穂高神社お船祭り | 安曇野の四季 宮下 鉃 写真ブログ

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信州安曇野の風景写真を中心に信州の櫻・信州の祭りなどを撮影しているカメラマンです。
四季を通じ安曇野の空気感をお届けできればと思っています。
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穂高神社お船祭り
 穂高神社は、本宮が安曇野市穂高にあり、穂高見命を祭神としている。また、奥宮は上高地の明神池に、峰宮として、奥穂高岳の山頂に祭られている。
 穂高見命は、海神(わたつみ)族の祖神であり、安曇族は北九州方面に栄えた一族の末裔とされている。
 お船祭りは、海神族の名残として、毎年9月27日に行われ、船形の山車に穂高人形を飾った大小5艘〔御船は大人船おとなぶねが2艘(穂高区、穂高町区と等々力町とどりきまち区(両町区)、子供船が3艘(穂高区、穂高町区、等々力町区)〕が笛や太鼓のお囃子により、町内から氏子によって神社に曳きいれられる。
 御船は、土台となる車輪の付いた
やぐら腕木うでぎ刎木はねぎを組み合わせ、船上の山には木偶でくと呼ばれる人形を飾り付けている。刎木の下にはナルと呼ばれるさまざまな木の枝によって、前に張り出すように男腹おとこばら、後ろに張り出すように女腹おんなばらを作り出す。男腹・女腹には、それぞれ男女の着物をかけて飾られている。  
 祭りが最も盛り上がるのは、本祭りの2艘の大人船による
激しい衝突が繰り返される勇壮なシーンである。

 お舟祭りやお船の山車等を使う祭りはこの付近には、たくさん見られる。
主なものは、安曇野市 三郷明盛みさとめいせい 熊野神社(船の山車の大きさが最大 8月最終土日)、三郷温みさとゆたか 住吉神社(4月最終土日)、明科 潮神明宮あかしな うしおしんめいぐう(5/4~5)、豊科南穂高 重柳しげやなぎ八幡宮(秋分の日)、松本市 里山辺 須々岐水神社(5/4~5)、諏訪大社 お舟祭り( 8/1)など