安曇野夕暮

　　田植え直後の、この短い季節だけが、夕暮の空を水鏡のように映してくれる。日本の原風景の中で、この水田のある風景は、稲作文化特有の風景である。ヨーロッパの乾燥した農村風景と違い、しっとりとした潤いのある風景、日本の四季の中でこの季節だけに見ることができるなんとも言えないフォトジェニックな風景といえる。なんの変哲もない水田が、多彩な表情を見せてくれる。

　昨年の４月から始めたこのブログがいつの間にか１０１回目となっていた。１年間があっという間に過ぎていった。