梓川の化粧柳
例年、この季節になると梓川の化粧柳を訪ねていた。
化粧柳は、もともと、北海道と長野県上高地に自生しているのは知られていたが、60年ほど前から下流の梓川の河原に群生しているのを発見された。現在最下流のものは、梓川と奈良井川の合流地点の群生だと言われている。20年程前まで梓橋の橋下に大きな化粧柳の木が1本立っていたが、大水の際に流されてしまった。
化粧柳は、冬芽の赤い幹に春先、白い粉が吹き遠目に白粉を塗ったように見えることから化粧柳と呼ばれている説が従来の説。最近は赤い幹=化粧と理解する説がガイドブックなどで紹介されているようである。
私が毎年訪ねていた場所は松本市波田の上島付近の小さな群生地だった。
今年、そこを訪ねると、梓川の大規模な護岸工事のため、跡形もなく様変わりしていた。梓川沿いに下流域を探してみると,倭橋の上流側に小さな群生が見つかった。
≪現在行われている護岸工事≫
≪かつて自生していたこの場所の化粧柳≫