☆6月19日☆
昨日の悪天候から一転して、今日は一日中、
良い天気が続いた名古屋市東南部の我が街。
さて、夜、夕食前に報道各社のwebサイトを
巡回していると、産経新聞がこのような記事
をアップしていました。
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下請けに無償でデザインやり直し2万4千回
求める 下請法違反で印刷大手に全国初勧告
https://www.sankei.com/article/20240619-BKPR25PPUFN2LEPTAVOPEA3WH4/
下請け業者に食品容器ラベルなどのデザイン
のやり直しを無償で依頼したのは下請法違反
(不当なやり直し)に当たるとして、公正
取引委員会は19日、大阪市天王寺区の印刷
大手「大阪シーリング印刷」に再発防止など
を求める勧告を行った。不当なやり直し行為
に対する勧告は全国初。下請けの大半は個人
事業主のデザイナーで、修正回数は1年半の
間に2万4600回に上った。
公取委によると、令和4年4月から5年10月、
下請け36事業者に対し、ラベルやパッケージ
のデザインのやり直しを無償で行うよう
求めていた。
修正回数は1点あたり1~3回が多く、最多は
15回。事業者別では2649回が最も
多かった。修正は発注元の求めに応じたもの
で、色の変更など部分的だった。同社は指摘を
受けて、すでにデザイナーらに修正費用として
計984万円を支払ったという。
同社によると、こうした無償でのやり直し
依頼は平成13年7月から続けていた。
松口正社長は「勧告を重く受け止めており、
真摯(しんし)に再発防止に努めてまいります」
とのコメントを出した。同社は昭和2年創業。
1月の決算では売上高がシール業界1位となる
約955億円となった。
(産経新聞 2024/6/19 18:46)
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業界大手という立場を悪用し、立場の弱い
デザイナーに対する不当な行為は、徹底的に
糾弾されるべきだと、1クリエイターとしても
私はこの会社を糾弾したいと思います。
多分、昭和の頃から、大手企業が立場の弱い
下請けに無理な要求を強いてきたと思いますが、
令和になった今こそ、このような大企業による
不正行為がまかり通るようなことをストップ
させなければならないとも思った記事でした。