diary 「懲罰目的」で丸刈り強要、これは教育・指導なのか!? | Love! Music& Love! Life

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☆4月8日☆

今日8日は、学校で入学式が行われたところも
多かったとか。ネットで交流ある方のお子さん
の中にも、今日入学式だっだことをSNS上に
投稿されていた方もおられました。新しい学校
での学園生活、お子さんに良い思い出が出来る
ことを祈るばかりです。

さて、夜、新聞記事のチェックをしていると、
産経新聞がこのような報道を。

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<独自>関大北陽高で丸刈り強要、
懲罰目的でハンド部顧問ら 
専門家指摘「暴行罪の可能性も」



全国大会への出場歴もある関西大北陽高校
(大阪市東淀川区)ハンドボール部の指導者
側が、ミスした生徒に懲罰を加える目的で、
丸刈りを強要していたことが8日、同校関係
者への取材で分かった。暴言や体罰に及んだ
こともあった。学校側は一連の事実関係を
認めた上で、関与した顧問とコーチの2人を
3月に厳重注意としたが、現時点で保護者
説明会を開く予定はないとしている。

■発端は合宿でのミス

同校関係者によると、昨年春に京都府内で
ハンドボール部が合宿をした際、食事の準備を
巡り一部の生徒がミスをした。複数の部員らが
スマートフォンのカメラを構える中で、
指導者が中心となって生徒2人をシャワー
室内に座らせ、バリカンで頭を刈った。

この顧問は別の場で、生徒に暴言を吐いたほか、
頭をたたいたり尻を蹴ったりするなどの体罰を
加えたこともあった。

関係者によると、今年に入り、ある保護者が
学校に抗議した。学校側は3月以降、顧問への
聞き取りなどに基づき、丸刈りの強要や暴言、
体罰などを認めた上で口頭で謝罪したという。

同校の運営母体である関西大によると、
学校側は3月中旬に顧問ら2人を口頭で厳重
注意した。改善がみられたとして現在も部の
指導を続けている。産経新聞の取材に関西大は
「遺憾であり、適切な指導を行い、再発防止に
努めていく」としている。

■「責任取れ」と迫る

日本社会で丸刈りは、土下座と並んで謝罪や
反省の意を示す切り札とみなされる傾向にあり、
自ら「頭を丸める」ケースは後を絶たない。
ただ、無理強いは相手の心に傷を負わせる
ことにつながり、社会的制裁を受ける場合も
ある。

関大北陽高校で発覚した丸刈りの強要を巡り、
産経新聞の取材に応じた保護者によると、ある
生徒は昨年秋ごろ、授業中にスマートフォンを
操作したことが顧問に見つかり、「責任を取れ」
と詰め寄られた。部活動中のプレーを巡り、
再び同じ言葉で迫られたため、先輩に真意を
尋ねたところ「丸刈りにしろという意味だ」と
告げられた。髪を伸ばしたままでは部に籍を
置くことが難しいと感じるようになり、
嫌だったが美容院で丸刈りにした。

取材に対し、生徒の保護者は「教育現場でこの
ようなことがまかり通るのはおかしい」と憤る。

■「行き過ぎた指導」

過去には短髪の強要がパワハラと認定され、
懲戒処分に発展したケースもある。令和2年
6月ごろ、大阪府内の消防署に勤務していた
当時の消防司令補が「暑苦しい。短くしてやる」
と告げ、後輩2人の髪を自前のバリカンで短く
刈った。消防司令補にパワハラの認識は
なかったが、後輩らは「嫌だった」と説明。
消防司令補は停職4カ月の処分を受けた。

パワハラ問題に詳しい成蹊大法学部の原昌登
教授(労働法)は「丸刈りの強要は、職場で
あればパワハラに当たる。教育が目的だった
としても、部活の指導者が生徒を丸刈りに
すれば刑法上の暴行罪に該当する可能性もあり、
少なくとも行き過ぎた指導だとの評価は
免れない」と述べている。(調査報道班)



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(産経新聞 2024/4/8 19:00
木津 悠介・岡嶋 大城)
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令和も6年になっても、このような時代錯誤
ともいえる「懲罰目的での丸刈り強要という
パワハラが学校、運動部の指導で未だに残って
いることに驚きですし、学校側が何をどう
言おうとも、これは行きすぎた指導どころか
体罰、パワハラと言っても過言では無いと、
私個人は思ったのでした。

ぜひ産経新聞には、今後の推移も含めて、
継続的に報道をして欲しいと願うばかりです。