今年もCovid でイタリア文化会館の映画フェスティバルが飛んでしまい
本当に残念ですね。
先日のレオンカヴァッロのメランコリックなワルツについて
マストロヤンニの出てくる映画に思いを馳せる、というコメントをいただき、
マストロヤンニも素晴らしい俳優だなあ、、と
うっとり。
かっこよくない役も、どうしようもない役も
軽やかにこなす様は、
モーツァルトを連想してしまいます。
マストロヤンニの長女のバルバラ
繊細で頭が良さそうで、強さと脆さを感じさせる話し方で、なんて素敵な人なんだろう!って思っていたので
亡くなってしまい本当に悲しいです。
最後の方に、マストロヤンニの逸話を何か披露してくれませんか?というインタビュアーに
「妹のキアラも一緒に皆でフィレンツェにいたときに、一人サインをしてくださいと言ってきた人がいて
「ヴィットリオ ガスマンさんですね!どうかサインをください!」とサインペンを差し出されたパパは
もちろんだよと言って、ヴィットリオガスマンとサインをしてたわ。あとで「パパ、なんてことするの!」と言うと「どうしてわざわざ、違うよなんて言ったら、みんな居心地が悪くなるじゃないか!」と答えた。
パパは、本当にシンプルでした」(大体の私の意訳です)