diary 「毎回、漫画を大きく改編した脚本提出された」 | Love! Music& Love! Life

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☆1月31日☆

小説家が自作の小説をドラマ化したテレビ局
とのトラブルの末、自らの命を絶ってしまう
という出来事の続報を産経新聞が記事にして
掲載していました。

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芦原妃名子さん、「セクシー田中さん」
ドラマ脚本巡り苦悩 
Xに「大切なシーン、カット」
https://www.sankei.com/article/20240129-YFPRSB6D4RGZ5E3Z4FHMF42NYY/

29日に死去が明らかになった漫画家の
芦原妃名子(本名・松本律子)さん
(50)は、日本テレビ系で昨年10月
クールに放送された連続ドラマ
「セクシー田中さん」の原作者で、
今月に入り、ドラマの脚本を巡って
トラブルになっていたことを
X(旧ツイッター)で明かしていた。

「毎回、漫画を大きく改編した脚本提出された」

芦原さんは今月26日、自身のXで、
「今回のドラマ化で、私が9話・10話の
脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」
と説明。経緯を長文でつづっていた。

それによると、芦原さんは原作漫画は
未完であり、結末も定めていないことか
ら「必ず漫画に忠実に」、ドラマ
オリジナルとなる終盤については
「原作者があらすじからセリフまで」用意
することも条件とし、「場合によっては、
原作者が脚本を執筆する可能性もある」と
制作側に求めた。

しかし、「毎回、漫画を大きく改編した
プロットや脚本が提出されていた」とし、
「漫画で敢えてセオリーを外して描いた
展開を、よくある王道の展開に変えられて
しまう」「個性の強い各キャラクターは
原作から大きくかけ離れた別人のような
キャラクターに変更される」などと指摘。
「私が『セクシー田中さん』という作品
の核として大切に描いたシーンは、大幅に
カットや削除され、まともに描かれて
おらず、その理由を伺っても、納得の
いくお返事はいただけない」などと
振り返っていた。

芦原さんが加筆修正し、7話まではほぼ
原作通りとなったが、相当に疲弊。
ドラマオリジナル展開の8話~10話に
ついても、「当初の条件は守られず私が
準備したものを大幅に改変した脚本が
まとめて提出されました」と明かした。

特に9話、10話の脚本はベリーダンスの
表現も間違いが多かったとし、「当初の
約束通り、とにかく一度原作者が用意した
あらすじ、セリフをそのまま脚本に
落としていただきたい」、「足りない箇所、
変更箇所、意見はもちろん伺うので、
脚本として改変された形ではなく、
別途相談していただきたい」などと、
小学館を通じ日本テレビへ申し入れを
繰り返したという。

9、10話の脚本を自ら執筆 Xの経緯説明を削除

しかし状況は変わらず、時間も足りなく
なるなどしたため、「日本テレビさん
から8話までの脚本を執筆された方は
9話、10話の脚本には関わらないと
伺ったうえで、9話、10話の脚本は、
プロデューサーの方々のご要望を取り入れ
つつ、私が書かせていただき、脚本として
成立するよう日本テレビさんと専門家
の方とで内容を整えていただく、という
解決策となりました」と伝えた。

ただ、本人は出来に満足がいかなった
ようで、「何とか皆さんにご満足
いただける9話、10話の脚本に
したかったのですが…。素人の私が
見よう見まねで書かせて頂いたので、
私の力不足が露呈する形となり反省
しきりです。漫画『セクシー田中さん』
の原稿の〆切とも重なり、相当短い時間で
脚本を執筆しなければならない状況となり、
推敲を重ねられなかったことも悔いてます」
と悔恨。「9話、10話の脚本にご不満を
もたれた方もいらっしゃるかと思います。
どのような判断がベストだったのか、
今も正直正解が分からずにいますが、
改めて、心よりお詫び申し上げます」
としていた。

芦原さんの行方が分からなくなった28日
には、「攻撃したかったわけじゃなくて。
ごめんなさい」と投稿。その後、この投稿
のみを残し、関連記述は削除された。



不安や悩みの主な相談窓口は、
こころの健康相談統一ダイヤル
(0570・064・556)や、
よりそいホットライン(
0120・279・338)など。

(産経新聞 2024/1/29 19:04)
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これを見ると、テレビ局側(プロデューサー
及び脚本家)は当初から原作者の意向に反し、
当初から原作を軽視した脚本でドラマ化する
ところを、原作者が終始してどうにか原作の
無いように合致するものにしていたという
ことがうかがえますし。

そして今は鍵付きアカウントとなっている
テレビ局脚本家氏の書き込みと合わせて
考えると、テレビ局側プロデューサー及び
脚本家)は、最初はこの原作のキャラと舞台
設定を利用し、自分たちのオリジナル色が
強い内容でドラマとして公開する意図を強く
持っていたと私は感じましたし、同時に、
この方々が原作及び原作者に対して、何ら
リスペクトも無ければ、作品を使わせて
頂いているという精神も無く、自分たちの
自己目的の達成の手段として、この原作を
利用しようとしていたのでは!?と思えて
しまいます。

このような行為をしたプロデューサーや
脚本家を擁護している日本テレビや、テレビ
業界に近い方々の姿勢については、私自身
強く嫌悪していますし、このような姿勢で
有り続ける以上、地上波テレビへの庶民の
信頼は無くなるだけだとも思います。

原作者の命を奪う行為に繋がった今回の
シナリオ改編&ドラマ脚本家による
「お気持ち」表明、どう責任を取るのか
……追い続けていきたいと思います。