7月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2429
ナイス数:135

石井桃子集〈1〉ノンちゃん雲に乗る 三月ひなのつき石井桃子集〈1〉ノンちゃん雲に乗る 三月ひなのつき感想
タイトルは知っていたが読んだ事のない「ノンちゃん雲に乗る」所収。面白かった。もう一編の短編「三月ひなのつき」もそうだが、ベースに何とも言えない哀しさを感じた。
読了日:07月04日 著者:石井 桃子


失われた貌失われた貌感想
初読みの作者。巻頭からハードボイルドの匂いがする。久々の一気読みだった。そんなに倫理感に満ちているわけでも、すねて職務怠慢になっているわけでもない主人公。ところがこの人とても鋭いところがあり事件のころがりを的確に把握していく。面倒な上司もわかってくれる上司もいてさらにやたらに勘のいい部下の女性もいて、あと思春期の娘さん、看護師の奥さん。ひっくるめて面白かったです。いやー、これシリーズ化してくれないですかねー、新潮社さん。
読了日:07月05日 著者:櫻田 智也


明日、あたらしい歌をうたう明日、あたらしい歌をうたう感想
あれ?すごくよかったけど、くすかさんのご両親の話が未回収じゃない?くすかさんの名前の由来と。でもいいのか。
読了日:07月09日 著者:角田光代

 


金波銀波 (単行本)金波銀波 (単行本)感想
横山大観の絵が表紙画。奢ってますねー。これまた史上の人物でも大きな出来事でもない澤田さんの時代小説。なぜか主人公由良に共感してしまいながら物語は進む。極限状態のはずの巫女船が彼女の故郷に。海と船と。少女時代(幼女時代?)を越える前に物語は終わってしまうけど波乱万丈楽しませていただきました。
読了日:07月13日 著者:澤田 瞳子


ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い (NHK出版新書)ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い (NHK出版新書)感想
久々に劇場で映画「マイケル」を見て、マイケル・ジャクソンのCDって全然持ってないなあと図書館で検索してる最中に見つけた本。作者の方は全く存じ上げなかったがNHKの音楽番組「SONGS」のマイケル特集にゲストで出てたぐらいなのでその道では高名な方なのだろう。タイトル通りの結論なのだが、それはちょっとどうなんだろうとは思った。
読了日:07月14日 著者:西寺 郷太


わたしの骨はどこへいく?わたしの骨はどこへいく?感想
近所の図書館の平台に置いてあって手に取った。うちも分家なのでお墓ないしどうしたものかとは時々思ってるので。大変参考になったとまでは言わないが、大阪の一心寺の話とか関西では全部のお骨を骨壺に納めないとかびっくりの話を教えてもらった。イラストがとても可愛かった。(タニグチコウイチさん。)
読了日:07月16日 著者:安田 依央


月人壮士 (単行本)月人壮士 (単行本)感想
読む本が手元になくなり近所の図書館でなにげなく手に取った一冊。なんでこんなご時世にこの本を選んでしまったか(皇室典範改正可決したとこ)。まあ、それは置いといて登場人物おのおのの語りによってお話が進行する凝った構成。 狂言まわしが道鏡と中臣継麻呂。わたしは子供の時に読んだ「学習漫画日本の歴史」で道鏡が極悪坊主のイメージ持っていたためそれがどう影響するかと思ってたがそれはこの後の話のようだ。(こういうバイアスも困りものですね。)佐伯今毛人と大日女の章が明るく救いだった。
読了日:07月19日 著者:澤田 瞳子


君の不在の夜を歩く君の不在の夜を歩く感想
5人の高校時代の同級生たちの生き様。けっこうびっくりする事ばっかりだったけど一番びっくりしたのは健太だった。 結局そこへ行っちゃったのね。
読了日:07月22日 著者:窪 美澄


けんぐゎい (文芸書・小説)けんぐゎい (文芸書・小説)感想
図書館予約して順番待ちの間に直木賞候補になり受賞したとたんに手元に回ってきた。けっこう難しい本で中盤のほの、宗三郎の語りの部分が夫々くどくて気持ち悪い。ま、ここが本作のキモでもあろうが。でもああ、朝倉さんの作風だな(そんなに読んだわけじゃないんだけど。)とは思えた。直木賞受賞おめでとうございました。
読了日:07月25日 著者:朝倉 かすみ
 

6月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2846
ナイス数:109

探偵小石は恋しない探偵小石は恋しない感想
正直、前半から中盤にかけて冗長で「なんで本作が本屋大賞ノミネート?(2026 結果 第8位)」と思いながら読んでましたが、終盤の怒涛の展開でなんとか納得しました。(途中主人公たちだけが名前もしくは苗字呼びなのは?とは思いました。)最後の落ちはさわやかで好きです。
読了日:06月08日 著者:森 バジル


90歳、男のひとり暮らし (新潮選書)90歳、男のひとり暮らし (新潮選書)感想
阿刀田さんの作品はおそらく読んだことがないと思うが(もしかしたら何かのアンソロジーで短編を?)なかなか素敵な方のようだ。星新一さんのお名前が出てきたのは嬉しかった。 寝るときに源氏物語のタイトルを反復するというのもいいなと思った。
読了日:06月09日 著者:阿刀田 高


海べをはしる人車鉄道 東海道線のいま、むかし (たくさんのふしぎ傑作集)海べをはしる人車鉄道 東海道線のいま、むかし (たくさんのふしぎ傑作集)感想
たくさんのふしぎ傑作集。いやあ、これは知らなかった。人車鉄道(人が線路の上の客車を押す鉄道。)なんて、ましてやそれが東海道線のところだったなんて学校では習わなかったよなー?当地にも軽便の線路の跡は今でも「せんろ道」として残っているがその軽便がこんな形で発展、消滅していったものだったなんて・・・。鉄道ファンの方はきっとご存じなんだろうけど一般人も認識すべき貴重な文献といえる絵本。
読了日:06月10日 著者:横溝 英一


沈黙と爆弾沈黙と爆弾感想
第4回警察小説新人賞受賞作。(いろんな賞があるもんですね。)けっこうハードボイルドな味わいだが、実は家族小説の一面もある。ちょっと最後の追い込み部分が苦しいかなあとは思ったけど十分堪能しました。
読了日:06月14日 著者:吉良 信吾


歩く人はボケない 町医者30年の結論 (PHP新書 1420)歩く人はボケない 町医者30年の結論 (PHP新書 1420)感想
新聞の広告で本書を知り図書館予約にて。タイトルが毎日歩いている自分には非常に魅力的に映った。内容も仰ることはわかるしだいたいは納得なのだが、一部主張についてちょっと疑問符がつくところもあった。例えばワクチン接種には反対の立場の方らしく結構きつい言葉で批判していらっしゃる。まあ聞くべきところは聞いて参考にしよう。新書もたまに読むと面白いです。
読了日:06月15日 著者:長尾 和宏


I  I感想
道尾さんお得意の製本ミステリー。(そんな言葉は無い。)正直読み終えても、仕掛けがどうなってたのか理解できない。どっちにしても悲劇的な結末になる様に思えるのだが。ネットで考察とかみればいいんだろうけどそれも癪なのでしばらく置いときます。(ちなみにゲオスミンから読みました。)
読了日:06月19日 著者:道尾 秀介


絵物語 長谷川等伯絵物語 長谷川等伯感想
図書館の棚で見つけた本。日経連載時の挿絵を描いてらした西のぼるさんと安部さんの絵物語。オールカラー。日経連載時の挿絵は白黒だろうからこの絵は書き下ろされたんだろうな。わかんないけど。筋の方は安部さん自身が書かれたダイジェストなんだけどこれが一層理不尽さが感じられて読んでて嫌になってしまった。「等伯」本巻も10年ぐらい前に読んでいるんだが。巻末の等伯の作品群の写真と解説が良かったです。
読了日:06月21日 著者:安部 龍太郎


黒い自画像黒い自画像感想
近著の「90歳、男のひとり暮らし」を読んで阿刀田さんの作品を読んだ事がないよなあと思い図書館で無作為に選んだ本。考えたらSF畑の作家のショートショート以外ショートショートって読んだことないよなあ。ちゃんと落ちのある話もあるのだが全く落ちがなくて「え、そこで終わるの?」という話も多々あった。いわゆる「奇妙な味」というやつか?一発ネタだが「歌」には感心した。
読了日:06月23日 著者:阿刀田 高


めぐる糸 明治浪漫霊異譚めぐる糸 明治浪漫霊異譚感想
明治浪漫霊異譚だそうで今まで私が読んだ永井紗耶子さんの作品(そんなには読んでないのだが)よりは軽い感じの作風であった。連作なのだが経糸は一本つながっているお話。主人公コンビがよく、これはシリーズになりますね。
読了日:06月26日 著者:永井紗耶子


幽霊絵師火狂 筆のみが知る幽霊絵師火狂 筆のみが知る感想
続けて怪異物である。近藤さんの時代物というのは初めてでないか?これまた続編がありそうな話だが、2022年初版なのに続巻は出て無い様だ。この主人公コンビも良い。
読了日:06月29日 著者:近藤 史恵

 

マイケル 2026年

 

久々に劇場で洋画を見た。

(それこそ「ボヘミアン・ラプソディー」以来か?)

 

あんまりマイケル・ジャクソンの事知らないんだけど

年代的に「スリラー」のMusic Videoには感銘を受けた世代。

というか、MVとかMTVとか初めて知ったきっかけの楽曲ではなかったか?

(MTVについては作中にもエピソードがあったが、こんな事あったんだ。)

 

前情報はTVスポットの宣伝のみだったので、こんな終わり方とは

思わなかった。

続編あり?という声もあるようだが、これでやめといた方がいいだろう。

悲惨な結末にしかならないだろうし。

 

美化しすぎという声もあるようだが

事実に基づいたフィックションなんだからいいんじゃないだろうか。

 

パフォーマンス部分は懐かしさもあり満足だったが

ムーンウォークだけでなくあの斜めになる奴も見せて欲しかった。