』の主題テーマ)

ショパンのエチュードop.10-1を4月の発表会で演奏できたので、

娘は充分、満足感を得られたようです。よく頑張りました!

 

発表会の1週間後に、先生にLINEで休会を伝えた上で、

娘と一緒に教室に挨拶に伺いました。

娘が先生に、

「ピアノのレッスンをやめようと思います。」

と直接伝えたら、先生からは、
「学業と部活が忙しいのはわかるけれど、やめるとは決めないでほしい。
 夏休みだけレッスンを受けたいとか、大学生になってから再開するとか、
 また習いたいっていう気持ちになったら連絡してね。」
と言われました。その通りです。湿っぽくならずに済みました。

今までピアノを続けてきたことで、
演奏の技術力だけでなく、計画力、忍耐力、責任力などが身に付きました。
かけがえのない財産です。今後の人生に活かせたらいいなと思います。

 

ただし、ピアノは弾かなくなると、

譜読み力も演奏能力もガクッと落ちる。

先生に見せなくて良い。自宅練習だけで良いから、

夏休み、冬休み、春休みに、

何か1曲ずつ新しい曲に挑戦したら良いのになー

(クラシックでもポップスでも)

というのが、私の本音です。

 

多分、弾かないだろうなー。

ピアノより、YouTube、読書だろうなー。

寂しいけど、仕方ないなー。

娘の人生だし。