ぼんぼん・青山様
松本の城下町に残る、子供たちの夏の行事で「ぼんぼん・青山様」が伝えられています。
ぼんぼんは女の子の行事、青山様は男の子の行事で、現在は、ほぼ一体の行事として行われています。江戸時代に城下町の町人によって人為的に始まった、娯楽も兼ねた民間信仰に類する行事ということです。
ぼんぼんは小学生以下の女の子が紙で作った花を頭に飾り、浴衣にほうずき提灯をさげポックリ下駄をはいて下の詩を歌いながら町内を流して行きます。
ぼんぼんとても 今日明日ばかり
あさってはお嫁のしおれ草
しおれた草をやぐらにのせて
下からお見ればぼたんの花
ぼたんの花は咲いても散るが (散っても咲くが)
情けのお花は 今ばかり
情けのお花 ホイホイ
以下、7番までの歌詞が残されていますが、今はほとんど1番の歌詞を歌うだけで、それも1年に1度ではなかなか参加者も覚えられないようです。
青山様は「青山神社」という小さな幟(のぼり)を立てた神輿(みこし)をかつぎ、「青山様だい、わっしょいこらしょ」などと掛け声をかけながら町内の各家をまわる行事で賽銭を集める町内も多くあり、神輿をかつぐ者、神輿を休める台を持つ者、賽銭箱を持つ者など、学年によって役割を決めているようです。神輿には先祖の霊を迎えるものといわれる青杉が盛られています。
今回は城下町中心の中央地区のいくつかの町会合同で行われましたが、参加者も子供は70人程度で、年々参加者が減りつつあるようです。
20240808撮影
Peace be with you !
(平和がありますように)
ウクライナ・パレスチナ・ミャンマー・シリアに平和な日常が戻りますように!
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