diary 万博。開催するのなら予算の全体像を示せ | Love! Music& Love! Life

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☆12月16日☆

今年も残すは15日となりましたが、全然、年末
(歳末)という感じにならない今日この頃です。

さて、予算が当初予算より大きく増えている
大阪市の夢洲で開催予定の大阪・感愛万博に
ついてですが。

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【万博】吉村知事 懸念される「運営費の赤字」
めぐりMBS記者に逆質問…「維新が負担すべき」
の大合唱
https://smart-flash.jp/sociopolitics/265544/1/1/

12月14日、日本国際博覧会協会(万博協会)
は、2025年大阪・関西万博の運営費を当初
計画の809億円から1.4倍となる1160億円に
増額する方針を示した。

協会は、入場券販売や会場内の飲食店での
収入を運営費に充てる方針だ。入場券が計
画通り売れなければ、収支が赤字に陥る
可能性もある。

だが、12月7日の国会答弁で、西村康稔・
前経済産業相は、運営費で赤字が出たと
しても「国として補填することは考えて
いない」と明言。

12月11日には、吉村洋文知事が、西村氏の
発言を念頭に、「大阪府・市は負担しない」
と予防線を張っていた。

12月14日、吉村氏の囲み取材では、
運営費で赤字が出た場合の対応に質問が
集中。MBS(毎日放送)記者と吉村氏の
やり取りが、SNSで注目を集めた。

MBSの記者が、運営費で赤字が出た場合、
だれが負担するか宙に浮いたままである点に
関して見解を問うと、吉村氏はこう答えた。

「いまの段階で言えることは徹底的に厳格に
(収支を)管理していくしかない。もちろん
(赤字になる)可能性もある。でも国は、
いまの段階では国会答弁で『運営費の赤字を
補填しない』と言っている。国主体の事業、
国主体の万博なので、大阪府市がそれを
負担することがないというのは当然のこと。
それを申し上げた」

MBSの記者がさらに、「一般の感覚として、
大きなプロジェクトで赤字になった場合の
シミュレーションをしていないのはどういう
ことなのかと。世間のズレとのギャップを
どう埋めていくのか?」と問うと、
吉村氏はこう答えた。

「赤字になった場合、ならなかった場合の
シミュレーションをこれからやっていく
必要はある。だからこそ、収支計画の
シミュレーションをしないといけない。
万一、赤字になった場合の議論はあると思う。
国はいま『負担しない』と言っているわけ
だから。その前提が変わらないかぎり、
経済(界)が負担するわけはない。
大阪府市が負担するわけでは当然ない。
いまは、厳格な収支管理の仕組みを作って
いくのが重要。

国が『赤字は負担しない』と言っているのは
国会答弁なので重たいと思う。その趣旨を
僕なりに解釈すると、税で赤字を負担すると
始まる前から宣言すれば、支出もガバガバに
なるし、収入を上げる努力もゆるんでしまう。
とくに今回は収入と支出が変動する事業
なので。いまの段階では、国が負担しない
赤字を大阪府市が負担するわけはありえない」

MBSの記者がさらに、「吉村知事は、
『万博は国が主催するけど、大阪府市も開催
自治体として責任を負う立場だ』と繰り返し
発言してきた。赤字の件に関しては、これまで
の発言と矛盾する部分があるのではないか?」
と指摘すると、吉村氏はこう答えた。

「たとえばMBSが大きなイベントをやる。
そのとき、もし赤字が出たら大阪府が全額
負担すると言ったら管理体制はどうなるか?
そういうことを考えないといけない。地元の
責任者、万博の責任者だと思っているから
こそ、運営費をより厳格に管理し、その
仕組みを作っていくよう提案をしている。
当事者であり、責任者であるからこそ、
提案している」

吉村氏は、4月の大阪府知事選の街頭演説で、
万博に関してこう発言してきた。

「(万博に)ぼく自身は誘致時代から
関わってきました。松井(一郎・前大阪市長)
さんがいなくなるなかで、責任をもって
2025年大阪・関西万博を最後までやりきり
たい。素晴らしい万博を作りたい。そういう
思いで今回、立候補いたしました。

あの夢洲エリアに150カ国が集まるんですよ。
あのペンペン草のあの島に。ありえないです。
こんなの。負の遺産だったところに。

みなさん、2025年の万博ですけど、
あと2年後、かならず成功させますから。
ぜひみなさん来てくださいね」

SNSでは、MBS記者とのやり取りでの、
吉村氏の「逆質問」に批判が集まっている。

《MBSがイベントやるなら【民間企業】です
から、行政が関与することではありません。
万博は国の事業、大阪府市が主導で進めて
来た【公】の事業ですから、赤字なら「公」
として責任を負うべき。吉村さん、
【『「公」』】の意味、わかってます?》

《「開催自治体として責任もつ立場」「僕が
責任をもってやりきる」と喧伝してきた#吉村
洋文 万博運営費1.4倍増が示され赤字濃厚に
なったにも関わらず「府は赤字負担しない」
とした件を追及され、MBSがどうのと意味
不明の言い訳で煙に巻く不誠実「僕が責任を」
と言うなら赤字は維新が負担すべきだ》

《MBSには無闇に絡むんだよな…橋下、
松井さんからの慣習なの?しかもだよ、
責任の所在を「万博を責任もってやりきる!」
ってイキってた吉村さんに聞いてる答えが
「MBSのイベント失敗したら大阪府が責任
とるのか!」っていうチンピラか当たり屋
しか使えない論法で逆質問してくるって…
そういうとこやぞ…》

運営費は1.4倍、会場建設費も当初計画から
1.9倍の2350億円に上振れするなか、
吉村氏は4月の知事選で掲げた「(万博を)
かならず成功させます」という公約を
果たすことができるのだろうか。

(Smart FLASH
投稿日:2023.12.15 17:54FLASH編集部)
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相変わらず予算(負担)を巡って混乱が続く
万博ですが。実行するならするで、総額の
予算(会場施設費+インフラ整備費+土壌
対策の費用)を示し、その予算で実行する
ようにするのが筋なのですが。

確かにウクライナ戦争で世界的に影響を
受けたのは想定外ですが、それにしても、
ここまで無責任に予算が増額するのは、
一般社会(民間企業)ではあり得ないと
思います。

そもそも夢洲開催で無ければ、少なくとも
交通インフラや土壌改善費用とか抑える
ことが出来たと思いますし、夢洲開催に
したことで、維新が推進したIR誘致事業と
一体で見られるようになったと考えます。

大阪府民・大阪市民に加太な負担を残す
前に、今一度、万博について考え直すのも
「あり」だと感じるのでした。