少し空いてしまいましたが、不妊治療のお話を…
時間が空いてしまったので、今までの出来事をギュッとお話ししたいと思います
まだまだ悪戦苦闘中、泣いたり、怒ったり、落ち込んだり、また前向きになったり、治療中でございます
前回お話した通り、着床不全の研究をしている先生がいらっしゃる、不妊治療をしている方の中では有名な病院に転院致しました
様々な検査を受け、なかなか異常が見つからない中(もはや異常が見つかって原因を知りたい!っていう気持ちになっていました)
唯一、慢性子宮内膜炎の検査でウイルスが発見されました
感染の経緯はまだあまり解明されていないそうですが、ウイルスが居ることで着床を受け付けない状態になってしまっている事があるらしいです。
私が受けた治療は一定期間、抗生剤を飲む。のみ
再度検査を受けて、ウイルスが検知されず
治ったと判断。という流れでした
治療は痛みも無く、簡単な物でしたが
子宮内部の細胞を取る検査がなんとも気持ち悪く、痛かった
個人的に私が受けた、婦人系の検査ではトップクラスでした
その後、いざ採卵
注射やお薬を飲みながら前回の病院同様沢山の卵子を育てました
保険適用になって、初めての採卵だったので前回と少し違う点が…
通常、採卵時は局所麻酔と静脈麻酔で行う所、静脈麻酔が確約できないとの事でした
採卵当日に他に処置等で、静脈麻酔が必要な方が居た場合は採卵は局所麻酔(膣内に歯医者さんで使用する麻酔と同じ?注射の局所麻酔)のみ使用して採卵するとの事
私は結局、静脈麻酔が使えず局所麻酔のみで挑みました
35歳のお誕生日に…
すごく怖くて不安でしたが、すごく痛い覚悟を決めていたからか何とか耐えられました
無事11個の卵子が採れ、その後受精卵になり凍結出来たのは5個でした
採卵後は、卵巣を薬や注射により刺激をしていた影響で通常の何倍も卵巣が腫れてしまい、腹水も溜まってしまいました
呼吸も苦しいし、お腹が妊婦さんの様に膨らんでしまい、軽い卵巣過剰刺激症候群(OHSS)というものになってしまいました
とてもつらい日々を過ごしたのですが、私でも軽いと言われたので重症になってしまう方はかなり辛いんだろうなぁと…
そんな辛い症状は生理が来るとリセットされ、びっくりするくらい良くなってお腹も戻りました
お医者さんから、生理が来たらすぐ良くなりますよ。と言われましたが、本当でした
いつもは来るな来るなと思う生理が、こんなにありがたく思う日が来るとは…笑
その後、完全に卵巣を休める為、もう一度生理を見送り
いざ6度目の移植(転院後は初の移植)
また、薬(私の場合は飲み薬2種類、貼り薬、膣錠)を使ってホルモンコントロールをしながら、受精卵を移植しました
移植をした日から10日後が妊娠判定日
現在の病院では血液検査により、妊娠すると分泌されるhcgというホルモンの値を見て判定します
とは言いつつ、薬局で売っている妊娠検査薬でも妊娠していれば反応が出るので…
私はフライングで検査をしました
なんと。
陽性…
しかし、前回の子宮外妊娠の経験もありますし、油断は出来ないし、病院での判定をしっかり見てから喜ぼうと夫婦共々冷静でした
でも、やっぱりすごく嬉しかったしワクワクしていました
ところが、翌日病院に行き血液検査をして、いざ診察室に呼ばれると…
「妊娠反応は出てますね。hcg57。
でも、この時期だったら最低100は欲しい。
数値が低いので初期で流産してしまうか、子宮外妊娠の可能性もあります…でも、普通に妊娠継続する方も少ないですがいらっしゃいます…また1週間後見てみましょう。妊娠継続出来ていれば、胎嚢(赤ちゃんのお部屋)が見えるはずですし、初期流産ならばhcgが下がり後に生理が来ます。胎嚢が見えず、hcgが下がらなければ子宮外妊娠の可能性がでてきます。」
との事。
また上手くいかない??
私たちの元には赤ちゃんは来たくないのかな??
私がダメな人間だから??
子宮外妊娠は避けたい。あの思いはもうしたくない…
色んな良くない負の考えが巡り、落ち込む負のループ…
こういう時は無理に元気になろうとしてもダメな事はもう良く分かっているので、とにかく心を無にして、落ち着きました
まだ、妊娠はしている訳だし、赤ちゃんを信じる事が出来ないなんて最低だ
次の診察日まではしっかり信じてあげよう。
そう思って、前向きに過ごしましたが…
次の診察日。
血液検査の結果…
上、初回判定日のhcg
下、再検査のhcg
ほとんどhcgがなくなってしまい…
化学流産
という、初期の流産となってしまいました。
母体ではどうする事も出来ない、受精卵の染色体の異常が原因ではないか。との事でした
私の人生初めての妊娠判定は子宮外妊娠、2回目は化学流産という事になってしまいました
悲しいし、どうしようもない気持ちで心が壊れそうになりました。
でも
現実は変わらない。
やるべき事を淡々とやるしかない、夫の為にも自分の為にも今はまだまだ諦められない。
出来る事がある内は何度だって立ち上がって前に進むと決めています。
最近、夫にお願いした事があります。
「私はもう精神的には結構限界で、自分の力だけでは折れそうになる事が度々ある。私の体を気遣って無理しないでって優しくしてくれる事はありがたいけど、もうしなくて大丈夫私の体は大丈夫だから
無理矢理でも、頑張れ
って言ってくれる
」
プロレスじゃないけれど、側にいる人の「頑張れ」が本当に自分の中にある残りのパワーを引き出してくれる事があるなぁと最近より感じています
頑張ってるよ!!頑張ってるけどまだ頑張れ!
この言葉で、私の性格はボロボロでも3カウント取られそうでも何度だって立ち上がれる事に改めて気付かされました
まだまだ頑張ります
泣きながらでもボロボロでも突き進んでやります
続く