diary 京葉線、ダイヤは「改正」されたが | Love! Music& Love! Life

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☆3月15日☆

少し前から話題になっていた、JR京葉線の
ダイヤ改正問題ですが。

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「山が動いた」JRと自治体の攻防 
それはXから始まった
https://www.sankei.com/article/20240315-BP7SIQL7ONK2VGUZJFXWV7HDPY/



JR京葉線のダイヤ改正を巡る1本の
投稿が賛否を喚起し、JR東日本千葉
支社を突き動かした。

「なんだこれは。こんなに極端なのか」。
関係者によると、JRが朝と夕方以降の
通勤快速と快速を各駅停車に切り替える
ダイヤ改正を発表した昨年12月15日、
改正内容を確認した千葉市の神谷俊一
市長は周囲にこう漏らした。事前の
相談もなく寝耳に水だった。

神谷市長は利便性が損なわれ、経済活動
などに致命的な影響を与えるとして、
即座に自身のX(旧ツイッター)に
「極端な変更。ご意見をお寄せください」
と投稿した。市民に訴えかける異例の
対応だった。

「Xならば反応が早く、生の声が届く」。
神谷市長の読み通り反応は素早かった。
民間企業への「口先介入」批判もあった
が、東京都心への利便性低下を懸念し
「転居を考えなければいけない」など
との声を背景に、「改正内容は容認
できない」とJRに申し入れた。
火付け役の千葉市に続き、近隣の沿線
自治体も先を争うように変更を求めて
JRに押し寄せた。

××××

慌てたJR千葉支社の土沢壇支社長は
昨年12月28日、市役所を訪れて改正の
狙いを説明した。再考を求める千葉市側
の意向を踏まえ、「何ができるか真摯
(しんし)に検討したい」と、修正を
含めた余地も残した。

JRによると、過去にダイヤ改正発表
後に、地元自治体などの意見を踏まえ、
見直した前例はない。市役所内も
「本当に対応してくれるかは懐疑的」
(担当者)な空気が強かった。

JRと沿線自治体の攻防はそのまま越年
し、神谷市長と土沢支社長が再び向き
合ったのは今年1月15日。
土沢支社長は席上、朝の上り快速2本の
運行を維持する「1次回答」を伝えた。
「マジか。不動の山が動いた」。市側の
担当者は心の中で叫んだ。快速2本の
維持にとどまる微修正だったが、
「対応してくれてなければ、尻すぼみで
終わっていた」と振り返る。

JRは「沿線への影響に思いが
至らなかった」(土沢支社長)として、
刻々と迫るダイヤ改正の作業をいったん
ストップした。

見直しの影響が比較的少ない早朝の
快速2本の維持という変更ではあった
が、着手しなければいけないことは
多かった。車両や乗務員の運用計画、
時刻表作成、関係路線との調整…。
休日返上で対応した。

××××

ただ、沿線自治体がそろって復活を
求めていた通勤快速の廃止は変わらず、
遠距離通勤者らへの影響は避けられ
そうにもない。

外房線の土気(千葉市緑区)から
東京に通勤する農業資材メーカー役員
の男性(64)は、これまで外房・
内房線直通の快速を増やすよう地元
市議らに訴えてきた。「でも、何も
変わらなかった」

通勤快速の廃止、さらには地域経済に
影響しそうな快速の減便で沿線自治体
が、慌てて重い腰を上げたように映る。
「火事になってから『困った、困った』
と動き始めたような印象だ」。
そう話した男性は、社会が動き出す休み
明けの18日、新しいダイヤの京葉線で
通勤する。



京葉線のダイヤ改正が16日実施される。
沿線自治体、JR双方の考えがすれ
違ったままの「見切り発車」となった
ダイヤ改正を検証する。 (岡田浩明)

(産経新聞 2024/3/15 20:34 岡田 浩明)
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ダイヤ改正でここまで沿線自治体からの
反発が起こることを予想していなかった、
そのJR東日本の「傲慢さ」も原因の1つ
だと個人的には思います。

JR東日本にも言い分はあるとは思いますが、
一連の騒動を見ていると、JR東日本側が
どこか本音を隠しているような、千葉県、
千葉市、今回声を上げた沿線自治体に
対して「本音」を隠して対応していること、
そのことに対する怒りも自治体側にある
のかもしれない……とも感じたりします。

ダイヤ改正内容が、余りにもJR東日本の
論理が前に出ているとしか思えず、乗車
時間が長くなることを「ご理解を」という
のは、流石に無謀なお願いだと思います。

今後、JR東日本と自治体側がどのような
協議をしているのか不明ですが、続報を
待ちたいと思います。